パラダイス アべニュー (小学館文庫 きF 2)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912503

作品紹介・あらすじ

描き下ろし3作を含む「清原なつの」作品集

「僕はいつ、この夢から目覚めるんだろう・・・」。分譲住宅地・販売会社の営業マンは、自分の本来の姿「ジャングルの恐竜」に思いをはせる。かたや、新築の家を買った主婦は何故か「金髪の姫」に取り憑かれ、花の種を蒔き続けていた・・・!? 夢と妄想とエロスが混在する大人のSFメルヘンである表題作シリーズほか、「7日の休暇をとって」「勅使河原松生の半生」「良く晴れた微風の日」等を収録。初・単行本化作品多数と総計80ページ以上の大幅描き下ろし作品も収録した超贅沢、極上の作品集!!

感想・レビュー・書評

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  • パラダイスアベニューという、新興住宅地に集う不思議な人達のお話。
    宇宙人、前世で離れ離れになった二人、幽霊花嫁・・・。
    でも特に「パラダイスアベニュー」で心に残ったのは漫画家と、その家に手を加え続ける大工の話。
    なんとなく清原先生にしては純愛っぽいような。
    「さざえ城でつかまえて」良かったっす、佐山先生かわいい(* ̄∇ ̄*)。

    また、後半に入っている「よく晴れた微風の日」も良くて、大人の男女二人が、もつれあいながら気持ちを確かめ合うんだけど、結婚に進むかはまたいろいろ・・・というそこら辺の機微が良く描いてあって大人のマンガとして力の抜けた読み応えがありました(*^▽^*)。
    最後に「高砂」が単身赴任・別居婚の神様夫婦の話とははじめて知りましたヾ(▽^;)ゞ。勉強になります。

  • 描き下ろしもあり懐かしの作品もあり。普通ではない「平和」な「愛おしい」暮らしのカタログのような作品集。円熟味あり。

  • 良く晴れた微風の日、の主に主人公のほうからのこだわりで一線ひくところのある関係が気になる。二作目は書き下ろしなのだけど、三作目もすぐに読みたいと思ってしまったがかなわぬか。文庫化にあたり、書き下ろしもけっこう含まれていてお得。

  • なつかしゅうございます。

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