いま、会いにゆきます

著者 :
  • 小学館
3.70
  • (858)
  • (797)
  • (1579)
  • (100)
  • (26)
本棚登録 : 5793
感想 : 994
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861175

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この作品は、映画化されたようですね。知りませんでした・・・(^_^;)
    所謂、恋愛ファンタジー小説ですね・・・何だか切ないようなそして心が優しくなれるような気がします。
    実は、古本屋さんのワゴンセールで読む気もないのに40円で買った本なのです。サクサクと読めるし、構成もしっかりした内容不満はありませんでしたから、ちょっと得をした気分です。
    若い夫婦を対象に大人向きの本ですね。
    今は、文庫本でも手に入る様なのでお気軽に読めそうです。

  • (2004年11月のブログより転記)

    映画公開を記念して、原作本のご紹介。といっても、わたしが読んだのはもう2年近くも前なのですが、ベストセラーになる前に読んだ感想がいちばん正直かと思いますので。
    映画を観に行く予定はないんですけど。
    (正直言って、映画のキャストはわたしのイメージとは、ちと違う)

    ひとことでいうならば、うぅ~、切ない話や~(涙)、でございます。
    あまりにも美しい愛の奇跡とでもいいましょうか、ファンタジーなのに誰もが共感できるような穏やかでユーモアのある語り調がいいんですよね。
    雨の日の午後にひとり、部屋でゆっくりミルクティーでも片手に読みたい、そんなオハナシ。
    死んだ人間は僕らの星を去りアーカイブ星にいって、穏やかに暮らしている。
    誰かが誰かを思っている限り、その人はこの星で暮らしていける。

    「アーカイブ」がいえなくて「アーカブイ?」っていう佑司がかわいいの。
    佑司は6歳。5歳のときに彼の母親はアーカイブ星に行ってしまって、今は少々自閉症気味のお父さんと二人暮らし。
    アーカイブ星に行く少し前に、彼女は二人にこういった。
    「雨の季節には戻ってくるから・・・」

    なんていうんでしょ、この独特の不思議ワールド。
    シンプルなのに五感に響いてくる感じ、ちょっとだけ村上春樹ぽいかもしれないな。
    ありえないファンタジー要素を含んでて、でもしっかり現実とリンクしてるとことか、主人公の繊細で弱い部分とか、ひとことひとことの表現にさざ波のような余韻が残るところとか、最後はすごく爽やかでじわーと染み入る感動があるところとか。
    これだけシンプルに、「人を愛してる」って心を描いてるのがいいです。
    アーカイブ星ってほんとうにあるような気がしてきました。
    哀しく切なくも、幸せな気持ちになります。
    気がついたら、あれ泣いてるよ、みたいな。

    なんだか、人にやさしくしたくなりました。

  • すっごく好き。

    泣ける。
    市川さんの本がすごく好き。


    何回でも読めるし何回でも泣けそう。


    「その時は彼によろしく」とつながってるのかなと思った。
    プーの鳴き方とか、佑司って名前とか。

    文章も登場人物も会話もなにからなにまで素敵。

  • 「幸福とは、きみの隣にいること」
    「大丈夫よ」澪が言った。「大丈夫」
    「私は幸せよ。何もいらない。ただ、あなたの隣にいられるだけでいいの」

    久しぶりに本読んで泣いた(T_T)
    全体に優しい雰囲気が流れ、3人が互いを想いあってるのがビシビシ伝わる。

  • 身近な家族を大切に思う気持ちを思い起こさせてくれる本。この世界っていいなあと思わせてくれる本。優しい気持ちにさせてくれる本。

  • 今年出会った本で1番良かった。
    『そう』『そうなの?』をはじめとする会話に優しさが溢れていた。活字のなかでみせる独特の間や行間も物語に合っていた。
    中盤以降は、読んでいて涙がジワジワと止まらなかった。純愛とは、こういうことなんだと思い知らされました。

    ・・巻末見たら10年以上前の作品だったんですね。とても損した気分になりました。映像もみてみたいと思えた作品です。
    読後感は胸いっぱい・・しあわせになりました。
    出会えて感動、人生に感謝です。

  • 当時、付き合っていた今の嫁さんに進められて読んだ本。昔を思い出しながら再読。
    初めて読んだ時も泣いたけど、改めて読んでも泣けてきます。
    いや、むしろ今の方が心に突き刺さるものが‥。小さな子供を持つ男親が読むと、自分に置き換えて感情移入3割増で大変なことに!

  • とても感動的なお話です。
    最後の章を読んでから、最初からを思い出すととても切なくなります。
    いま、あいにゆきます。
    とても深い言葉です。

  • 澪と約束した1年後の再会の日。それは突然でそして天からの贈り物の様な時間。家族が当たり前のように家族の時間を過ごし、悲しみから喜びに満ちた時、澪は突然の別れを告げる・・・。「会いたい」がここにはあるんだと思いました。

  • 読むとかならず涙がでてしまいます。

全994件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

市川拓司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×