- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861175
感想・レビュー・書評
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この作品は、映画化されたようですね。知りませんでした・・・(^_^;)
所謂、恋愛ファンタジー小説ですね・・・何だか切ないようなそして心が優しくなれるような気がします。
実は、古本屋さんのワゴンセールで読む気もないのに40円で買った本なのです。サクサクと読めるし、構成もしっかりした内容不満はありませんでしたから、ちょっと得をした気分です。
若い夫婦を対象に大人向きの本ですね。
今は、文庫本でも手に入る様なのでお気軽に読めそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2004年11月のブログより転記)
映画公開を記念して、原作本のご紹介。といっても、わたしが読んだのはもう2年近くも前なのですが、ベストセラーになる前に読んだ感想がいちばん正直かと思いますので。
映画を観に行く予定はないんですけど。
(正直言って、映画のキャストはわたしのイメージとは、ちと違う)
ひとことでいうならば、うぅ~、切ない話や~(涙)、でございます。
あまりにも美しい愛の奇跡とでもいいましょうか、ファンタジーなのに誰もが共感できるような穏やかでユーモアのある語り調がいいんですよね。
雨の日の午後にひとり、部屋でゆっくりミルクティーでも片手に読みたい、そんなオハナシ。
死んだ人間は僕らの星を去りアーカイブ星にいって、穏やかに暮らしている。
誰かが誰かを思っている限り、その人はこの星で暮らしていける。
「アーカイブ」がいえなくて「アーカブイ?」っていう佑司がかわいいの。
佑司は6歳。5歳のときに彼の母親はアーカイブ星に行ってしまって、今は少々自閉症気味のお父さんと二人暮らし。
アーカイブ星に行く少し前に、彼女は二人にこういった。
「雨の季節には戻ってくるから・・・」
なんていうんでしょ、この独特の不思議ワールド。
シンプルなのに五感に響いてくる感じ、ちょっとだけ村上春樹ぽいかもしれないな。
ありえないファンタジー要素を含んでて、でもしっかり現実とリンクしてるとことか、主人公の繊細で弱い部分とか、ひとことひとことの表現にさざ波のような余韻が残るところとか、最後はすごく爽やかでじわーと染み入る感動があるところとか。
これだけシンプルに、「人を愛してる」って心を描いてるのがいいです。
アーカイブ星ってほんとうにあるような気がしてきました。
哀しく切なくも、幸せな気持ちになります。
気がついたら、あれ泣いてるよ、みたいな。
なんだか、人にやさしくしたくなりました。 -
すっごく好き。
泣ける。
市川さんの本がすごく好き。
何回でも読めるし何回でも泣けそう。
「その時は彼によろしく」とつながってるのかなと思った。
プーの鳴き方とか、佑司って名前とか。
文章も登場人物も会話もなにからなにまで素敵。 -
「幸福とは、きみの隣にいること」
「大丈夫よ」澪が言った。「大丈夫」
「私は幸せよ。何もいらない。ただ、あなたの隣にいられるだけでいいの」
久しぶりに本読んで泣いた(T_T)
全体に優しい雰囲気が流れ、3人が互いを想いあってるのがビシビシ伝わる。 -
身近な家族を大切に思う気持ちを思い起こさせてくれる本。この世界っていいなあと思わせてくれる本。優しい気持ちにさせてくれる本。
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今年出会った本で1番良かった。
『そう』『そうなの?』をはじめとする会話に優しさが溢れていた。活字のなかでみせる独特の間や行間も物語に合っていた。
中盤以降は、読んでいて涙がジワジワと止まらなかった。純愛とは、こういうことなんだと思い知らされました。
・・巻末見たら10年以上前の作品だったんですね。とても損した気分になりました。映像もみてみたいと思えた作品です。
読後感は胸いっぱい・・しあわせになりました。
出会えて感動、人生に感謝です。 -
当時、付き合っていた今の嫁さんに進められて読んだ本。昔を思い出しながら再読。
初めて読んだ時も泣いたけど、改めて読んでも泣けてきます。
いや、むしろ今の方が心に突き刺さるものが‥。小さな子供を持つ男親が読むと、自分に置き換えて感情移入3割増で大変なことに! -
とても感動的なお話です。
最後の章を読んでから、最初からを思い出すととても切なくなります。
いま、あいにゆきます。
とても深い言葉です。 -
澪と約束した1年後の再会の日。それは突然でそして天からの贈り物の様な時間。家族が当たり前のように家族の時間を過ごし、悲しみから喜びに満ちた時、澪は突然の別れを告げる・・・。「会いたい」がここにはあるんだと思いました。
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読むとかならず涙がでてしまいます。