- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713206
感想・レビュー・書評
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代表作とされている『タイム屋文庫』が好みではなかったためなんとなく距離を置いていたものの、昨年読んだ『感応連鎖』がとても良かった(そして既存著作がたくさんあり、図書館に行くと大抵何か借りられる)ので、最近よく読んでいます。本作は "そこに在り得る狂気" を納得させられるのが怖い。
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ちょっと道を踏み外した、イタくて勘違い気味な女たち。
でも、「怖いもの読みたさ」的に引き込まれてしまった。
好みは分かれるかもしれないけど、私は嫌いじゃないな~。
思い込みの激しさがどこか滑稽で、微かに哀しくて。
「朝倉節」が効いてます。 -
容姿に恵まれず、そのせいで他者との関係構築がうまくできない女性ばかり登場する短編集。読んでてイタくなるほどです。さすが朝倉かすみ。でも読後感はよくないですw
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よく分からなかったのと、文体が好みじゃないのと。
いつかもう一度読みたいな。 -
新刊が出たら自動的に読む作家さんなので。
一癖も二癖もありそうな女が主人公の短編集。
ねっとりべたべたっとした内容で、どれも読み心地が悪い。
角田光代さんに読後感が嫌な感じの小説があるけど
それと似ているような。でもそこまででもないような。
角田さんの小説は怖いものみたさで、一度読んでからも
再読したくなる話が多いが、これは再読したくもならない。
やっこさんの題名の話なんか川上弘美さんのように
穏やかな気持ちで読めそうな感じでいて、終わり方はねっとり。
(中年男女が遠くの街へ引越してきて、わけありごっこを
楽しむような感じがにていたんだけど)
読み返したくもならないし、読んで心持がよくなるわけでもない。
題名のとおり、尻切れトンボのような物語ばかりだった。
これを読んで共感する人は少ないだろうな。他人の人生を
ちょっぴり垣間見るような感じかな。 -
こわい。でもわらう。
さくさくと、読んだ。 -
短編集。どの主人公も自分について語る、語る。
短いページ数の中で、誰もがはっとするほど強い個性を残していく。 -
女性が主役の小説って、あまり読んだことがないけど、これはオモロイね。ちょっと、怖い、イタいところが、また最高!
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思いもよらない方向へと登場人物の思考が流れていく。
なんていうか普通じゃない。だから、面白い。
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