あたしの手元は10000ボルト (ステファニー・プラム・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (2009年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087605693
感想・レビュー・書評
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このシリーズを読んでいていつも感じることなのですが、ステファニーの魅力は「何人たりともあたし対して指図はさせない」という強さと、バウンティー・ハンターという危険な仕事をしながら銃を持ち歩くのが嫌いという女らしさの同居にあります。モレリに「カップケーキ」と呼ばれるキュートな彼女だが、一旦彼女を怒らせるとだれも彼女を止めることが出来ません。甘いものが大好きで、心優しくか弱い彼女が悪に敢然と立ち向かう姿に、モレリとレンジャーは熱い視線を注ぎ、家族や周りの人々は優しい視線で包み込みます。そしてステファニーの織りなす物語を読んだ私はもう彼女にメロメロです。
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10年前くらいか、このシリーズを初めて読んだときには、ドキドキハラハラ楽しくって、とにかくテンポがよくって、新刊出る度に寝る間も惜しんで読んだものだったんだけどなあ…。
モレリがかっこ良すぎて、クールダウンのために咄嗟に本を閉じたこともあったのになあ。
ネタがだんだん切れてくるのもわかるんだけど、セリフ回しがマンネリ化してキレがなくなった上、ステフの尻が軽い!軽すぎる!
このシリーズ、ここらでもう買うのやーんぴ!って思った。 -
大好きなシリーズですが、前々作あたりからサービス過剰気味。
あんまりやり過ぎると飽きられますぜ、イヴァノヴィッチさん。 -
シリーズ12作目。
ステファニー・プラムもの、快調です。
なぜか逃亡犯が増え、バウンティハンターの新人を募集する事務所。
面接に来るいかれた面々もおかしい。
凄腕のレンジャーが自分の仕事に忙しいためもあったのだが…
ところがそのレンジャーが、若い頃に離婚した妻の元にいる10歳の娘を誘拐したかどで追われることに。
レンジャーを助けようと事情を探るステフ。
モレリとも悪くない関係なのに、レンジャーともやっぱり完全には切れない?
相棒ルーラもめざましい存在感。
ミステリというよりはどたばた、スリル有りのロマンス物って感じだけど〜
ロマンスなら理想的な相手とおさまって終わりなのにそうならず、まだまだ続く?
2006年の作品。
集英社に変わってからは3冊目。2009年3月発行。
原著は順調に発行されているようなのに、日本では止まってしまったかな‥?
数冊目の密度はないし、ややマンネリではあるかもしれないですね~明るい気分で読めるので十分、存在価値はあるんですけど。
ステファニーの気風のよさがいいんですよ。
お菓子やオシャレが大好きでハンサムにも弱い、弱みだらけのようで~いざと言うときには強い、騒動を巻き起こす天才みたいなところ、がね♪ -
このシリーズで一番面白かったと思う。レンジャーの秘密もちょっとのぞけたし、でもどうしてステフはこんなにもてるのか...
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読むとジャンクフードが
おいしそうに見えてくる。。 -
殺人・誘拐の容疑をかけられたレンジャーを助けるステフの話。
謎めいたレンジャーの過去が少しだけ明らかになるとともに、いつもは徹頭徹尾冷静な男が人間臭いところを見せる。
姿を見せない犯人の不気味さとも相まって、久々に緊迫感のある展開だった。
犯人の動機も怖かったけれど、いざ登場してみるとどうもそれまでの行動とキャラクターが合致せず…。
登場人物がみなどこかしら間抜けというのがこのシリーズのミソなんだけど、も少し壊れた怖さがあればよかったのに。
それでもいつもの面子のいつもながらの活躍もあり、嫉妬するモレリも見れたのでシリーズのファンとしては概ね満足だった。 -
作者のイヴァノヴィッチはミステリジャンルに進む前はロマンス小説家だった
そうだ。ここ2、3作のステファニー・プラムといったら事件そっち
のけで完全に三角関係の中心人物としてストーリーをリードして
いる。同時にふたりの男を好きになる場合似たようなタイプに
惹かれるのか、まったく正反対のタイプに惹かれるのか、時と場合
によりけりだが、モレリとレンジャーはふたりともワイルド系。
モレリはワイルド系ホット男、レンジャーはワイルド系クール男に分類される。(個人的な見解ですが‥)どちらにしろすぐに続き
が読みたいのである。さらにルーラとタンクの今後の関係まで
気になるバウンティハンターシリーズです。 -
謎に包まれた男・レンジャーのベールが少しはがれる巻。
レンジャーの前妻と名乗る女が銃をぶっ放しながら現れ、
彼の最愛の娘も誘拐されて、ステファニーももちろん事件に巻き込まれていく。
セクシーできわどいジョークの乱発に笑いが止まりません!