- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087486766
感想・レビュー・書評
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大切な人が死んで、会いたいと言われたら私も会いに行くだろうな。
そして一緒に行く。
ヤクザが絡むまさかの展開だけど生と死を考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤川次郎さんの本は初めて読みました。
バスの転落事故で亡くなった死者達から愛する人達にメッセージが来て、戻ってくるとゆうお話。
集合場所のバスターミナルには
妻と子供をなくした人、彼氏をなくした人、妻と孫をなくしたヤクザの社長、憧れの人をなくした女生、夫をなくした妻と夫の会社の秘書など…メッセージを見て集まって来た人たちがバスターミナルの中でかわす人間模様もとても面白かったです。そして、その場に偶然居合せる女子大生2人ルミと法子、このうち法子の命がけの行動はとてもかっこよかったです。愛する人のために命をかけるってとても勇気がいるなと思いました。 -
赤川次郎さんのファンタジー小説
北海道のツアーバスが事故で湖の底に沈み多くの死者が出る。その亡くなった人が一時的に1時間だけ残った愛する人達に合うため現生(バスターミナル)に戻る。そこでおりなす其々の再開を描く。その再開の中にヤクザの親分も居て跡目争いの騒動も連携して面白かった。 -
中学以来の赤川次郎さんの作品。
ファンタジー要素もあるが、余計な説明がないところがうまいと感じた。 -
………
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とても心が温まる本。
バス事故で亡くなってしまった人たちの知人、家族がメッセージを見てある場所に集まってもう一度再会するという話。
伏線にはヤクザの抗争やラブストーリーやらあるが。
失ってしまった人たちとまた会えたことで過去とのケリをつけられたし、この光景を見た人もまた人生を変えようと思ったり、みな未来に向けて歩き始めたなあと思った。 -
2016.4.6(図書館)
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娘の本棚から拝借、20数年振りぐらいの赤川作品。
やはりテンポが良く 次が気になり
あっという間に読み終えました。
ただ バス事故で湖底に沈んだままの死者が
家族のもとに会いに来るという話に
少し冷めた気分のまま読みました。 -
'99.8読了。
手放し本。ファンタジー。 -
2日続けて読んだ死者シリーズ。
前回読んだのがよすぎて、赤川次郎特有の軽さ、読みやすさ、テンポのよさが(死者を扱うという今作では)薄さを出してしまった。 少し展開が読めてしまう所もあり、感情描写なども薄いが「ザ・小説」という感じがした。