- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093798129
感想・レビュー・書評
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課題図書。日本の家庭とは夫婦と子2人ではなく、単身世帯が最も多いという事実。そこから見えてくるのは、マルエツプチのように1人暮らししている人の量と拘り。安ければ良いというものではないので、イオンやヨーカドーの戦略は間違っている。一方で、ダウンジャケットのモンクレールは10万円もするのに売れている。認知された価値、右脳を刺激するものは売れる。時計のモジュールが150円程度の時代、どうやって時計を売るのか考えてみる必要ありだ。
注目すべき国はウクライナ、労働力の安いルーマニアである。戦略的自由度をもって、問題の原因ではなく現象を見てあれこれ言っても何も創りださない。まず、目的は何か?と質問する。カメラの場合なら、目的はより高性能にするとか、もっと安くするやデザインを変えるではなく、よい写真を撮るである。つい、現象に目がいってしまうが、これをぐっとこらえるしかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の不況において企業はどう進んでいくべきか?
→消費者に認知された価値を創り出していく必要がある
そのためには、機能を追求するだけでなく右脳型センスを刺激する
デザイン、物語、調和、共感、遊び心、生きがい
また海外進出する際には社員のマインドセット改革が必要
個人はグッドライフを手に入れることを考えるべき
それには、好奇心と向上心が必要 -
戦略的自由度→目的は何かと問い、実現の為の自由度(打ち手)を考えて最もお客様にとってインパクトのあるものから考える!
シンプルだが、本当に行わなければならない行動指針だと思いました。 -
今回もとてもおもしろく読ませていただいた。
なかでも、p176のサムスン電子の新興国戦略の話はとてもおもしろかった。正直現在の日本の企業にはこんな真似できないと感じたし、情けなさも感じた。
p34の日本の縮み志向の話、今や日本は経営者に、壮大なスケールの将来ビジョンを語る拡大志向の人が、ほとんどいなくなってしまった、というのにはとても共感した。私自身、中小企業の経営者の方とお話させていただく機会もあるが、明確なビジョンを描くのは難しい!と諦めている方もおり、驚いたこともある。
現在の日本に足りないものが見えてくる、良書だと思います。 -
デフレの脱却へ具体的な提言が多数。基本的に国内市場が縮小していく中では海外市場を開拓するというスタンス。アジア(インドネシアなど)や東欧に関する知見は著者ならではと思った。
国民は「グッドライフ」を実現するために、いかに考え行動するべきかという認識方法は改めて参考になる。現実離れした人口増加志向は思考停止に陥る恐れがある。
前半のいくつかの資料は参考になった。
エコカー減税や超高級旅館などマーケティング策も興味深い。 -
あるブログで勧められていた本。第三、四章以外はあまり目新しい項目がなかった。新聞、雑誌を普通に読んでれば得ている内容と被る。
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2010年7月発行ですが、実はまだ読んでいませんでした。ようやく読了。
内容的には毎週のBBT「大前研一ライブ」「大前研一アワー」を視聴し毎月の「大前研一通信」を読んでいる訳ですから、特に目新しい内容はありませんが、近年大前さんが主張されていることが項目別に整理されていますので、大いなる「復習」、頭の再整理になりました。
ただ、大前さんの常々おっしゃっているように「私の本を読んで『目から鱗が落ちた』とかいう人がいるが、鱗が落ちただけではなく『行動』して欲しい」という観点からいうと、自分はまだまだ動きが悪い、と反省せざるを得ません。 -
国民のグッドライフをアジェンダにせよ
優秀な先生がいたらいくつもの教室と先生をネット回線でつないでサイバー授業をすればよい。
八百屋さんがリンゴの仕入れの数と売上げの数を例に出しながら商売の実態を教えればよい。詩の朗読ならお母さんたちのほうが上手かもしれない。コンピュータの授業があれば東芝や富士通の社員が教えにくればよい。地に足がついた教育。
本来のコミュニティとは隣近所で助け合って生きていくための単位。
地方にこそ逸材がいた戦国時代に倣え
注目すべき新興国、インドネシア、ロシア、ウクライナ、ルーマニア
サムスン社員3000人留学制度
国をあげて英語、ITを強化した韓国
民の見えざる手が凍り付いてしまっている今、そしてこのまま政府が大盤振る舞いして国債のデフォルトで貯蓄もすべて失われることが見えてきた今、民は行動を起こすしかない -
大前節が炸裂。
でも、政治批判とか日本批判が多く、建設的な部分が少なかった。 -
2011/11/4 No.21