センチメントの季節: 秋の章 (1) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091838919

感想・レビュー・書評

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  •  エロ本。でもあんまりエロくないです。榎本ナリコさんの絵はさっぱりしているのでさらっと読めます。
     ただ、主人公たちはみな大人っぽ過ぎるというか、大人びているように思えましたので、感情移入がしにくかったです。この歳でここまで考える女の子っているのかなあ?と。
     とくに、八話目の『電車の男』は痴漢もので、最後に手を繋いでいなくなる、というのが腑に落ちませんでした。こんなことする痴漢っているの? 痴漢、という行為を美化しているような描きかたで(ストーリーの進行上、ああするしかなかったのでしょうが)読んだあとがざらざらした感じになってしまいました。

  • いわゆるセンチメントの季節を過ごしていた時こんなファンタジーでドラマティックなセックスは
    していなかったけれどでも、確か、こんな気持ち、だった、かも。
    なんて思い出して感傷に浸れるマンガです。



  • 何かが欠けている気がするけれども、なんだか及第点な作品。
    永遠の佳作。

    色彩センスはすごく好きです。
    出てくる女の子に感情移入してしまいます。
    思春期の移ろいやすさ。
     

  • 作者の榎本ナリコさんといえばエヴァンゲリオンの評論でご存知の方も多いと思う。思春期にゆれる繊細な“心の描写”を“性”に絡めて見事に表現している本シリーズ(全8巻)。エロがメインなわけですが、それ以上に深い、ただ劣情の対象にするだけではもったいない作品だと思う。

  • これを読んだ2000年くらいの時は、すげーハマったなー。
    読んだ事ない世界、体験したことのない読後感。
    「深い」と感じさせた。


    今になって、10~15年ぶりくらいに読んでみると。
    妙に空々しい。
    「浅い」とすら感じる。
    単純に年のせいないのか、性欲が衰えたのか、
    色恋沙汰やセックスに縁遠くなったのか、
    「はいはい、そういう時期あったよね」って感じになっちゃう。
    本心なのか、受け入れ拒否なのかは分からない。



    話は読めば思い出すものの、ほとんど忘れていた。
    ただ、10~15年間忘れなかった、唯一覚えていたのが第六話のラスト。
    あのラストは凄くいいね。
    心に残る。


    男性誌だからしょうがないけど、ちょっと表現が過激すぎるかな。
    もっと薄くした方が、今の俺には好みな気がする。

  • こんな本があるのかぁ。
    切ないなぁ。
    切ない恋って、どうして人ごとだと
    冷静に美しいって感情だけを持てるんだろう。

  • マンションで読む。雑誌連載中読んだ記憶がある。正直、嫌いでした。今回の感想も同様です。

  • 女子向けのエロ漫画ってちょっと開拓だよなーと思いました

  • 全体的に切ない話が多いです。
    砂をつかむような。

  • 読後しばらく無気力になるので元気な時は読まないほうがよい
    夏子の話が一番衝撃
    わりと笑えないところが多く(いまだ克服できぬ身に覚えのある痛さ) 刺さる

  • 性でしか世界と関われない女の子達が痛く悲しい。恋愛とSEXは近いようだけど遥かに遠くて行き場のない感情が暴力的になって自他共に傷つけてしまう。青春だなあと思う。

  • わたしの性の感覚はすべて榎本ナリコに教わった
    十代の、女としての、感覚。

    初めて読んだ時の衝撃。
    こんなにエロと切なさが同じところに成立するなんて思わなかった。

    性なんて少しも綺麗じゃなくて、そこに愛なんかなくて、
    下心とか、感傷とか、大人への期待とか、同世代への優越感とか、
    でもそこにはやっぱり自分というものとか、女ってものとか、
    自分自身の価値とか、自己肯定とか、自己否定とか、
    女の子はセックスにたくさんのものを求めてたりするんだって。
    愛や快楽だけじゃない、ほんとうにたくさんのこと。

    ああもう、言葉でうまく言えないのでとりあえず読んでください。

  • 全8巻読了
    オムニバスより長編の方が読みやすかった。

  • 先日友人と「センチメントの季節」は何歳くらいの頃に読むのが適当なのか?という話をした。
    若すぎてもだめなのか、年を重ねすぎてもだめなのか。
    それとも、若い頃読むからこそ共感するのか、ある程度年を重ねてから理解できるものなのか。

  • ※えろほん

  • 背伸びして、格好をつけて、でも、1人ぼっちで泣きそうになっていた、あの時代。

    みたいな感じのエッチなマンガです。

    この人は、多分、計算とかではなくて、こうしかかけない人なんだろうなと思います(少なくとも、この作品については)。もっとすっきりした話であったり、生臭さのない話を、多分、かく前は(けっこう頭でっかちに)考えているけれど、なぜか、できあがった作品は、こんなになってしまうみたいな……。

    そういう、どうしようもなさみたいなところが、榎本 ナリコというか、野火 ノビタの魅力だと思います。

    絵、安定してるけど、うまくはならないよなぁ…。

  • せつない(;;)これ読んでると自分に自身持てるときがある。自身持ってるときに読むと死にたくなる。

  • 綺麗なエロ漫画。

  • 榎本ナリコを好きになったきっかけの本。
    これのおかげで、当時 抜けないエロ という言葉が流行りましたね!。
    嘘です。

    エロ漫画っぽいのに、むちむちで肉感的でもなく ロリコンでもないすごく新鮮だったなぁ。
    野火ノビタも好きだけどねー。

    この人長編むいてない!ギャグもむいてない!読みきり一本でいってほしい!
    後書きがすごくいいので小説書いてくれたらいいなぁ。

  • 訓練されたエロマンガ

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