STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.23
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感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088702537

感想・レビュー・書評

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  • 「ジョニィ・ジョースターはオレにとって『最大の試練』だ 試練は『克服して必ず殺す』」
    レースは最終局面へ!血の因縁は世界を超えてお互いの目の前に立ち塞がる!覚悟と祈りの物語、ここに終幕ッ!

    「来い!ジョニィ・ジョースターッ!決着は止まる時よりも『早く』着くだろうッ!」
    ラスボスと言えばこの男しかいない!Dio!セルフオマージュたっぷりな展開はシリーズファンなら思わず唸るところ。投げ捨てるマッチと暗転する演出が美しくて好き。躊躇なく周りを犠牲にするのもさすが。

    時の世界にまで入ってくる無限の回転!それを断つために、覚悟を決めたDio。遺体によってすべての幸福を得るために。しかし、幸せになりたいのは彼だけじゃない。ルーシーの幸せへの道。すべての因縁が繋がってくることに鳥肌が立った。そして、ジョニィは自分の足で家に帰る。かけがえのない友とともに。

    怒涛の終盤!そこからのルーシーの駆け引きが素晴らしい。スタンドバトルで魅せるだけじゃなく、非力な人間であろうとも自分にできることを見つけ、行動して道を拓く姿がカッコいい。旅の思い出を振り返るシーンも泣けてくる。

    7部はやっぱり好きだ!ロードムービー的な展開と成長物語、そこに男同士の友情と闘いが加わってむせ返るほど濃い味わい。ジョジョは何回も読み返したくなる雰囲気があるよね。人間賛歌。自分の家に帰るように、また読み返したい。

  • DIOの本体とルーシーの持ってきたDIOの首が合体したのは、1部のセルフオマージュ。
    SBRではこれまで、自らのパロディを散々してきたのだから、これは読む前に想像できたはずなのに・・・くやしい。

    荒木先生の描く絵はどんどん丁寧、綺麗に。
    それとは相反する形でジョジョの奇妙な冒険史上最も”男くさい”ものだったのかもしれない。
    そういう意味では、出番自体は少ないけれど印象的だったキャラクターのリンゴゥは象徴的な存在と言える。

    主人公、ジョニィ・ジョースター。
    試合には負けるし、勝負にも負ける。
    だがしかし、これは「再生の物語」でした。
    再生。マイナスからゼロへ。

  • 久しぶりに漫画を読んだらやめられなくなって、漫画喫茶に行ったり、ゲオで借りたりしながら、2~3週間かけて今日やっと読み終わりました。
    「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部です。第1~4部までは読んだことあるけれど、作品としてはこの第7部が一番好きかもしれない。
    僕が言うのもなんだけど、構想力とか、一つの作品を描ききる力とか、テクニカルな部分はもちろんのこと、その背後にある思想性もシリーズを重ねる毎に着実に深化してしてきていると強く感じる。常にアンテナを張りつつ、よく考え、そしてそのアウトプットを作品に反映させながら一貫したテーマ(人間賛歌)をより深めていこうするその姿勢は素晴らしいものがあると感じます。僕も、仕事は全然違うけれど、そういう姿勢で人生を全うしたいな。

    1巻の巻頭の作者のコメントはとても共感できるので、ここに再録しておきます。あと19巻のディオ(withホット・パンツ)の対大統領戦は(僕の知る限り)漫画史上でも屈指の名勝負だと思う!
    そしてアメリカ行きたい!笑

  • 全てに感謝しかない
    紛うことなき傑作

  • 最後数巻は一気に読んでしまった。
    一気に読ませるだけのスピード感を保ちつつ、シリーズを通して貫かれてい人の意志への称賛は、他のシリーズにも劣らない。

    特に、主要人物の一人であるルーシーを軸とした話は非常に良かった。
    女性と言う意味では、リサリサや、トリッシュや、ジョリーンも過去のシリーズで活躍していたけれど、皆何かしらの能力者だった。他のキャラクタが、時空を超えたり、時間を止めたりする中、彼女にはなんの能力もない。
    そんな圧倒的に不利な状況下で、自分と夫のために戦い成長する姿は、ジョジョシリーズのテーマとなっている人間賛歌を体現した存在といえるのではないだろうか。

    それにしても昔に比べて、絵もそうだけど構図がカッコよくなっている気がするなぁ。見た目が若いと言われる荒木氏ですが、どっちかと言うと50歳を超えた時点で書かれた本作にバンバン新しい構図やら描き方を入れてきていることに、驚きを禁じ得ない。

  • ルーシー周りのあれこれがとても良かった。非力な一般人の少女なりの涙まみれの戦いっぷりが、スタンド戦に全然見劣ってなかった。

  • SBR全巻のレビュー。
    壮大さが6部に負けずとも劣らずで、すべてがハッピーエンドに終わらないところがやっぱりジョジョらしさだと改めて思い知らされた…
    そんなところが好きだ!

    ジョニィがジャイロの死体をかついで船に乗った時に、タスクの「ニョホ」がすごいもう…もう…;;
    ツェペリ一族が本当に短命すぎて、一部二部三部と合わせて読むのがオススメ。

  • スティール・ボール・ランは最後2巻で一気に好きになった。1~6部のバトルの疾走感がゴール前で戻ってきた感じ。ディエゴが包みを開いた瞬間は圧巻。

  • 最終巻。

    「無駄無駄無駄無駄無駄アァア!!」

    は、やっぱり(?)良い物ですね。

    しかし、この人のマンガって、勢いがあってすごいです。
    「ハチワンダイバー」とコレは、勢いだけで読まされている気がします。そして、これからもきっと、続く限り読んでいく。

  • ついに最終巻。表紙が素晴らしい。SBRは表紙が全て素晴らしかった。ストーリーは、まああまりつべこべ言わなくてもよいと思う。スティールとルーシー。どうなったんだろう。ジョジョ、どうなったんだろう。さらっと結末。

  •  完結巻なので基本構造は割愛。
     最後まで、わたしが期待する「ジョジョ」は始まらなかった。
     この巻でこの世界線と6部までの世界線が融合して一つの流れに回帰したり…、時間を操る最強の敵を全く別の辻褄で攻略するとか、そんな展開だったらなぁと。
     正直、ジョジョっぽい世界で雑にパロディしているよく解らない話のまま終わってしまった。
     同じ話であっても、もっと丁寧に展開してくれていたら待てた感想も違ったかも知れない。
     感想を読むと世間の評判はもの凄くいいようなので、この形が正解だったのは間違いないのでしょう。

  • 半分も理解できてないけどなんでこんなに面白いんだ、、、
    ジョニィとジャイロが仲良くなっていくのが可愛いし切ないしで

  • 第7部完!
    ルーシー…強くなって…(涙)
    同性愛とか、とどめを刺すのが女性だとか(ラスボス倒したのはジョニィだけど)現代に則してきてる感じがした!

  • 再再読。
    読むたびに評価上がるマンガです。
    ツェッペリの血統は生き残れないのがこのシリーズとはいえ、ジャイロが死んだのは凄い悲しいね。

  • 『ジョジョの奇妙な冒険』第7部の最終巻。第6部もそうだったけど、最後の展開が早すぎて残念。

  • 「幸せ」とは「善悪の区別や、美徳や敬うべきものが、本能的に理解できる」という「清らか」さによって得られるもの
    最終巻は簡潔に完結
    レースの描写を最初期のころ分くらいは欲しかったけれども
    流石の力量で美しい幕引きだった
    全体を通しては
    変わらず戦うことであがき生きる様を
    これまでと変わらずこれまでと重ねず変え続け
    描き続けてていて素晴らしい
    好みとして第何部が好きかはあるだろうけれども
    この作者の作品は変わらず大切なものであり続けている
    作者と同時代に生きることは幸せだ

  • コミック

  • 7部完
    ルーシーが出てくるとサスペンス調で面白くなる

  • 1か月くらいで読み終わってしまった。もうちょっとゆっくり読もうと思っていたのに…!


    ココカラネタバレバンバン(´・ω・`)


    まず…ジャイロが死んでしまうことは何となく知っていたのですが、19巻の最後でジャイロが本名を明かしてフラグを立ててしまったので(笑)そこから先は正直読み進めたくなくなりました(´ ; ω ; `) 放っておいても仕方ないので、1週間後くらいには読み始めましたが。

    今までのジョジョとはかなり印象が違い、新鮮で、どんどん引き込まれました。スタンドのビジュアルがほとんど出てこなかったり、主人公であるはずのジョニィが結構ヘタレだったり、それぞれの重い過去が要所要所で明かされていったり…あとは1〜6部のセリフや場面のオマージュ(?)が時々見られ、ファンとしては嬉しい限りでした。

    また、ストーリーとしては多くが語られないまま終わったという感じもしました。結局遺体は誰だったのか、遺体を手にすると具体的にどういうメリットがあるのか、ポコロコやヒガシカタ氏などその他の人達のこと…そして、はっきりとハッピーエンドとは言えない幕引き。だけど読み終えて、とても満足しているので不思議です。また一から読み返すと、わかることもきっとあるのでしょうね。

  • ディオはやっぱり最後までディオなのか。マッチ乱舞が新感覚でかっこよかった。(でも我に返ると、なんでマッチ…)
    回転の概念が良くわからくなってきたラストスパートだったけど、わからないまま読んでも楽しいのがすごい。
    長い長い旅路でした。ジョニィの船出が感慨深いです。

  • そこそこ良かった。長すぎるけど。6部よりは楽しめた

  • こりゃまたすごい終わり方で・・

  • ああ、なんという偉大なせつなさ、time passing thru.

  • 6部の終わり方があれだっただけに、7部の終わり方はすごくスッキリに感じる。相変わらずスタンドバトルは訳がわからないことも多いが、それ以外は悪いところが思い当たらない。今回は特に主人公ふたりの成長を描かれた場面が今までのシリーズにはない所だったように思う。、過去に対する内的な葛藤や、肉親から受けた影響は、いくら成長してもやっぱり人の中にずっとあって、それを乗り越えたり、それを抱えたままでも前に突き進んだりできるところに其の人となりの強さがよく現れるんだろうな、と思う。人間賛歌がジョジョのテーマの一つって作者のインタビューで読んだけど、この第7部が其のテーマに最も相応しい作品になっていると思う。主人公二人はもちろんとして、DIOや大統領の意志の強さもまた、人間、そして人生の素晴らしさを表しているように思う。今まで1部が一番好きだったが、この7部もそれに匹敵する深さがあった。

  •  2013年9月末にSBR全巻セット購入して、1日1巻ルールでぼちぼち読み進めていたが、本日ようやく読破ッ!
     6部が終わってからは疎遠だったジョジョだけどォ、やっぱ良いわーッ!!

     1〜6部も全て揃えて読み返したくなったから、来年は何とか本棚のスペースを確保しなくっちゃだぜッ!!!

  • ディエゴがガソリンでやりかえした…!あえて「やりかえした」と言うけど時止め中マッチの構図かっこいいなこれ…
    ディエゴなりふりかまわなさすぎてちょっと笑ったぞさすがディエゴ

    ルーシー良い女になったなあ覚悟のある素晴らしくかっこいい…
    しかしディエゴさんには幸せになってもらいたかったがどのディエゴさんでも叶わないのか…「遠くへ離れなくては」を言ってくれてうれしい。

    ポコロコのスタンド(?)結局謎だった…

    安らかな表情をするジョニィと後ろのジャイロが好き。

  • 24冊一気読みした感想としてすなおにおもしろかった。
    今までのJOJOの集大成のような作品。
    読ませる力があり、過去作品を知っていれば
    ファンサービスになるシーン多々あり。
    涙腺がゆるむ話もあるし何よりラストが清々しい。

    もう一回始めから読みなおしても発見のある複雑さもあり。
    素直に二周した。
    はまった。

  • 最後良かったー!ジョジョシリーズの集大成って感じがしたなー!
    そんで次はいよいよ「ジョジョリオン」!

  • うおー!
    スゲー良かった!!

    ヴァレンタインが初期から比べて痩せた。
    顎あたりが。

    ま、ジョニイとDIOの戦いはおもろかったし、
    戦いの終わり方も良かった!

    やっぱりDIOいいわ〜!

  • 第5部以降だんだんボスの能力が理解できなくなってくる。しかし異次元から3部のディオがやってくるとは、たまらん。ときどきペンタッチを変えたのかと思うほどの劇画調のコマがある。

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