- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087520026
感想・レビュー・書評
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「桜の森の満開の下」が収録されているのがポイント高い。「堕落論」は心が萎えた時に自分に喝を入れるために読みたくなる。
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命を懸けた軍人の戦闘を見てるだけで、自分はたばこふかしてるだけのヤツが何いってんだ
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読んでよかった。
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エッセイも小説も面白い。
どの作品にも芸術や美に対する思想が押し出されていて、視点の面白さは言わずもがな勉強になった。 -
タイトルからして中二心をくすぐってくる名著。真面目な学生が生まれて初めて「生きよ、堕ちよ」などという過激な言葉に触れた時に感じる衝撃こそ読書体験の醍醐味。
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もともと人間は長く生きれば、光り輝いていた頃から徐々に堕落してくものなのだ。赤穂浪士の志士を処刑したのは、長く生きながらえて生き恥をさらないようにしたため。軍人の妻で未亡人となった者の結婚をしばらく禁じ得たのは、時期がたてば不倫をしてしまうため。もともと二人の君主に仕えるな、それなら潔く死なば諸共、一つの君主に仕えよという武士道の教えは、こういう規律でも作らない限り、やすやすと他の君主に願えることを見越していたため。こんな元々の人間の行動・思考特性にそぐわない旧来の価値観に縛られるな一度人間の本性というものに立ち返って堕落してみよ、というのがこの本で述べている堕落の意味。とても面白い。
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エゴイストとは時に良い方に傾くのかもしれない。
いや、そんなことはないだろう。盲目なだけだ。 -
あるべき姿とか〇〇道とかよりもありのままの人間の真実、生命の生きようとする力、多様性や強さも弱さもあるしたたかさ、そこに人間性が滲み出しているよう思う。
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堕落論と続堕落論だけちゃんと読んだけどオーすげと思った
孤独な人やアウトサイダーやらに対しての愛を感じる