代行返上

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093791557

感想・レビュー・書評

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  • 「人間は言葉を使ってしか気持ちを通い合わせられない哀しい生き物ならば、言葉を惜しむのは罪悪なのだろう」久し振りの幸田真音、テーマは厚生年金。圧倒的な問題意識に引き込まれる。面白かった☺️

  • 小説かドキュメンタリーか読んでいて分からなくなるほどリアリティ。

  • 代行返上 幸田真音(著)

    年金制度の改正になり、
    企業は、年金に対して、代行を返上できるようになった。
    企業年金は、株などで運用している。
    代行返上する際に、株を放出することで、
    株式は、暴落する。

    五稜信託銀行の年金運用する河野課長は、
    代行返上についてのアドバイスを、していた。

    外資系ヘッジファンドのリョウは、
    インサイダーまがいの仕事をして、資金の運用をしていた。
    河野と、リョウは、高校生の同級生だった。
    河野は、その時、カンニングの摘発に協力した。
    それで、リョウは、高校に登校しなくなった。
    河野は、優秀なのだが、正義感も強い。

    リョウは、日本を暴落させようと企むが。
    年金の資金は、それほど大きな影響を与えるのだろうか。
    しかし、社会保険の国の杜撰な管理は、暴かれている。

    年金を理解するには、いい作品だ。
    でも、ストーリーは、単純すぎる。
    年金のからくり、解説書。

著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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