上京ものがたり

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 612
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091792747

感想・レビュー・書評

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  • 落ち込む(笑)

    "あこがれの街トーキョー"の薄汚れたところ。
    きらきらしてて活気があってお洒落で華やかで…
    っていうイメージの裏にある泥臭〜いえげつな〜い辛気くさ〜い、
    できれば一生関わりたくないような生活。

    作品全体を覆う陰気な雰囲気。
    私の抱いていた西原理恵子のイメージとはちょっと違った。
    (他の作品あんまり読んでない)

    きらびやかな分汚いところはめちゃくちゃどす黒いんやろなあと。
    大都市東京。カオストーキョー。

    それにしても、
    田舎の人が劇的な変化を東京に求める感覚はやっぱりちょっとだけしかわからない。

    とりあえずやみくもに東京行きたがる娘さんにはこの本読ましたらいいよ親御さん。

  • 小さな子供のころ年上のお姉さんは
    みんあキレイで
    私は いつ ああなれるのかと
    よく考えた。

  • ほぼ自伝に近い感じですよね。
    最近の西原ブームは、世相に便乗したとこもあるのかもしれないけど、
    やっぱり読んでてぐっとくるものはありますね。
    深津絵里主演の映画女の子ものがたりの原作でもアリ。

  • 西原さんのマンガは毒が強くて、今までは苦手でした。
    最近は、泣けるマンガ(絵本)などを、多く出版していますが、この作品もやはり毒があり、そして、泣ける作品になっています。
    辛い出来事を淡々と描き、かわいらしいヘタウマな絵柄で、私の心に突き刺さるモノがありました。
    田舎から都会に出て来た、女のコ達に読んでもらいたいです。
    きっと、どんな境遇のコでも、共感出来ると思います。
    未来は希望に満ち溢れているとは思えないけど、いつかきっとありがとうと言える日が訪れると思いたいです。

  • この人のすごさは、例え腹をさされてたりしたとしてもそれをいつも目を開けて見ていているところだ。

  • 女の子や上京者はちょっとだけこんなだったり、こんなじゃなかったりする。最初に読んだときは痛かったけど、二度目はもう少し受け止められた。自分が客観視できるようになったってことかな。

  • 東京にいったらきっと違う自分に出会えると思って上京し、美大に入りバイトをして家賃を払ってお米を買って、きれいな洋服買うお金は無いのに、ダメな男にお金を貸して、病気の猫を拾って病院に連れて行く。
    そんな毎日を繰り返しながらどこかの誰かがちょっとだけ笑ってくれる事が嬉しいと思いながら漫画を書く人。
    心が洗われます。

  • 22/4/1 85 いいひとだ

  • ねこの子を拾って、その子がいつの間にか出て行く話が強烈に残っていって、時々思い出す。

    そして、自分を戒める。

  • この人の本は強烈だからあまり読めない・・・

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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