宵山万華鏡

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713039

感想・レビュー・書評

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  • レビューが既に800件、凄いなあ。
    ・出だしは、筆者にしては大人しい内容なのかなと油断...。
    ・あっと言う間に森見ワールド全開。眼が回る。
    ・"夜は短し、歩けよ乙女"と極一部の設定とタイミングがリンクしている。非現実の中に放り出され過ぎる感じが抑えられて、個人的には少し安心。
    ・主人公、という考え方が無い。くるくる回る。
    ・出だしのエピソードにリンクさせて締め。
    ・迷彩的にイメージが爆発展開するのは面白いが、精神的に疲れている時にはちょっと持て余すなあ...。

  • 読了。さすが森見。息を飲むような緊迫感ながらも美しく優しいホラーのような印象。京都のあの蒸し暑い宵山の季節、けどこれから夜が来る少し涼しげな時刻、その夜が来てはいけない、繰り返したらいけない、1つの宵山が色んな人の視点でくるくる描かれた、まさに万華鏡作品。宵山にくるくる振り回される姉妹、画伯、学生たち。そして宵山の雑踏をくるくる泳ぐ軽やかな金魚たち。美しく儚いシーンがくるくる変わる。

    主人公をとりまく人物の短編をパズルのように組み合わせる手法は森見作品によくある。同じ手法と分かっていながらもハラハラする。
    京都の宵山が恐ろしくなるも、京都の無限に広がる謎が魅力で行ってみたくなる。

  • 森見ワールド!馬鹿馬鹿しくて不思議でちょっとこわい夢の世界

  • 2017.5.10読了 50冊目

  • ジャケ買いならぬ装丁買い。

    森見ワールドを期待するも、なんだかちょっと予想外だった。森見さんのシュールな世界観がすきなのに…なんか普通。

    内容はこのままで、もっと文章で世界をつくってほしかった……。

  • 祇園祭の宵山の不思議なお話。

  • 連作の短編集で最後まで読むと最初の一話ももう一度読み返したくなるそんな造りになっていた。
    こういう仕掛けはすきなのだが森見さんの作品にしては最初読みづらかった。
    最初から引き込まれることが多いので読み止まらなくなるまでに時間が掛かった。
    のってくると一気にすすんだけれども。
    夢と現がものすごく曖昧で森見ファンタジーの世界にどっぴりと浸れるそんなお話でした。
    そして金魚や万華鏡や招き猫など和なアイテムが満載で森見ワールドを彩っていてとても好ましかったです。

  • 読解力のない私には、物語の真相たるものがイマイチつかめませんでした;
    いやもしかするとそんなものないのかもしれない?
    森見さんワールドを完全に楽しめるように、また再読します!

  • この、ちょっと寂しいような不思議な感じが、京都の夏だなーとおもう

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||M
    資料ID:50900489

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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