スキエンティア (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 小学館 (2010年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091831064
感想・レビュー・書評
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とてもいい漫画だ。どん底の中から見える光。
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ヒューマンドラマSF。
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戸田誠二の漫画らしい、SFチックな部分と人の感情を詩的な表現でまとめてあると思う。
何度読んでも、興奮するような高ぶる感覚を持てるのではなく、いつまでも心にひっかかる、そんな感じ。
この微妙な感覚は、彼の漫画ならではなんだろうと思う。 -
読んでいて、SFとヒューマンドラマは割と親和性が高いのだなあと驚いた。あるいは、そう思わせるくらいに戸田誠二の構成力が極めて高いのだろう。
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テーマはとても解りやすくて簡単すぎる感じがあるけど、心情を描くのは本当にうまいなと思う。
説教くさくならないところがいい -
素晴らしい短編集だった。
重みはないのに情感があって、静かに確かに響く。
人を突き動かしているものはたくさんあるんだな。でも、なぜか節目で人は一様に泣く。
感動して泣き、怒り狂って泣き、悲しみに咽び泣き、嬉し涙を流す。質は違えど、大事な場面でことごとく人は泣く。
泣くって行為だけがある種のサインなのかもしれない。何の誰に対してのサインなのかはわからないが。 -
おもしろい!星新一のショートショートみたい!そこまでブラックじゃないけど。短編SF。
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突飛なSFでないところが良いです。
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twitterの @kotoripiyopiyo さんのツイートで知った。戸田誠二さんは「生きるススメ」刊行当時、気になりつつも購入しなかったというニアミスがあったので、今度は「やはり縁があったのかも」と思い購入。
“人情味あふれる星新一”ともいえるような、ショートショートSF群。
印象に残っているのは「ボディレンタル」と「ロボット」。「クローン」も、自分が人の親となったいま、身につまされる。
これからさかのぼって「ストーリー」→「しあわせ」→「生きるススメ」と読み進めていく予定。