鈍感力

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813722

感想・レビュー・書評

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  • 「鈍感力」
    それはあらゆる物事に対して鈍く、柔軟に対応することを言うらしい。

    逆に敏感だと、ダメージを受けやすく、体にも悪影響がでて良くない。

    元医者という立場から医学的に鈍感であることが重要であることを説いている。
    鈍感=タフといった感じ。

    読者のターゲットとしては神経質、繊細な人に対して、もっとおおらかに楽にいきましょうというメッセージが込められている。

    不満点としては、
    鈍感であることが大事なのはわかるが 
    じゃあどうやったら鈍感になれるのかの説明が足りない点。

    読み手によっては、ただ鈍感な人がうらやましい、それだけの感想で終わってしまう人もいるのでは。

  • 言いたいことは、分かる。一理ある。それは本当だけど、鈍感力浸透度ほぼ100%の某国に住んでいると、正直それはどうかと思う点も多い。世のすべての人が鈍感だったらそれでもいいのだろうけど、著者はダメな接客態度も毎度受け入れられるのだろうか。ある程度の節度があることを前提で、この本を書いたのだと思う。

  • ずっと前に読んだのに感想書くの忘れてしまってた。
     そのくらいどうでもよい本だったってことか・・・。
     書いてあることは、「こういうときこそ鈍感力が必要」ということを
     いろんな場面で述べているのだが、じゃあどういやったら鈍感になれる
     のか?それを教えてくれないで鈍感になれって言われても・・て感じだ。
     図書館の順番待ちが35人というすごい人気だったが、幸い私は会社の
     同僚に貸してもらえた。これが35人も待って読んでたら怒れてしまう。
     ただし、読んでから何週間もたった最近になって、会社でイヤなことが
     あると心の中で「鈍感力!鈍感力!」と唱えている自分に気がつく。
     そういう意味では読んだ甲斐があったのかもしれないが。

  • そう言えば、渡辺淳一氏も整形外科医だったのね。。
    少々極論と言うか、鈍すぎて手遅れになったら…と思う箇所もあるけど、なかなか面白かったです。

    鈍感を1つの才能と言いきる…てことは、KY万歳な訳ですな☆

    確かに、「周りからどう思われてるか」を除けばKYって無敵な気はする。

    とりあえず、花粉や猫の毛に鈍感になりたいです。

  • 小泉元総理が、支持率低下に悩む安倍前総理に対してアドバイスを行ったことでも脚光を浴びた言葉「鈍感力」。まぁ、その安倍前総理も、第168回国会(臨時国会)の所信表明演説の直後に辞任を表明し、国会を混乱に陥れたのも記憶に、まだまだ新しいところです。

    読んでみて、確かに『鈍感力』って、重要なんだなぁと思いました。私は、身に付けたいですね。自分のいろんな悩みが、敏感であることにも原因の一部があるのも理解できました。まぁ、あんまり鈍感では困るでしょうけど、適度に鈍感なのは、この世知辛い世の中を生きていくうえで、必須な素養なのだと思います。

  • 借本。「鈍感」ではなく「強さ」だと思う。共感できなかった。

  • 「鈍感力」と「決断力」を合わせて読むと尚良し!

  • 鈍感力が大切な要素のひとつであることはわかった。
    多少無理やりなところもあるが。
    もう少しハウツー的なところがあったほうがよかったかも。

    しかし、渡辺さんの本はそんなに好きになれないなぁ。

  • 鈍感である者たちの平安は、その他の人たちの支えで成り立っている感謝を忘れてはいけないと思う。こう書いた時点で「鈍感力」は皆無に乏しいだろう。

  • 言いたいことはわかるけど、
    気にする人間に気にしないようにしろっていうのも
    それは別のストレスになる気もするのだけれど。

    母は強しっていうのは納得。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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