アサギロ~浅葱狼~ (15) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

制作 : ヒラマツ・ ミノル 
  • 小学館
3.29
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本棚登録 : 49
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091275400

作品紹介・あらすじ

隊内異変…「首切り愛次郎」に、危機!


芹沢鴨に腕を見込まれ、切腹した
隊士の介錯役を務めていた佐々木愛次郎。
自らの生き方に悩み、同僚の佐伯に助言されるまま、
想い人宇春と共に壬生浪士組から
脱走することを決意するが…!?

そして長州藩、薩摩藩、会津藩らが
覇権を争う宮中では、情勢を一変させる
一大事が発生する。
歴史の表舞台に嵐が吹きすさぶ中、
壬生浪士組は…!!


【編集担当からのおすすめ情報】
隊としての形をなして行くと同時に、わずかな軋みが生じていく壬生浪士組…
一方で、京都御所では「あの事件」が…! 幕末史の核心部分へ突入して行きます…!

感想・レビュー・書評

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  • 表紙は沖田さんだけど中身は引き続き佐々木愛次郎。佐伯又三郎に誘われ花街へ出かけた愛次郎はそこで虎の調教をしていた中国人少女ユーチェンと再会。彼女を身請けするために借金をする。

    ユーチェンとささやかな所帯を持った愛次郎だが芹沢が彼女に目をつけ、自分の妾に差し出せと言い出す。苦しむ愛次郎に佐伯が脱走を提案。愛次郎に協力するふりをするが、実は佐伯は入隊試験のときから自分を負かした愛次郎を逆恨みしており…。

    またしても師匠の松原さんが助けに入りなんとかハッピーエンド(?)で良かった。ここで松原忠司と佐々木愛次郎は姿を消す。子母澤寛の始末記が創作だったと判明している今となっては、始末記のこの二人のエピソードは史実ではないし、自由に創作された感じ。

    さて長州藩では軍師の真木和泉が公卿たちを手玉にとり暗躍。禁裏から邪魔な会津と薩摩を追い払おうと悪知恵を働かせる。ターゲットにされたのは薩摩の人斬り・田中新兵衛。真木和泉は勝海舟と会って思想転換した姉小路公知を自ら殺害、現場に新兵衛の刀を残して新兵衛に罪を着せる。

    新選組は新兵衛の捕縛にむかい、沖田総司が対峙。新兵衛は捕縛されるが、無実を訴えて証拠の刀で自刃する。

    真木和泉がめっちゃ悪の親玉っぽい。まあこいつがどうなるか知ってるので、安心して読んでます(笑)

  • 厳しい禁令が与太者、食い詰め浪人の集団を本物の侍にするのか⁉︎ 脱落者多数。
    表向きは処分したことになっていても、逃げだせた隊士もいたかもね。愛次郎と宇春、ついでに師匠も無事逃亡。
    後半は朝廷内の派閥争いで、長州が暗躍してます。こういう陰謀劇もしっかり描いていくみたいですね。
    主人公は相変わらずのほほんとしてますが、時代の激流が隊士たちを飲み込もうとしています。

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