PLUTO (2) (ビッグコミックス)

著者 :
制作 : 長崎 尚志 
  • 小学館
3.65
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本棚登録 : 2657
感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091874320

感想・レビュー・書評

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  • AI(ロボット)が人権を持ち社会に欠かせない存在として成り立っている近未来世界という設定。主人公含むAIが人と同じように感情や記憶を持ち、混迷する国際情勢(たぶんアメリカによるイラク侵攻かな?)の中で、自分たちの存在(アイデンティティー)について苦悩している描写や台詞を読んですごく考えさせられた。

  • 高性能ロボット、アトム登場。高性能ロボットを排除する動きが出てきたが。。

  • ブランドの最期が悲しい。もし戦争用のコンバットスーツが使用できていたらとか考えてしまう。ゲジヒトの記憶のズレとか過去のこととか気になることがどんどん増えて引き込まれる。戦争の時、モンブラン、ブランド、ヘラクラスはアトムに何を思ったんだろう。ラストにはウランが登場。1巻といい2巻といい良いところで終わってくれる。

  • 冒頭アトムが、見た目だけでなく、振る舞いも含めて、けっこう可愛い。たまたま今読んでいるけれど、AIやロボット技術、今まさに流行の最先端のことを、10年以上前に先取りといった感じ。中盤のブランドの変身シーンが敵にやられたのかと勘違いした。「アセアンにも二体……」でもう一人が見えないところが憎い演出。ラストページが1巻と同じ展開で期待感↑。

  • 観劇に向けて。

  • アトムのメンテナンスをしてくれるお茶の水博士(手塚治虫っぽい)が登場し、7人のロボットとともに狙われている人間たちは、第39次中央アジア紛争を巡るボラー調査団のメンバーだということがわかる。
    トルコの格闘技ロボット・ブランドは、プルートウの誘いに応じてパンクラチオンスーツを装着して対峙する。ライバル・ヘラクレス、ゲジヒト、アトムと「接続」し、そのイメージを送ろうとするが、失敗に終わる。
    ゲジヒトの謎の記憶と偽りの記憶、トラキア合衆国のアレクサンダー大統領とDr.ルーズベルト、ダリウス14世、ゴジ博士など、謎が深まっていく。原作では、サルタン(ダリウス14世)がプルートウのオーナーで、ゴジ博士はプルートウを創り、プルートウを凌ぐボラーを創った張本人ロボットだったが……。

  • 美容院で知って、ブックオフで残りを読破。一気読みですね。

    アトムがものっそいリアルになっちまってね、それがまた現実感出してていいんですよ。

    「生命」「憎しみ」「愛」など、なんとも重い、取扱注意!なものを美しく取り扱った作品だと思います。

  • 『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」をイラク戦争への皮肉を織り込みつつサスペンスにまで昇華させた名作。ところどころに登場する手塚ファンへのサービスが嬉しい。何だかんだで浦沢直樹は絵がうますぎる。手塚作品の登場人物が、面影を残しつつ浦沢化しているところはもはや芸術。ロボットや未来の街のデザインも芸術。

    物語の構成上仕方がないことだけれども、どんどんロボットが殺されていく展開は悲しい。良質の映画を観終わった後のようなカタルシスあり。

  • ・ボールを探しに入った植込みで、
     たまたまカタツムリを見つけてつまみあげる。
     そんな、よくありそうな子どものしぐさが
     ロボットにはわからない。
     分析して、言葉にすることはできる。

     「生命を見て、感動したんじゃないのかな?」

     聞かれた本人は、
     分析されてもわからない。
     ちなみに、その子どもが、アトム(ロボット)。

     ものすごく、心惹かれるシーン。

  • 旧式ロボットの表情が・・・もう・・・><!

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。

「2012年 『BILLY BAT(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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