- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747713
感想・レビュー・書評
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何となく難しくて入りこめなかった…切ない話だったなァ(´・_・`)空白の『あいしてる』は泣けた☆
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図書館で借りた作品。主人公がプロポーズをした女性が同じ日に自殺し、主人公は唯一の目撃者である言葉を理解するサルのバースディから真実を探ろうとする話。
設定が興味深く、なかなか事件の手がかりをつかめない様子がもどかしくもあり引き込まれます。何か人間の身勝手さも感じてしまった作品ですが、それは自分の深読みかな? -
なるほどって感じ。
パネルの仕組みとかはわかりづらかったけど、最後のばーを通しての会話はうるっときた。 -
寝る前に少し読もうと思ったら最後まで読んでしまった。
途中で止められなかったよ。
チンパンジーの言語研究と研究者2名の死がうまく絡んでいる。
バースデイ、ちゃんと人間の言うことがわかっていたんだろうね。
細工なんてしなくてもそこそこ会話ができたのでは? -
読み始めは、なんだか読みにくいな、と思っていました。しかし3分の1を読み終わったあたりからどんどん話に引き込まれていきました。
バースディの使う言葉を使ったゆきとの会話は、普通の人の会話よりも単純な分、ストレートに心に届きました。
しかし、この結果がバースディにとって最良であったかどうかは疑問です。 -
東京都霊長類研究センターで、類人猿の『言語習得プロジェクト』に携わっていた女性研究員が自殺をした。現場を見ていたのは人語を理解するボノボ『バースディ』だった。
女性の恋人であり、プロジェクトの実質リーダーである『真』は、その死に疑問を抱き、『バースディ』との会話を試みる。
正直、前半は、あまり知らない世界や、方向性が見えず、ゆっくりと読んでいたんですが、後半は一気に読み進みました。大きなミステリーとかというわけではなかったんですが、心理的にきました。利権にまつわる人の醜さ。時には純粋な研究心だって、エゴにつながることもある。
なんといっても『バースディ』が可愛い。ある意味、人のエゴの犠牲となった存在ではあるんだろうけど、『真』たちを信頼して甘えたり、応えようと頑張る姿が本当にいじらしかった。なんかもう、ラストは目頭が熱くなりました。 -
不思議なタイトルだな~と思って読み始めてみたが、バースディがボノボの名前だったとは。。。
私は研究室とか実験とは無縁の生活を送ってきましたが、この本を読んでいるとなんとなくそういった光景が目に浮かぶような気がしたのは、筆者のうまさ故でしょうか。
ミステリとしてはイマイチのような気がしますが、小説としては面白かったです。 -
いつかバースディに再会できる日が来るといい・・
荻原さんはほんと締めくくりがうまいと思った。 -
えっ、ミステリーなの?!
バースデイ、野生に戻すのって本当酷な話しだなぁ、って思った。
結局真もバースデイのことは考えていないなぁ。