- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716023
感想・レビュー・書評
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特殊な力を持ちつ子供たちと、その孤独に寄り添う大人たちのお話。
最初は短編集かな?と思ったら、途中から繋がって来て、最後の章で子供たちが集結。
最後の章はもっと長くても良かったかも!
独特な世界観があって、かつとても読後感の良い作品でした♪ -
井上夢人さん、岡嶋二人の頃から好きな作家さん。
新作が積読でしたが、読み出すとおもしろい。
短編集なのですが、テーマは超能力。段々最後に向けてああ、こういうことか、と。
やっぱ上手いですよね。こういうのが嫌いでなければおすすかtp。 -
特殊能力を持つゆえ周りから敬遠される6人の短編集。1話、1話終わり方が微妙でなんだろう、これは……と思っていたのだけれども最後の話で全員が集結して人を救う。特殊能力持ちという点で本多孝好の『ストレーヤーズ・クロニクル』を思い出した。
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不思議な力を持つ子どもたちと、彼らの孤独を救う大人たち。みんなで力を合わせれば大丈夫、みたいな。
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久しぶりに井上さんの作品を読みました。
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読んでいるうちにタイトルに納得。なんのことかと思ったら第六感をテーマにしていたらしい。
なんか話がブツ切りでつまらなかったけれど、最後でつなげたのはまあまあよかった。読みやすいし、不思議な話が好きなら気にいると思う。 -
明日起こる惨事を絵に描く力、他人の激しい感情が声として聞こえてしまう力、強く思うだけで空間を切ることができる力、あらゆる虫を引き寄せてしまう力、雷を起こす力、傷を癒す力。超能力とも言える力を持った6人の少年少女たちの葛藤を描く連作短編集。
それぞれの能力は面白いし、最後みんなで力を合わせて問題解決できるのは非常にほっこりしたのだけど、全体的に投げっぱなしなのが気になる……特に雷の子の被害者っていうか加害者の誤解?はどうなったのか……。能力を全面的に良い物として受け入れてくれる飛島先生がいるから、そのへんの人の評価とか誤解とかも特に気にしなくていいし、仲間もいるから孤独じゃないよっていうのが結論だから、意図的に投げっぱなしってことなのかな。あとラストの綾ちゃんはもうちょいちゃんと書いてほしかった。能力にはリスクが伴うっていうのが定石だと思うし、なんか悩みや葛藤があるんだろって書かれてるわりに全然そのへん掘ってくれないので、ただの便利キャラになってしまったのがもったいなかったなぁ。
あした絵はちょっとホラーだった。 -
6人の超能力者
短編というか連作かな。夢物語なんだが、読んでしまう。楽しいストーリーだ。ライトな感じがいいかな。 -
不思議な能力を持ちながらその力を持て余す子供が主人公。
お話を通して子供の無限の可能性を見守り伸ばす大人の存在が必要なんだよって伝わります。
そばにいるよ、あなたを見てるよって伝えるだけで笑顔になってくれたら。
『空気剃刀』がぎゅーとなったけど全部光が見えるから子供達も前を向いて生きていけると思います。