ダレン・シャン6―バンパイアの運命

  • 小学館
3.63
  • (166)
  • (137)
  • (406)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 1724
感想 : 77
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903067

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カーダが、なぜバンパイア総会のときに革命を起こそうとしたかの説明がいまいち納得できなかった。
    ダレンの処刑を回避させるために、作者が無理やり理由づけした感があった。

  • 裏切り者に成り下がった者。
    真実を知ったからこそ必死に考えた末の答えだったのだろうが、たった一人の気持ちでは変えられぬだろ。
    過去や法に縛られずとも、素直に全てを受け入れ判決を下せばいいのでは。

  • 三冊に渡って描かれたバンパイアマウンテン編(と言うのかは定かで無いけれど)の最終巻。
    途中でじんわりと涙すら滲むほどに衝撃的なシーンもあり、急激に状況が変化したまさに山場とも言える展開で、一気に読み切ってしまった。
    以下はネタバレ含む感想。

    元々、犬猫どちらかと言われれば犬派で、狼もかなり好きな方なので、狼の群れで一緒に暮らすシーンはいっそ羨ましくなるくらいだった。まあ、そこに行き着くまでを考えるとごめん被りたいけれども。
    以前同様、ルディが一々可愛くて抱き締めたくなるし、ストリークも格好良い。マグダも気高く、最後まで立派だった。
    カーダの一連の動機とかは、確か当時も薄々予想していた為に然程驚きはしなかったけれど、エラの死とそれを嘆くクレプスリーの描写が痛々しくて、前回のガブナーの事も相まってだいぶショックだった…。

    いきなり色々と飛び越したダレンがここからどうなって行くのかは結構記憶が曖昧なので、新鮮な気持ちで楽しめたら良いと思う。

  • 4-09-290306-5
    C8397\1500E.
    ダレン・シャンⅥ
    バンパイアの運命

    2002年10月20日初版第1刷発行
    著者:Darren Shan
    訳者:橋本恵 (はしもと めぐみ)
    発行所:小学館

    もくじより
    闇の中へ
    急流
    加速
    夜明け
    森まで
    再開
    それぞれの生き方
    狩場で
    うらぎり者のたくらみ
    案内役マグダ
    意外な味方
    生還
    叙任式
    告発
    作戦会議
    戦闘開始
    命のやりとり
    遺言
    二匹のクモ
    カーダの告白
    裁き
    葬儀
    血の儀式

    訳者あとがき
    -----------------------------
    カーダの裏切りによって窮地に陥ったダレン
    バンパイアマウンテンの中の水流をくぐることになる。
    へとへとのよれよれで水流から逃れ寒さに凍え瀕死で倒れているところにルディ(オオカミの子ども)と再会、ルディがオオカミの群れを呼びストリークと二匹で温めてくれ、群れのメスオオカミの乳をもらい体力を回復した。群れの中の老いたメスオオカミのマグダが道案内をしてくれてバンパイアマウンテンの抜け道を通り、需品長シーバー・ナイルに接触、無事に元帥たちに取り次いでもらえた。ハーキャットとも再会できた。
    バンパニーズの侵入を伝えたダレン、その情報をもとにパンパイアマウンテンにいるバンパニーズ駆逐作戦をねっていた。ダレンのクモ作戦で見事成功を収める。
    クレプスリーとダレンとシーバーはクモを操ることができたのだ。
    その一方でエラ・セイルスが重傷を負い命を終える。クレプスリーにダレンを殺させないでと言い残して。
    戦いの痕 クレプスリーのクモ「マダム」とマウンテンの地蜘蛛の一匹がその場を動こうとしない。ダレンはマダムを開放することにした。マダムは岩の割れ目に消え、もう一匹のクモもその後を追った。
    カーダの尋問が始まりその口からバンパニーズ大王の事が話される。
    バンパニーズは変わった棺を持っている。炎の棺と呼ばれ誰かが中に横たわり蓋がしまると横たわったものがバンパニーズ大王でなければ命を落とす。半年前にそれをして無傷で出てきたものがいた。未来のバンパニーズ大王となるものだ。カーダは様々な情報を残し多が処刑の判決は覆らず、ダレンは友達だったカーダを失った。
    ダレンはエラの葬儀の痕自分の裁きが始まるまで延々待たされた、いよいよ呼び出されたときはハーキャットに日記と身の回りの物を入れたバッグ(友達のサムグレストの形見)を渡した。
    裁きの時はクレプスリーとハーキャットが身を挺してかばってくれた。
    裁きの結果は元帥になるという突飛ではあるがバンパイアの掟に触れないものだった。
    元帥二人に血の石と血を流しこまれ半分のバンパイアの元帥が誕生した。

  • シリーズ第6弾。
    前作に続いて、精神的にも肉体的にも苦痛が続きます。
    読んでる方も本当に疲れます。
    平和主義のカーダの裏切りは、驚きと悲しみと怒りが
    ごちゃ混ぜに襲い掛かってきて、ダメージが大き過ぎた。
    動きたくても動けない事や、力が足りない事や考え方でも
    善悪の判断とか色んなジレンマに襲われて、本当に苦しい。
    予想外の詰め合わせ状態の4-6巻でしたが、これからの
    展開も楽しみです。

  • 古書購入

  • 2013/12/2

  • やっと一段落の一冊。
    ヴァンパイアVSヴァンパニーズ前哨戦の終了。
    闘いに至る経緯はぐいぐい引き込まれる。
    ヴァンパイアとヴァンパニーズ双方ともに被害はあるが地の利とダレンの機転でヴァンパイアの勝ちではあるが、むやみな殺生はいけないと警告を発している。
    ヴァンパニーズ大王とは誰なのか気になるが、ラストはそれでいいのか?と。

  • とうとう泣いたよ。
    泣いちゃったよ。
    息子の読書に付き合うつもりが、本気で読んじゃった456!

    ふぅ~。
    戦うことの意味とかね。
    なんで戦争をしなきゃなんないのか…とか、
    避ける手立てはないものか…とか、
    正しい戦いはあるのか…とか、
    深い。8月は戦争について考える時期だしね。タイムリー。
    こうやって、沢山いろんな角度から考えて行こう。

  • オオカミたちが再登場するのは、予想通りだったが、
    ラストは予想外だった。
    というか、ちょっと飛躍しすぎてないか?

全77件中 21 - 30件を表示

ダレン・シャンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×