鈍感力

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087813722

感想・レビュー・書評

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  • 鈍感力には自信があった。
    最近それも揺らいでる??

    本自体は途中までは医者の観点で語られて、
    φ(゚Д゚ )フムフム…って感じ。
    途中から色っぽいお話、女性の話になてきて、
    著者のかたならではなのかしらね

  • 鈍感=細かい事に気にしない、目的成就の為には鈍感(ぶれない)さも必要なのだと感じた

  • 社会生活では、過剰な反応はプラスではないということはしばしばあると思います。
    この本では、きっと過剰な反応にならないことを、鈍感という用語で表現しているのかもしれません。
    あるいは、能力があれば、過敏にならないことができるという話かもしれません。
    そのため、能力があることを鈍感力という表現をとっているようにも読めます。
    たしかに、発想の逆転で面白い視点だと思いました。

    ps.
    Too muchという言葉があります。
    多すぎるというのはよいことではないという意味で使われるそうです。

    老人力と通じる面があるのかもしれません。

  • 要は細かいこと気にするなってことが書かれてた。
    その一言に要約できてしまう内容だから、さーっと読みました。
    私は普段からプラス思考なので、これといった気づきはなかったけど、
    マイナス思考の人が読めば目からウロコなのかも?

    あとひとつ。
    最後のほうに、子どものいない人生を送っている人に対する軽蔑とも取れる表現あって、
    今どきデリカシーのなさに閉口した。
    医者でしょ?子ども欲しくても授かれなかった人の気持ちぐらい考えろと思う。

  • 合い言葉は素敵な鈍感力w
    確かに心臓強くて鷹揚に生きられれば長生きできるだろうな。ある意味人間社会で生きていく上での進化かもしれん
    鈍感力が高い人は強い!裏山!w

  • 教科書的でわかりやすく、ふむふむと読み流してしまえる本だった。
    全ての物事において鈍感であれ、ということではなく、ある局面においては、少々鈍感な方がいいんだよ、みたいな話。
    渡辺淳一らしく、女性への愛と尊敬に満ちた一冊。

  • 祖母から借りた。ばあちゃんは指南書好きなんだな。
    そうだねえ、って感じで軽く読めた。
    アマゾンの書評がひどくて、そんなにマジになって読まなくても…と
    そっちのほうが気になった。それこそ必要では「鈍感力」ぷぷ。

  • 中庸とか、過ぎたるは及ばざるが如しとか、色んな言葉で語られたことの再確認で、あまり目新しいことがなかった。医師の割には非科学的な記述が目立つ。
    特に男女の語りはあまりに私的で偏りのある断定的な語りで、やや辟易する。こんなこと書いてベストセラーになるのも「鈍感力」の賜物か。

  • 小泉元総理が、支持率低下に悩む安倍前総理に対してアドバイスを行ったことでも脚光を浴びた言葉「鈍感力」。

    「老人力」と言う本が以前大ヒットしたらしい、爾来「○○力」と言う題名の本も大流行したとか・・。

    人間にとって、血をさらさらと流す事が健康的に大切らしい。人体の殆どの血管は神経によってコントロールされ、自律神経と言われている。その中に交感神経と副交感神経が有り、互いに相反するように働くらしい。交感神経は血管を狭め、血圧を上昇させ、副交感神経は血管を広げ血圧を下げる。だから、血管がいつも開いていて血がさらさらと流れる為には副交感神経が支配している状態にしておくことが大切だそうだ。

    交感神経を緊張させる要因は精神的な緊張や不安、苛々、不快感や怒り、憎しみ、寒さ等など・・・・だそうだ。

    そして、副交感神経が支配している状態にする為に、「鈍感力」が求められる。

    また、それぞれの世界で成功をおさめた人々は、才能はもちろん、その底に良い意味での「鈍感力」を秘めているらしい。鈍感は才能であり、ますますそのものを大きくしていく力だと言い切っている。

    五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)の鈍感力の勧めを説明しながら、母性愛の鈍感力の素晴らしさで結んでいる、この著書はある意味、自分がずっと探し求めていたものの答えの一つかも知れないと感じさせてくれた。少しばかり何でもかんでも「鈍感力」と言う言葉にもって行こうとする強引さに首を傾げる事もありはしたが・・・、これも著者が言っている「鈍感力」で細かいことは気にせず「前に進め。」で良いのかもしれない。

    最後に心に残った言葉があったので、書き記したい。

    才能はあるなし、ではなく、如何に引き出されたか否かの違い。世間で言っている、才能がある人とは、しかるべき時にしかるべき方法で、才能を引き出された人の事。そして才能がない人とは、しかるべきときに、潜んでいた才能を引き出してもらえなかった人の事。

    私の人生において、とても勇気づけられた、意味付けをさせてくれた、貴重な言葉に感じた。

  • * 2007年09月25日 12:35記載

    結構前のある雑誌での筆者のインタビューが面白かったので手にとってみた一冊。

    より良い人生を送るためにはいい意味での「鈍感力」が必要だと言う。

    文章は平易だが、簡潔と言うよりは若干冗長な印象を受けた。でも気軽に読めるのでちょっとした空き時間、あるいはテスト前日(当日)だけど全くやる気起きねーーって時に読んでみては(笑)^^

    具体的なエピソードを添えて鈍感力の重要性が示されているが、医者や作家としてのエピソードは一般人(自分)には共感しづらいかも・・

    比較的女性についての分析が多いが、「男性と女性は全く別の生物」だと言い切る筆者にとっては客観的な分析が容易だったからかもしれない。


    とりわけ目新しい内容が書いてあるわけではないけど、実際に実践するのは難しいし、具体的にそれを実践するためのアドバイスやら提言はあまりない。


    ちょっと批判的に書いちゃったけどたまに読み返して自分を見つめ直すにはなかなかいい本だと思う!

    まぁ内容を全面的にポジティブに捉えることができればとても実りのある本かもしれない(そのためにもある意味鈍感力が必要かもしれないが)。



    自分にはいい意味での「鈍感力」がまだまだ足りないと再確認できたのは良かった☆

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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