静かにしなさい、でないと

著者 :
  • 集英社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713206

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいし、でももう一度読む気はしない、のでこんな評価に・・・・。田村はまだか、が読みたかったんだけどなかったのでこっちにしたら・・・。いやー女のできればみたくない部分をつついてきます。でも確かに上手いです。が、どっちかってゆーと分かってしまう自分がいるのでいたたまれない。

  • へんな人がいっぱい出てきて、ちょっと疲れた。

  • 2010.1.25

    自意識過剰な女性が主人公の短編集。
    「内海さんの経験」
    「どう考えても火夫」
    「静かにしなさい」
    「いつぞや、中華飯店で」
    「素晴らしいわたしたち」
    「やっこさんがいっぱい」
    「ちがいますか」
    読後感があまりよくない。
    朝倉さんの他の作品、読んでみようかどうしようか・・・

  • <table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087713202/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51fYnwIjwsL._SL160_.jpg" alt="静かにしなさい、でないと" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4087713202/yorimichikan-22" target="_blank">静かにしなさい、でないと</a><br />(2009/09)<br />朝倉 かすみ<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087713202/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>自作自演の子犬救出劇を同級生に目撃され、転落していく美少女。カード破産しながらもロハス生活を実践しつづけるカップル。短命の家系に生まれた夫の「ぽっくり」を恐れる中年初婚夫婦etc…「わたし」という容れ物の限界に翻弄される人たちの、哀しくも可笑しい自意識を描いた傑作。</strong></p></blockquote>
    「内海さんの経験」 「どう考えても火夫」 「静かにしなさい」 「いつぞや、中華飯店で」 「素晴らしいわたしたち」 「やっこさんがいっぱい」 「ちがいますか」

    内容紹介の「哀しくも可笑しい自意識」というのが言い得て妙である。どの物語でも目につくのは劣等感。そして、それに気づかない振りをして高みをみつめる、あるいは認めてしまって「でも」と言い訳をする。形はさまざまだが、自分というものをあるがままで認められない人間の哀しさが詰め込まれた一冊である。人間らしいと言えばこれ以上ないほど人間らしいが、その自縛を解いたらもっと楽に生きられるのに、と思わされもする。

       <blockquote><p> ●内海さんは東京に行った。

     ●断っておくが、始めたのは守彦の方だ。

     ●メロンをひと玉ぶらさげて、あの子の家に向かっている。

     ●度会朔子は大きなまちに、昼、着いた。

     ●インテリアは北欧っぽくしたい、ということで私たちの意見が一致した。
     
     ●山崎夫妻が港町に引っ越してきた。

     ●これでも、ひとを見る目はあるほうです。</p></blockquote>
    それぞれの物語の始まりである。なんとなく味わい深い始まり方である。

  • 痛い痛すぎる。女性はホントにいろいろ考えてるよね。男は単純だ。

  • うーーん、渦巻く自意識に翻弄されてしまった。 
    自分より上の人間を見ると辛くなるから下を見て生きていきましょう。
    人の目が気になるのは人間だからしょうがないじゃない。
    そんな『ワタシ』が痛くて黒くて切なくて。そんなお話ばっかりなんですが何か麻薬のようにひきつけられて読み終わってしまってた。

  • 内容紹介読んだときはシュール・ブラックコメディ系かと楽しみにしていたのですが、笑えないほど身につまされます…
    出てくる女の言動に同意はできずとも気持ちは分かるので、読んでると身を切られるくらいの痛みに襲われます。

    読みはじめたのは昨年末だったのに、1作品読むごとに気分が重くなって読了が遅くなりました。
    気分は重くなるけど不快ではないのは、容赦のないリアルな描写にいっそ感服しちゃったからかもしれません。

  • たぶん、男性が読んだら怖いか不快かじゃ?カン違い女や自意識過剰女や逆恨み女がこれでもかとでてくるから。自分の不遇を他人のせいにして、どんどん深みにはまってやばくなっても居直るところがすごい。女性が読んだら、たぶん、イタい。自分の中奥深く蓋をしてる場所に、彼女らと似通ったものが潜んでいそうだから。「やっこさんがいっぱい」だけ、ほっとするお話で毛色が違うのは、それだけ書き下ろしだからだったからですね。読み終わった後は、表紙の人たちが誰か復習してしまいました(笑)

  • この作者は、屈折している人達を書きたいのだろうと思う。申し訳ないが屈折の角度と方向が、どうやら私の好みではない気がする。なんか微妙に好みではないような。

  • 2009/11/18読了

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著者プロフィール

1960 年生まれ。北海道出身。04 年「肝、焼ける」で第72 回小説現代新人賞、09 年「田村はまだか」で第30 回吉川英治文学新人賞、19 年「平場の月」で第35 回山本周五郎賞受賞。

「2021年 『ぼくは朝日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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