- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091401069
作品紹介・あらすじ
●日本を代表する漫画家藤子・F・不二雄先生の傑作作品『ドラえもん』。未来の国からやってきたごぞんじ、ネコ型ロボットのドラえもんが親友のび太とともにくりひろげる友情ファンタジー。四次元ポケットから取りだされる不思議な道具で日本じゅうを笑いに包みこむ。しずちゃんやスネ夫、それにジャイアンも元気いっぱい。大きな夢をあたえてくれるワクワクドキドキ素敵な道具でキミを心温まるドラえもんワールドにご案内。
▼第1話/音のない世界▼第2話/時間貯金箱▼第3話/オールシーズンバッジ▼第4話/りっぱなパパになるぞ!▼第5話/お金なんか大きらい!▼第6話/デラックスライト▼第7話/立ちユメぼう▼第8話/四次元ポケット▼第9話/ナゲーなげなわ▼第10話/びっくり箱ステッキ▼第11話/ドロン葉▼第12話/モノモース▼第13話/ウルトラよろい▼第14話/シンガーソングライター▼第15話/いっすんぼうし▼第16話/サハラ砂漠で勉強はできない▼第17話/雲ざいくで遊ぼう▼第18話/あらかじめ日記はおそろしい▼第19話/パパもあまえんぼ▼第20話/宇宙ターザン
感想・レビュー・書評
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2020.11.27
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達也さんリリース
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『りっぱなパパになるぞ!』
『パパもあまえんぼ』
など、文句なしの傑作はもちろんのこと、ドラえもんの「アホかきみは」という台詞と絵が好事家好みの『雲ざいくで遊ぼう』、なにより「パパ! ぼくらをのこして、なぜ死んだ」で笑わざるを得ない(もちろん実際にはトラックにはねられて死んでなどいない)『立ちユメぼう』など、やっぱり名作揃い。 -
恐竜。
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「ドラえもん」を全巻読まなくては!
と思い立ったのは高校2年の時。なぜか、理由は忘れた。
もしかしたら、そのころ地元で「ドラえもん展」なるものをやっていたのかもしれない。
おそらく多くの人がそうであるように、子供のころは、うちでは、マンガといえば「ドラえもん」だった。
自分をつくったもの、を考えるとき、「ドラえもん」は確かに外すことが出来ない。
この16巻には、「パパもあまえんぼ」が収められている。
そのドラえもんとのび太の会話
ドラ「おとなってかわいそうだね」
のび「どうして?」
「自分より大きなものがいないもの。よりかかってあまえたり、しかってくれる人がいないんだもの」
「そういう考えかたもあるか」
ドラえもんの「おとな論」、読めば確かにそうかもなぁと思わせる。
けど、のび太のセリフがどうしても忘れられなかった。
「そういう考えかたもあるか」
なんというか、ドラの言葉を「そうかもね」と認めておきながら、でもやっぱり大人は「かわいそう」なだけじゃない、それはそれとしてけっこういいもんかもよ、と考えているように見えてならない。こののび太、小六の目つきじゃない。
これを読んでからというもの、「そういう考えかたもあるか」は自分の一つの指針になった。
向き合って、認め合えるのび太、エライな。
人嫌いじゃダメだな、と思った本。(って大ゲサすぎ!のび太のくせに。) -
「ドラえもん」のテレビアニメがスタートした1979年1月の発行。76年にコロコロコミック創刊、80年には映画第一作「のび太の恐竜」公開され、藤子不二雄賞(新人漫画賞)が設立されるという流れを考えると、まさにドラえもんブームの真っ只中で出版された一冊だろう。
収録作品は「音のない世界」「四次元ポケット」「宇宙ターザン」「パパもあまえんぼ」など。新しい道具が出てくるというよりは、定番の道具を使って展開される物語も多い。
また「ウルトラよろい」はひみつ道具が一切登場しない大変めずらしい話。ときに「ワンパターン漫画」と言われる(私はそうは思いません!!)話作りを逆手にとった秀作!!
あと個人的に大好きな「立ちユメぼう」もこの巻に収録。はじめに出てくる「かわいそうなユメ」のかわいそうっぷりは忘れられません(笑)愛犬ドラーもかわいい。 -
僕が初めて買った漫画はてんとう虫コミックスの『ドラえもん』18巻と31巻と34巻でした。以後、漫画、アニメ、映画からいかに影響を受けまた学んだものか…。勇気や友情をはじめ、人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだと言って過言ではありません。
しずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間〜」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。全45巻(そしてプラス)に永遠の名作とそのもとが溢れていますね。