神様のカルテ

著者 :
  • 小学館
4.00
  • (1413)
  • (1584)
  • (956)
  • (178)
  • (39)
本棚登録 : 9880
感想 : 1665
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862592

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画もみてみたくなった。
    先生とその奥さんの関係がいい感じ。
    文学青年がうそついてたことがわかったところがぐぐっときた。
    肩書きとか学歴なんかじゃないんだよなぁ。
    早く2も読みたい。

  • 2011/05/06購入・07/29読了

    友人に「きりゅが好きそう」と勧められた本。

    夏目漱石に影響を受けた主人公の口調が面白く読めました。
    最後のほうでの安曇さんのエピソードには、涙を流すほど感動。

    2011/6/28
    神様のカルテを読んでる。主人公が漱石を敬愛しているらしい。学童期から「草枕」を愛読し云々。「我が輩は猫である」を中学のころに読んでつまらんと思った私とは大違いだの。

    2011/7/4
    神様のカルテを読んでいる。細い三日月が空に浮かんでいる深夜に違和感を覚えた。細い三日月が出ているのは夕方か朝方じゃなかったっけ?

    神様のカルテなう。やっぱり細い三日月なのに深夜なのはおかしい。だから、ハルさんの下りは夢物語だ、というのは深読みだろうなぁ…。こんな細かいこと気にしてんの私くらいだろうな…

    神様のカルテなう。都合のいいように解釈をすると、三日月ではなく、月が雲に隠れている・・・となると、カシオペア座などの星々が見えるほどの天気の良さと矛盾してしまう。南の空は天気が悪いけど、北の空は天気が良い?でも「満面の星空」という描写があるから、やはり天気は良いのだ。

    ×満面の星空 ○満天の星空

    北斗七星やらカシオペア座やらの話をしているから、ひょっとしたら、北の景色は「満天の星空」だけれども、南の景色は山に遮られていて、だから月が細くなっているのかもしれない。そう思い込むことで自分を納得させる。

    だめだ松本平、盆地だ。 周りが山でいっぱいだ・・・あ、でも北と南はややひらけてるかな。東と西に山が集中しているから、細い三日月はきっと山に隠れたせいだ!そうだ!そうに違いない!納得!

    松本平 http://t.co/RJGBPrj

    2011/7/5
    そうだ、月食だったから、三日月なのに深夜二時なんだ!それなら納得だ!でも長野で月食は見られるのかしら

    2011/7/28
    バンザイ!

    2011/7/29
    感動してマジ泣きした。安曇さん…!

  • 悪くない…けれど、内容に深みがない、な。
    学士さま、安曇さんのエピソードがちょっと印象に残るくらい。
    この調子で「2」も淡々と書き切るならば、たいしたもんだ(笑)。

    決してけなしているワケではないが、褒めているワケでもない。

  • 悲しい話のはずなのに、なぜか心暖まるお話でした。
    主人公の患者への思いや、周りの人の存在、人の死…
    色々なことを考えさせられました。
    でも…ヘモグロビンが6以下になると命が危険、だと。
    じゃぁうちも、危機的状態だったのかと思うと怖くなる。

    すごく感動しました。
    映画も見たいです♪

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「じゃぁうちも、危機的状態」
      え?
      ご病気か何かだったのですか?←此処で、訊いたりする内容じゃないか。。。

      えっと「神様のカルテ」、気に入...
      「じゃぁうちも、危機的状態」
      え?
      ご病気か何かだったのですか?←此処で、訊いたりする内容じゃないか。。。

      えっと「神様のカルテ」、気に入ってます。でも文庫になっていない2と3は未読。早く文庫になって欲しい!
      2012/09/03
  • 映画化にあたって読んでみた。信州の地域病院でシャカリキに働くお医者様・栗原一止と、彼を巡る人々を描いた物語。しかしこの栗原先生、ただのお医者様ではなく、漱石に多大なる影響を受けて漱石言語を操る(妻のことは細君と呼ぶ)かなり濃ゆい人物。所々、うるっとくるシーンはあったけど、本のオビに書いてあるほどの感動・号泣はなかった…。が、医者不足の現状とか、リアルな現場の描写とか、栗原先生の漱石弁の凛々しさとか、サクサク読める本なのに中身はしっかり詰まっていたと思う!

  • 地域医療に従事されていた筆者の描写がリアルで、これからの医療のあり方を考えさせられる作品です。油断すると泣けてくるので、外出先での読書は要注意。映画化されるので楽しみです。

  • 長野県松本市の中核病院でのお話。おっと・・・

    シンプルだけど泣けた。
    映画で見たら、もっと号泣するんだろうなあ。

    私もこんな先生に診てもらいたいな。

    この奥様のような、元気を与えられる嫁になりたいな。
    2010年本屋大賞ノミネート作。

  • 最初は文体が少し古風で、舞台が現在なところとうまく頭が順応できなくて、途中でストップしかけましたが、レビュー見たら面白いこといっぱい書いてあったので再び読み始めました。
    丁度数ページ後からハルが出てきて、盛り上がり始めるところだったんですね。
    いや、泣きました。色々と感じられる本です。一止さんの話し方も、途中からすごく好きになりました。

  • 存在は知っていたけど、ずっと手をつけていなくて、でもあんまり長いこと本屋さんでよく見かけるからよっぽどいい本なのかな、と思って成田空港のtsutayaで買った一冊。
    長野の「24時間365日」フル回転の病院で働く若い内科医さんのお話。彼自身の「医療」への携わり方に対する葛藤を、患者さんや周りの「不器用な」仲間たちとのやりとりを通して描いています。語り口はこの内科医さんで、夏目漱石ばっかり読んでるので古風なお話の仕方であるところが、小説全体を温かみのあるものにしているように感じました。全体としてテンポよく、とくに登場人物同士の会話はおもしろいし、心地よいし、一方でほろっとさせられるようなエピソードも挟み込まれてきて、この人の次の作品が出たらすぐ読みたい!って意味で☆5つです。

    「カルテ」って書いてあるぐらいだから気づくべきだったんだけど、少し読み進めて癌患者さんが出てきたときにまずいなって思いながらもさらに読み進めたんだけれども。たぶんただでさえ涙あり笑ありの物語だと思うんだけど、患者さんの苦しそうにしている描写が出てきたり、息を引き取るシーンが出てきたりするたびに、お父さんのときのことを思い出して、いろいろ物思いにふけってしまったりしました。
    そういう意味では読み進めていくうちに何かふっきることのできるヒントをもらえるのではないかと期待もしたんだけども、なるほど「土に埋もれた定められた命を掘り起こす」という考え方は、新しい目線ではあったけれども。
    私は人生ってのはたいがい理不尽なことであふれているものだと思っているので、思い通りにいかないことがあっても「まぁこんなもんでしょ。さてどうするかな。」って前に進むことを考えるのが理にかなっていると切り替えられるタイプの人間なのだけれども、お父さんのことはやっぱりそう簡単に割り切れないねぇ。
    最近夢で見ることがなくなってきたのに、この本に記憶を鮮明に蘇らせられてしまったのでついついいろいろ書いてみました。時間が解決してくれるわよねー。

  • 文庫落ちしたし、そろそろ読みたい。

全1665件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年に本屋大賞第2位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。

夏川草介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×