もものかんづめ

  • 集英社
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本棚登録 : 1557
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087727838

作品紹介・あらすじ

漫画とは違う"ももこ"の面白さ。あなたの味方ばなしやズッコケ、失敗等々、漫画とは違う味の白面さ満載。

感想・レビュー・書評

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  • さくらさんワールド。無駄なもの買いが200万はあるというのに、まさかのシンパシー。私も後で後悔の無駄買いが多い人間です。ワラエナイ。(メルカリにはお世話になりっぱなし)楽天家のさくらさんが明るく日常の出来事を語られていてほんわかします。素敵な方だなぁ。

  • TARAKOさんがお亡くなりになったことがきっかけで図書館で借りてきました。ちびまる子ちゃんのアニメのトホホ感+毒強めのエッセイ集でした。「メルヘン翁」はトホホ感と毒がいい配分の一作でした。

  • 図書館で笑いを押し殺して読んだ。

    25
    こんな身軽な老婆がいようか?

  • 某出版社の読書ビンゴで指定されていたので手に取りました。「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの友蔵じいさんが、現実では家族から嫌われていたり、二千匹のスズムシとか3000坪の庭がある屋敷とか、虚実が入り交じったエッセー。

    天皇の裏焼き写真など、古さを感じるところもありましたが楽しく読みました。

    「その後の話」でガン検診の言葉を見つけてドキリとする。今でもさくらももこさんが亡くなったことが実感出来ずにいます。

  • キートン山田さんとまるこの声で再生される。
    すこし時代を感じつつ、91年にこんな攻めたエッセイかけた人いたのだろうか、と感じた。
    短編が淡々と続く、読みやすいエッセイ。

  • 【目次】
    奇跡の水虫治療
    極楽通い
    健康食品三昧
    明け方のつぶやき
    メルヘン翁
    恐怖との直面
    サルになった日
    無意味な合宿
    乙女のバカ心
    宴会用の女
    意図のない話
    スズムシ算
    底なし銭湯
    金持ちの友人
    週刊誌のオナラ
    結婚することになった
    その後の話

  • さくらももこらしいユーモラスなエッセイ。一番良かったのは"乙女のバカ心"。読んでるこちらも恥ずかしくなる内容で笑った。

  • ちびまる子ちゃんの様なほんわかしたイメージでくるまれた内容は、アングラで毒々しく嘘のない世界。
    心情の表現手段としての言葉選びも絶妙。
    素直に面白いです。笑いすぎて涙出た。

  • 朝井リョウ氏やAマッソ加納氏がさくらももこ好きと聞き、お正月にさくらももこのオールナイトニッポンを聞いてもう読んでみたくなった。
    自分は朝井氏のエッセイが元々大好きで、「さくらももこエッセイがバイブル」みたいなことを常々聞いていたので期待値爆上がりだったけど、それでも期待を超えてきた。
    売れるだけある。

    やや毒な親を持っている私としては「メルヘン翁」は違和感無かったが批判する人もいるんだなあという感想。

    青山のカフェにいた他人の会話で恋人と別れずに済んで結婚まで行ったのはとってもいい話。


    どの話も面白いんだけど、自分が特に気に入った言い回しは以下。スズムシの話のとこ。
    「わざわざ宇宙から侵略しようと企んでやってきた昆虫(エイリアン)の一部なのであるから、せめて“日清ヤキソバ『UFO』”のカラ容器に入れて空輸するくらいの配慮は必要ではないかと、私は地球人として思った。」

  • 数年振りに再読しましたが、さくらももこ
    先生のエッセイの面白さは不変です。
    読書中に声を出して笑う姿を時折家族から不審がられてしまいました。

    水虫になったのに、病院に通わずに独自の治療法で完治を目指そうとする無鉄砲さ。
    親族から止められても怪しさ満点の睡眠学習枕に手を出す好奇心。
    祖父の死をユーモアに変えるセンス。

    さくらももこ先生の魅力がこれでもかと詰め込まれた作品になっていると思います。
    表現は多少誇張して書かれていますが、誇張し過ぎず、情景が目に浮かぶ様な丁度いい線を突いてくる所が、好きです。

    辛い事があっても、「おし、頑張ろう」という前向きな気持ちにもさせてくれる本です。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さくらももこの作品

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