- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714425
作品紹介・あらすじ
今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いと-。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望-。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。
感想・レビュー・書評
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卒業式の話。
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高校生6人のそれぞれの卒業の物語
高校生活の終わりに何を思うか。
一つの終わりでもあり、一つの始まりでもある卒業式が舞台の作品から、一歩踏み出したい勇気が欲しい方におすすめしたい一冊。
高校に進学する、進学しないそれぞれの進んだ道にあるものを確かめてほしい。
卒業式の送辞と卒業ライブは、最後に何かやりたい、先輩に卒業してほしくないという思いが溢れ出てるのかなと感じた。確かに先輩が卒業するのは寂しいもんね。
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人は何かを置き去りにして卒業する。置き去りにしないように卒業する。私が置き去りにしたものは何だったろう。何を握りしめて卒業しただろう。私は少女を卒業したけど、卒業のタイミングは学校のチャイム以外にもあっていい。
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はい!青春!
ものすごい青春!
むちゃくちゃ青春!
これ読んで思いました
もう一度、高校生に戻りたい
もう一度、卒業式をしたい
高校の卒業式、ふつうは3月のはじめに行われる
しかし、とある高校は3月25日が卒業式
それは廃校が決まった高校だから
全校生徒のアンケートの結果、取り壊し工事が始まる前日の3月25日に卒業式が行われることに決まった
在校生も卒業生といっしょに、この高校に別れを告げる
舞台はいろいろなさよならと旅立ちが詰め込まれた最後の卒業式の一日
大好きな先生との別れ
退学してしまった長馴染と迎える卒業式
卒業する先輩へ送辞で贈る愛の告白
卒業後、別々の道へ進む大好きな彼に告げる別れの告白
ただひとり心を許せる親友との別れ
彼女たちにとっては今までで一番大きな、大切な、忘れることのできない一日だろう
いや〜、素敵!
若いっていいなぁ!
私も卒業式のあの日を思い出しましたよ!
おっさんの青春時代には興味がないと思うので語りませんが…w-
かなさん、おっさんの青春の1ページですか〜w
恥ずかしいなぁ…(/ω・\)キャッ♡
渡り廊下から見るあの子の姿…
放課後の教室…
部活終わ...かなさん、おっさんの青春の1ページですか〜w
恥ずかしいなぁ…(/ω・\)キャッ♡
渡り廊下から見るあの子の姿…
放課後の教室…
部活終わりの校門で…
やっべ〜、マジで恥ずかしくなってきました!!!
青春から逃げろ〜ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
2023/10/08 -
おっさんの青春の1ページ、読んじゃいました。
素敵です。目に浮かぶよう…( ⸝⸝っ·̫ •⸝⸝ )ハズカシ
1Qさん、詩を書いてみたら?才...おっさんの青春の1ページ、読んじゃいました。
素敵です。目に浮かぶよう…( ⸝⸝っ·̫ •⸝⸝ )ハズカシ
1Qさん、詩を書いてみたら?才能アリかも。2023/10/08 -
なおなおさん、なんてことを言い出すんですか!?
詩ですって?
恥ずかしい〜Σ(´∀`;)
私を誰だか知ってますよね…
絵心なし、字が汚い、音...なおなおさん、なんてことを言い出すんですか!?
詩ですって?
恥ずかしい〜Σ(´∀`;)
私を誰だか知ってますよね…
絵心なし、字が汚い、音痴な私ですよ!w
ハードルが高すぎます!w2023/10/08
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桐島を読んだ時も思ったけど、朝井さんが書く学生たちにはスクールカーストがまとわりついてると思う。
学校が舞台になると、どうしてもカースト上位の子が主役な物語になりがちで、クラスで目立たないグループの子は脇役扱いなことが多いと思う。
ただ、この本にはカースト上位の子のストーリーはなかった気がして。
誰しも自分が主役の毎日を生きてるって、そんな当たり前なことにスポットライトを当ててくれる短編集でした。高校生という時間軸だからこそ、卒業式の1日に起こったこと、そこに込められた感情がより鮮やかなんだと思う。それを丁寧に書き上げる朝井さんがやっぱりすごい。 -
朝井リョウ『少女は卒業しない』
2012年 集英社
廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。
少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。
7つの物語、短編集のようだけど、それらはすべて同じ舞台、設定の中にあり多方面からのアプローチによる全構築。朝井リョウさんらしい作品だと思いました。
自分にとっての高校時代なんて大昔だし、時代も違うけど、すっと腑に落ちるというか、心に染み入ってくる物語でした。
朝井リョウさんの作品、やっぱり好きだなあ。 -
廃校が決まった学校で紡がれる7つの物語。
色んな視点からみれて面白かったなあ -
天才だな、この人。
最初、今回のは自分に縁ないなぁ〜、
と思って読んでたけど、
最後のほうは涙が出そうだった。
笑わせるポイントを入れながら。
だからこそ泣けてくるのかもな。 -
軽く読めたけどきれいすぎて朝から読むと病みました
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「桐島、部活やめるってよ」の少女版!
瑞々しい青春が詰まった群像劇で一気読み。
爆笑必至のエッセイを書く朝井さんからは想像できないほどの甘酸っぱさで、そのギャップがとても良い!