STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2011年6月3日発売)
4.23
  • (150)
  • (113)
  • (56)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 1438
感想 : 110
5

最後数巻は一気に読んでしまった。
一気に読ませるだけのスピード感を保ちつつ、シリーズを通して貫かれてい人の意志への称賛は、他のシリーズにも劣らない。

特に、主要人物の一人であるルーシーを軸とした話は非常に良かった。
女性と言う意味では、リサリサや、トリッシュや、ジョリーンも過去のシリーズで活躍していたけれど、皆何かしらの能力者だった。他のキャラクタが、時空を超えたり、時間を止めたりする中、彼女にはなんの能力もない。
そんな圧倒的に不利な状況下で、自分と夫のために戦い成長する姿は、ジョジョシリーズのテーマとなっている人間賛歌を体現した存在といえるのではないだろうか。

それにしても昔に比べて、絵もそうだけど構図がカッコよくなっている気がするなぁ。見た目が若いと言われる荒木氏ですが、どっちかと言うと50歳を超えた時点で書かれた本作にバンバン新しい構図やら描き方を入れてきていることに、驚きを禁じ得ない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画−少年
感想投稿日 : 2019年8月4日
読了日 : 2019年8月4日
本棚登録日 : 2019年8月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする