KYOKO (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087488838

感想・レビュー・書評

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  • 村上龍の中でもかなり好きな小説。
    ダンスの描写も綺麗だし
    映画化されてるらしいけど、映画はどうなのかしら?
    KYOKOの美しさに憧れるし
    皮肉も面白いし、想像でここまで書けるのはすごいですね。

  • 作者にしては珍しく暴力や性描写の少ない作品。キョウコはしなやかに、『水が高いところから低いところへさらさらと落ちるように』、意志を持って行動する。キョウコは常に肯定的な面のみを読者に見せるためどことなく不自然な印象を受けるが、作者にとっての理想の人間(人間であり、女ではない)を具現化させるとこうなるのかもしれない。
    映画版は、高岡早紀のダンスが酷すぎる…

  • “kyoko”

    丁寧な字でそう書かれた小さなダンスシューズを手に、キョーコは幼いころ自分にダンスを教えてくれた米兵・ホセを探しに単身ニューヨークへ渡る。
    苦労の末見つけた末期のエイズ患者の彼を故郷のマイアミまで連れて行くため、キョーコはハンドルを握った。一風変わった旅の中で、彼女は様々な人と出会う。


    様々な登場人物が語り部となって物語が進んで行く。どんな境遇の人間の目からもキョーコの姿はブレることがない。いつもしなやかに強く、瑞々しい。
    村上龍はクセのある作品が多くて食わず嫌いしていたのだが、この作品はサラリと爽やかに読めた。

  • ずいぶんと昔の読んだのだけれども、生きるとはすばらしいと思った一冊。
    あたりまえだけど、同じ村上でも全く違う作風で龍さんもすばらしい。

  • 面白かった。映画を観てどんなダンスか観たくなったな。読みやすいせいか、情景がすっと浮かんできて、アメリカ行ったことないけど、街のかんじや空気の匂いを想像できた。

  • Kyokoを好きにならない読者はいないと思う。

  • ダンス!!!

  • 先輩からいただいた本。

  • こんなに爽やかな村上龍はちょっとない。

  • 10代の時に読んだけど、えらく感動したんだ。
    文庫で読んだけど、ハードカバー探して買った。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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