- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088510682
感想・レビュー・書評
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87年に連載開始した「ジョジョの奇妙な冒険」。1部「ファントムブラッド」は87年、2部「戦闘潮流」は87〜89年、そして3部「スターダストクルセイダース」は89年から92年にそれぞれ雑誌掲載された。
時代はバブルの絶頂と終焉。現在まで至る長期不況の端緒に対応する。『ドラゴンボール』に象徴的な強さのインフレは、しばしば「ジャンプ資本主義」と表現される。本巻より登場するスタンドは、この流れへの抵抗から生まれたと荒木は振り返る。
「当時の格闘系のマンガはトーナメント制で敵と戦っていって、頂点を倒したと思ったらさらに高い頂点が現れる、という作品ばかりだった。でも、それを読んでいると、単純に「この後、どうするんだろう」と僕は思ったんです。絶対に破綻するよね、と。このトーナメント方式をやれば読者に受けるからと、編集部からは言われたんですが、僕はやりたくなかった」
勝負を決定するような絶対的強者は存在しない。どんな能力でも「ものは使いよう」。3部にて明確にされた方針は『遊戯王』のカードゲームなど多くの作品に受け継がれた。
週刊少年ジャンプのアンケート至上主義を、優勝劣敗のドラゴンボール系に対応させるならば、「ものは使いよう」のジョジョ系はジャンプにてどのような位置を占めるのだろうか。 -
2部完。2部はカーズが狡猾である描写となったときに流れが全て変わった気がする。ワムウからの流れで尊厳を保ったまま描写してくれればもっと良かった。
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第2部 ジョセフ・ジョースター編 完
第3部 空条 承太郎篇 スタート -
おもろいなあ
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第三部
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第二部が結着する。第二部の最期の敵はワムウとカーズであったが、二人の闘い方は対照的であった。一人は誇り高く、尊敬に値する敵である。その死に際して「JOJOが無意識のうちにとっていたのは「敬礼」の姿であった」と説明されたほどである。
もう一人は目的のためならば手段を選ばない卑怯者である。先の戦いの感動を一気に台無しにしてしたゲスであった。ジョジョが「てめーの根性は!畑にすてられ、カビがはえてハエもたからねー、カボチャみてえにくさりきってやがるぜ」と非難するほどである。
二人の最後も対照的であった。風の使い手であった一人は「風になった」と形容された。もう一人は「死にたいと思っても死ねない」という状態である。ここにはバトル物の敵キャラクターの両極端のステレオタイプが共に描かれている。両極端のステレオタイプが因果応報になっている。
第二部の次はジョセフの孫・空条承太郎が主人公の第三部「スターダストクルセイダース」である。ここからは波紋に代わり、スタンド(幽波紋)を使った戦いになる。 -
ジョジョといえば三部では?
初期の承太郎の方が好きだな。おじいちゃんと呼ぶ承太郎は新鮮。
対ダービー、対ペットショップ、対ヴァニラアイス辺りが特に好きだ。イギーの変わりようよ。別人(別犬?)すぎる。
やはりエジプトか、いつ出発する?
花京院の魂を賭けるぜ!
この辺りは有名過ぎて笑ってしまう。 -
一人残ったカーズとの最終決戦。
ジョセフは勝てるのか?
第2部、完結。
そして、ジョセフの孫の 空条承太郞が登場する。