- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091368041
感想・レビュー・書評
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1冊まるごと締めくくりのためにあるという感じの運びで、じっくり読めてうれしかった。メインの人物誰もが、読者として願ったところに落ち着いてくれて安心しました。ソータ、ちゃんと素敵な失恋してくれてありがとう。
よくできたフィクションを読んでいて思うのは、決して現実的ではないということ。そもそも、失恋してヤケでパリの名店に飛び込み、伝手もないのに修業させてもらえて、しかもそこの御曹司を連れて帰国するなんて時点でまずありえないかもしれないんですが。
世の中、こんなに賢くて自分と向き合える人ばかりじゃない。たとえばサエコさん。あれが無自覚でずるい女の人だったらいそうな気がするけど、自分のこと理解したうえであれだけの努力をしてるんだったらかっこいいし、そりゃもう尊敬する。そこに気づいて彼女から学び成長した薫子さんも、なかなか真似できません。嫉妬から離れて冷静になるのは案外難しい。
そういう人たちを間近に、「リアルに」感じられて、感情移入できちゃうのがうまいところなんだろうなぁと思う。
無粋な言い方かもしれないけど、たくさん学ばせてもらった物語。私も言葉を尽くして人と関わっていきたいし、何より自分とちゃんと向き合っていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完結。
漫画でもなんでもそうだけど、途中まではいい感じなのに、結末が納得いかなくて好きじゃないカテゴリにいれてしまうことがままあるけど。
これは好き。
妖精さんが下宿しだしたときは、「おーまーえーらー」という感じで嫌だったけど、ラストを読み終えて、おさまるべきところにきっちりおさまったし、カップルはわたしの好きな組み合わせに落ち着いてくれたし、と、ほんとに満足。
女性陣がやっぱりいいわー。
まつりちゃんの「罰」から学んだこと。
薫子さん、さえこさんの女子トーク。
さらにエレナさんの、爽太に対したときの言葉!態度!
爽太がした「約束」にこめられた想いもよかった。
でも男前度なら、オリビエ王子さまのほうがやっぱり上!(笑)
どのキャラの、どの選択も、応援できる感じ。
別に不倫が悪いとかそんなことはいわないけれど、どうしても暗いところからひかりを二人で見て浸っている感じがして、このふたりの関係性は好きじゃなかった・・・。
このはなしは、明るいところにでてみようよ!というメッセージかな。 -
最終巻。
ドロぐちゃの地獄のような季節がおわり、逃げたり闘ったりして、皆が幸せに。
のたうち回って血反吐を吐き糞尿を啜る地獄だったけれど、その一つの恋が、人生全て、全ての人に繋がる。
素敵な話だった、ね。 -
最終巻。ネタバレしないように書きますが、人生のあらゆることすべて、何もかも起こるべくして起こって、それが様々な形でその人を形成する糧となっているんだな、とストンときた。目には目を、というシーンもあり、どんな形であれそれぞれキチンとケリがついているところも◎ 一番大人だったのは、サエコさんなのかもしれないなー。
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いい最終回だった。
すごく収まるところに収まった感じで綺麗に片付いて、本当に水城先生の漫画なのかと失礼なことを思ってしまった…。
せつない余韻はまさしくという感じだけども。
みんな何かしら不安なところもあるけれど、希望のある最終回でよかった。 -
収まるとこに落ち着いたなという感じ。
薫子さんの想いは切ないままだったけど、新たな恋の芽生えの予感に救われた。
チョコレートが食べたくなるわ。 -
終わっちゃった・・・寂しい。最初のころ大嫌いだったサエコさんのことが、最終的に大好きになってたのが我ながら驚き。今はもうサエコ最高!って思ってる(笑)
薫子さんも前向きになれて良かった。そしてえれなが報われて良かった。 いちばん貧乏くじはまつりちゃんだったけど、オリヴィエは最後までかっこよかった。 -
ついに最終巻!
ドラマとは異なる結末だったし、実際そんな上手くいくのかね?っと思わなくはないけど。。だらだら長く続くストーリーにならなくて良かった。バレンタイン前に最終巻を迎えるとこが憎いよね。 -
ついに完結!
本当にすごい良いマンガだったー。
爽太くんをはじめとして、登場人物が魅力的で。皆が悩みながら自分の人生を切り開いていく姿が素敵でした。
漫画はドラマとは違う結末を迎えるのですが、それぞれに幸せな最後でした。ドラマでいうところのゲスな御曹司・オリヴィエが最後までカッコよかった!笑「僕は王子じゃないよ」と6巻でまつりちゃんに言っておられましたが、最終巻ではめちゃくちゃ王子でしたよ。