- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087742336
感想・レビュー・書評
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駿くん、良いなぁ。うらやましいなぁ。
ピノコちゃん、何て良い子なんだ!
村山由佳さんの青春群像。比較的すっきりとした構成で、揺れ動く、しかし真を貫き通す心情を流れるように描いていますね。これもまた、映像が浮かぶような心地がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛ってムツカシイ、と感じました。高瀬の視点で語ってるので、ピノコの存在が微妙だったけど、私はピノコの気持ちが痛いほど分かりました。
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いろいろありながらもこんな風に終わる、懐かしい村山由香という感じでした。
ゆっくりと時が過ぎていく時代ならではの物語でした。 -
2021.10
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この本も、切ないねえ。でも、『天使の卵』と違って、終わり方に希望があるのがいいなあ。こっちの方が、好きかも。
それにしても、シンクパッド220とパソコン通信の時代ですよ、設定が。渋い、渋すぎ。パソコン通信のメールって、当時は画期的だと思ったけど、携帯のメールに比べると不便。ゆったりとした時代でした。 -
恋人が二人、僕の心に棲み始めた! 凄い音を創りたい、と願う音声技師・俊太郎。夢まではまだ遠いが、二人の女性が僕の前に現れ、思いがけず、深く眠っていた感情が呼び覚まされる。青春小説。 (amazonより抜粋)
印象的には「愛」と「恋」っていう感じでしょうか。相手にしてあげたいと思うだけ。相手からにもしてもらいたいと思う気持ち。スラスラ読めました。ただ綺麗な感じ。ゆえに「普通」と思ってしまう。 -
村山さんの描かれる登場人物は純粋な人が多いと言う印象がある。だから自分の汚れた部分を改めて実感することもある。でも時々すごーく村山さんの本が読みたくなるのは汚れた自分に嫌気がさしているからなのかもしれない。いや、言うほど汚れているなんて自覚はないんだけど。この本は珍しく誰も好きになれなかったなー。敢えて挙げるとしたら脇役の人に好感を持ちましたよ。心の中で優柔不断なのは構わないけど、行動として優柔不断な男は嫌いなのです。それは性別関係ないんだけどね。人を期待させたり、人を傷つけたり、優柔不断な感情はどうにもマイナスに動いてしまうような気がします。もちろんすぱっと決断したのに後になっていつまでもぐちぐち後悔するような人もイヤだけど、恋愛に関してはどっちつかずな態度をすることはマナー違反だと私は思っているのでどうも俊太郎君が好きになれなかったなー。でも恋人がいるからって他の人にときめいてしまう気持ちは分かるよ。現に私だって結婚してるのに7つも年下のエロカッコ可愛い子に恋してますから。ふふふ。
村山さんの作品で1番好きなのは「すべての雲は銀の…」です。これを越えるものにはまだ出会っていません。この本を読むと人に優しくなれる。 -
内容(「BOOK」データベースより)
すばらしい音を創りたい。が、夢までは遠い。未熟な音声技師・俊太郎が恋と夢を追い、時を駆ける。ほろ苦く、過激にせつない、清冽な青春小説。
内容(「MARC」データベースより)
すばらしい音を創りたい。しかし夢までは遠い。未熟な音声技師・俊太郎が夢を追い、時を駆ける。そして、恋人がふたり彼の心に棲み始め、深く眠った魂が呼び覚まされ…。ほろ苦く、過激にせつない、清冽な青春小説。 -
10年以上前の作品ですね。PCもネットじゃなくパソ通でした(笑)僕はニフティに登録していましたが、IDでのメールの送付間違いってのは・・ありました〜(^^;
元同級生の彼女と年上の女優で揺れ動く主人公。まぁ、村山さんの得意パターンかな?しかし主人公は優柔不断で身勝手だし、彼女も女優も設定はいいのに生かしきれていない。若者向きの青春恋愛物ってのを意識して書いたんでしょうね。せっかくのキャラと舞台がもったいないって気するけど、全般的にはまぁまぁかな〜
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村山作品の男の子って、すごく好き。
とても普通で、真っ直ぐで、少年ぽいところが。
なんだか清らかなカンジ。
ど真ん中ストレート。