ピンポン (5) (ビッグコミックススペシャル)

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  • 小学館
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091847409

感想・レビュー・書評

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  • また 連れて来てくれるか?

    …………

    そうか




    『全身の細胞が…
    狂喜している。
    加速せよと命じている。
    加速せよっ… 加速せよっ…
    ヒーローは急速な成長を遂げる。
    しだいに引き離されてゆく。
    焦りはないっ……
    怯える必要などないっ……
    怯える必要などないのだっ!!』
    [此処はいい……]




    [此処は素晴らしい。]

    [カッコ良かったぜ、ドラゴン。]

    [そうさっ…]

    [片瀬高校 2年 星野裕、決勝進出。]

    (第51話 High)

  • 漫画のピンポン(映画は何回も観てる。)この年齢(20代)で初めて読んだのですが、

    「スマイルが呼んでんよ」

    「ピンチのときはオイラを呼びな。そうすりゃオイラがやってくるッ」

    「アイツはもう、ずっと長いことオレを待ってる・・・・ずっと長いこと、オレを信じてる」

    「ヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見参!」



    このシーン、号泣。
    誰かのヒーローになるってすごいことだ。

    決勝戦までスマイルも、ペコをヒーローとして認めないしねっwww

  • これを読む前は卓球に興味すらなかったが、後悔した。もう少し早く出会っていれば、卓球部に入っていただろうな。

  • 青春熱血卓球漫画、英雄見参     

    裏面打法(漫画だけの必殺技のようだが実際にある打法)を修得した星野は膝の故障をおして準決勝へ。オールラウンド型のボスキャラと戦い、カット主戦型のスマイルが待つ決勝へ行けるか。

    凄いぞ卓球、ドライブ打法、カット打法はともかく裏面打法とか、戦型の前陣速攻型とか、ラケットのラバーの粒高とか、用語も何か格好良い。ちなみにユニフォームなどはバタフライ社がメジャー、adidasとかNikeじゃなく。

    そういう話も勿論、面白いのだが、青春群像劇だったわけですが、スマイルがもう一回笑えるまでの冒険物語とも読めるわけです。子供の頃の話が幾度か出てきますが、スマイルが笑うのはペコがスマイルの側でヒーローの時。ただ、もう高校生なので、子供騙しじゃなく、全力で、というところが熱血青春漫画であり、後日談も描かれていますが、人と人が真剣に関わって成長する過程を寸止めした面白さもありました。高校生なのに恋愛沙汰がアクマだけというのも洒落ている。若い内に夢中になる機会を持つ大事さを示しているのかもしれません。

    1,000頁位で、1年間の話なので、筋は単純といえば単純ですが、回想シーンに、試合のシーンも多く、十分濃厚です。

    ヒーロー見参!

  • 何度でも読み返したい名作。気分がアガります!

  • 松本大洋の作品の特徴だと思いますが、ペコ、スマイル、アクマをはじめとした主要登場人物の精神的な葛藤の描写が群を抜いています。それだけで名作です。スポ根でもありつつ、本当の主題はピンポンを通した友情物語なのではないでしょうか。映画の映像美もなかなかでした。

    「ピンポン」が流行っていた一時期、僕は「スマイルに外見や雰囲気が似ているね」とよく言われたものです(笑)。

  • アクマ・・・!

  • 巧みな心理描写はもちろんだが、確かなデッサンに裏付けされた構図が最強。
    ほんっとに絵が上手いなぁと、ただただ唸るしかない。

  • ピンポンは全5巻で一つの作品だけど、
    ひとつ選ぶとしたらやっぱ最終巻になるんだろうな。
    心を開いた月本の変わりようはちょっと意外だったけど、
    ドラゴンとペコのあの真白なシーンは何回見てもグッとくる。
    とても気高くて尊い。
    日本漫画史上に残すべき名シーン。

  • ペコと言えば・・・「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は!そんだけ!」

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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