さんすくみ (10 完結) (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
4.18
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本棚登録 : 376
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091373076

作品紹介・あらすじ

宗教ジュニア3人組コメディ、感動の完結巻

神社の息子・恭太郎(きょうたろう)、寺の息子・孝仁(たかひと)、教会の息子・工(たくみ)はいつも一緒だった仲良しトリオ。だが、工、孝仁はそれぞれ海外に行くことになり、ひとりぼっちになった恭太郎にも試練が・・・! さらに3人の恋愛模様にも実りの時が来て・・・!?
人生の岐路に立つ3人の成長と未来を描く、感動&感涙の最終巻!

感想・レビュー・書評

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  • 最高の最終巻。
    でも終わってほしくない。

    ネタバレあります

    初見で読んだ感想は、泣いて笑って、さんすくみのいいところが全部詰まってる。
    恋愛の話が主だったけれど、それは彼らの人生の流れがそうだったからにすぎない。
    いままで三人でふざけてきた夏休みも楽しく、いつまでも続いて欲しかったけれど、やっぱり夏休みはおわってしまう。新しい人生が始まるから。

    工くんの「一番大事なことってなに?」が孝仁に言ってるけれどまさに自分に刺さってしまった。痛い。孝仁くんはやっぱり進んでいくのが早い。
    孝仁くんが恭太郎くんに別れをいうシーンでは2人の辛そうな表情に泣いてしまった。

    恭太郎くんは神葬祭で歩みを進めたけれど、2人よりも一歩遅れて、というのが彼らしいと思った。涙を流す恭太郎くんの心情とあいまって泣いてしまった。あと、真弓さんとのペアかわいい…。

    工くんの信念を貫くところがいままでの話を読んでいて納得できるドイツへの旅立ちだった。飄々とした彼だから物語自体を大きく動かせた。弟のインコ研究には笑ったけど。


    全体的な感想を述べると、家族がきちんと描かれている漫画は素晴らしいということ。
    生活や付き合いが見えるということは、人が見えるということだと思う。そんな人がよく見える漫画は理解して共感して納得できて楽しめる。

    最高の漫画でした。

  • 毎度発売を楽しみにしていたさんすくみも、とうとう最終巻に…寂しさでいっぱいです。

    最後はハッピーエンドです。良かったです。
    でもやっぱり展開が駆け足だったなーという感想はありますが、それ以上にとっても素敵な最終巻でした。泣いてしまいました。


    一巻からずっと楽しみに読んできましたが、楽しい時はいつか終わりがくるんですね。別れや出会いを繰り返してそして決心して、前に進んでいかなくてはいけない。最終巻にして、自分の立場と照らして考えてしまいました。

    この絶妙なバランスの3人が好きでした。願わくばその後の3人の続編も描いていただきたいくらいです。
    さんすくみ、大切にして行きたいと思います。

  • とても良い最終巻だった。
    「笑って見送る」の場面では、笑顔になれたのはもちろん、孝仁も笑顔で応じてくれてさらに良かった。
    神葬祭も良かった。泣いてしまった。

    真弓さんの変化は可愛かった。登場したての頃に男のくせに触るなと怒っていたのが懐かしいほど。
    厳しい性格の真弓さんと、叱られつつも主導権を握っている恭太郎の組み合わせが可愛い。

    主役の三人は当初から自身の職(本分)には誠心であたっていたように思う。自身の責任に目が向いて、前に進めて良かった。

    最終回に向けて展開はめまぐるしくもあったが、だからこその前進だったと思うので、良かったと思う。

  • 完結してしまった~
    寂しいけど、おめでとー!
    お幸せに!

    不幸体質だけど案外のほほんとしてる恭太郎くん
    マジメすぎて壁にぶちあたりやすい孝仁くん
    自由奔放で周りを振り回す小悪魔な工くん

    三人それぞれの良いところ悪いところ(面白いところ)を足したり引いたり掛けたり割ったり
    それぞれ跡取り長男の悩みを共有したり手伝いあったり
    誰かひとり、つまづいたり落ち込んでも
    三人寄って、なんだかんだで上手くいったり(いや、そうは上手くいかなかったりw)してたのが面白かったなー

    いつかそのうちお子さんたちも加えて、禰宜、副住職、副牧師という中間管理職の三十路四十路の立場ならではの宗教あるあるの話が読めたらいいのになー
    と思ってしまう

  • 神社の息子、恭太郎
    寺の息子、孝仁
    教会の息子、工
    宗教違いの仲良し三人組が織りなす日常?コメディー。
    独特の間とテンポと表情と、愉快で優しい登場人物達、
    気負わず読めてクセになる面白さで好きです。
    これからもずっと続いていくであろう友情にほっこり。

  • 202103/全10巻まとめて。奈良を舞台に友人同士である神主の息子・恭太郎、住職の息子・孝仁、牧師の息子・工による宗教法人ネタをからめた年頃男子の日常モノ。「数字であそぼ。」が面白かったのでこちらも読んでみたら、これまた面白かった!いくつか無理やりなエピソードもあったけど、基本的にギャグはさみつつ時にはじーんとさせられたり、うまくできてた。

  • ヘタレだったり、堅物だったり、変態だったり。神社、寺、教会の将来が危ぶまれていた、それぞれの跡取り息子たち。
    立派かどうかはわからないけど、どうにか一人前に成長できました。3人の別れ、そして再会の最終巻。大満足な幕引きです。

  • ※『読経しちゃうぞ!』及び、『さんすくみ』全10巻の感想をまとめてこちらに。

    『さんすくみ』は、読みきりシリーズ『読経しちゃうぞ!』を経て連載化した作品。
    宮司の息子・恭太郎,住職の息子・孝仁,牧師の息子・工という寺社仏閣教会トリオが織り成す、新感覚コメディーである。

    宗教法人の知られざる悲喜こもごも、若き聖職者である彼らが家業と恋愛に悩む様などを知ることができて、とても面白かった!
    最初はヘタレな3人だったけど、それぞれ守るもの,追い求めるもの,目指すもの~ができて三者三様の答えを見つけられたことで、最後はみんな本当によく成長したなーって思った*

    メインの3人はもちろん、それぞれの家族や先生,友達たちも、なかなかクセのある人たちで楽しかったぁ☆-d(^∀^〃)
    3人の親たちが集まって語り合う、巻末おまけマンガ「母談義」(5巻)や「父談義」(7巻)も笑えたw

    いやー、とにかく面白くて為になるお話だった!!
    (あと、奈良の魅力再発見♪ なマンガだった。笑)

  • ささきのりこさんの古い作品を思い出すような、端正でまったりとしたところが魅力、と思ってたら最終巻ドラマチックで感動させられてしまった…
    まゆみさんかわええ
    全体的に絵がすてきでした

  • 思いがけず、泣ける最終巻でした。

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