- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087754421
感想・レビュー・書評
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ディスレクシアのヤンキーと、中学生のいじめれっこが小説を書く話。様々な本が引用されており、それに対しての彼らの感想があったりして興味深かった。様々な人間関係を泥臭く描いている感じ。面白かった。
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武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153119
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面白かった。
長編だったが一気に読んだ。
コンビの小説家の二人の出会いも面白いし、かすみの存在もこの二人の関係に無くてはならないものだったと思う。
ディスレクシア、引きこもりなど社会から見落とされがちな要素も含まれ最後まで興味深く読んだ。
できることなら倉田健人としてもっと活躍してほしかったなあ。
最後の方に「みなさん、さよなら」を連想させる文章もあり、改めて読んでみたくなった。 -
面白かった。ぐいぐい引き込まれた。久しぶりに夢中になって読んだ本。
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2019/5/13
913.6||クボ (3階日本の小説類)
落ちこぼれヤンキー“登”は、いじめをやめさせる代わりに、「小説の朗読をして欲しい」と、いじめられっ子中学生“一真”に持ちかける。
登は幼いころから自由に読み書きができなかったが、一度聞いた物語は一言一句忘れない特技があり、頭の中に湧き出すストーリーを生かしてコンビで作家になることを目指した。 -
インチキじゃない小説を書く
ディスレクシアでヤンキーの登さんと中学生の入江一真がタッグを組んで小説家になる話
年表を作る
プロットを作る(物語をブロックに分ける)
換骨奪胎
小説のなかで小説が書かれていく面白さ -
地味な中学生とチンピラ青年が、ともに小説を書く、というストーリー。
小説を書くにはどうすればよいかを考え、実行していく。
小説の書き方マニュアルとしても使えると思う。小説を書いてみたい、という人には読んでみることをお勧めする。
どんどん読み進めたくなるけれど、同時にしっかり味わいたので敢えてスローダウンして読んだ。
序盤の高揚感から、終盤に向けての破滅の予感、そして結末へ。
あー面白かった! -
これはすごい…と思いながら読んでいたが
最後のところで、鼻の奥が痛くなり涙腺が緩んだ。
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なんだか、近しい人の背中を見送ってばかりいる気がした。だれもが自分から去っていく。そんな思いにとらわれていた。(p.409)