ホテルローヤル

著者 :
  • 集英社
3.07
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感想 : 827
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714920

感想・レビュー・書評

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  • ホテルローヤルが廃墟と化した時から、建設される時代へと、遡り描かれた7つのストーリー。登場人物が全て、裏切られたり、底辺の生活をしていたりと言った感じで、今にも雨が降り出しそうな黒い雲が立ち込めた空みたいなイメージでした。私はイマイチだと感じましたが、好き嫌いがハッキリわかれる作品だろうな。

  • 直木賞受賞作!図書館で借りて。
    なんか色々と考えさせてられるお話だったなあ
    一つひとつのストーリーが濃かった。

  • 男と女の付き合いが この方法が正解と言うのが無いので面白い、ラブホテルを開業して閉鎖するまで、働く人 休んで行く客 色々な人がこのホテルを通り過ぎて行く 今は使われない「廃墟」のホテル 男も色々 女も色々 人生も色々。

  • いろいろな人間模様。「バブルバス」がいちばん印象に残った。今自分が置かれてる立場と重なる部分があり、切なくなった。

  • どの、ストーリーもなかなか救いがなく、独りよがりか無理繰りに自分に納得させる感じがして、読んでいて楽しくなかったのだけど、
    エロを織り混ぜた三面記事のようなゴシップに群がる心でよみすすんでしまった。

  • 我々の世代の、ラブホテルへの暗く、陰湿なイメージが、いろんなストーリーから炙り出されてくる内容。
    最初はちょっとしたエロ小説みたいな感じだったが、少しずつ引き込まれていき、たった6室の山の上のラブホテルに絡む人生模様を、早く読みたいなぁと思ってしまった。

  • 21世紀という時代に取り残された北海道のはずれ、感情が麻痺し、身体だけになってしまったような女性たち。舞台になった釧路には何度か行ったことがあるが、そこで感じた冷たくて湿っていて重い空気を思い出した。
    おもしろいとは思うけど、あまり好きだとは思えない小説。

  • ホテルローヤルを取り巻く出来事を遡っていく
    読後感も思ったより悪くない

  • 映画を見て原作を知りたくなった。どれも切なさが募るものだった。また、「せんせぇ」のエピソード(ドラマの「高校教師」を思い出す。)がホテルローヤルの出来事として、巧みに映画に取り込まれていて、映画版も良かったかと思っている。

  • バラバラでいて、繋がりがある物語。「皆まで言うな」の言葉のごとく、その後は読者の想像にお任せって感じ。人生いろいろですね。

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著者プロフィール

一九六五年釧路市生まれ。
裁判所職員を経て、二〇〇二年『雪虫』で第82回オール読物新人賞受賞。
著書に『風葬』(文藝春秋)、『氷平原』(文藝春秋)、『凍原』(小学館)、『恋肌』(角川書店)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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