金米糖の降るところ

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著者 : 江國香織
  • 小学館 (2011年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863100

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金米糖の降るところの感想・レビュー・書評

  • 南米育ちとは言え、日本人なのにカリーナ、ミカエラって…そのくせ、旦那さん(達哉)のことはたっちゃん、不倫相手(田渕)はたぶちんって…。

    複数の飲食店経営を成功させ、マセラティに乗り、美しい妻(佐和子=カリーナ)を愛していながらスポーツと称して様々な女と情事を繰り返し、妻の妹(日和子=ミカエラ)もその例外ではなく…

    ミカエラの娘アジェレンは母親の上司と32歳差の真剣不倫…でまた、この男もムシが良すぎる典型的な。。

    互いのボーイフレンドを共有する、と決めた美しい姉妹を軸に描かれる世界は私には理解し難いのだけれど…。

    スペイン語教室で佐和子に惹かれ、14ヶ月後本当に、生まれてすぐの息子と妻を捨て、会社も辞めて佐和子を奪いに来る田渕も結局は「そんな思い切ったこと出来ちゃう俺」に酔っているだけのような気がするし。

    見た目は達哉より田渕派ですけどね。
    はた迷惑な酔っ払い集団のお話、という印象。でも、ドラマ化したらそれなりに視聴率伸びそうな。

    佐和子は大塚寧々さんか深津絵里さん、日和子は坂井真紀さんで。

    タイトルと装丁は美しいのに勿体無い。金平糖(この本は金米糖)も金木犀も美しい響きなのに金日成になるとこの不快感。

  • 久しぶりに江國さんを読みましたが、相変わらずの世界観。
    登場人物のそれぞれは激しい感情が描かれているのだけど、
    読んでいる限りそれは感じられず、どこまでも穏やかでアンニュイ。
    そして膿んでいる。

    この人の本は主人公の女性が性格は違えど、
    みんなどこか狂気を含んでいて膿んでますね。

    普通の感覚の登場人物の個性が消えてしまううほどに
    主人公が膿んでいる。

    それでも初期の作品はこの穏やかな起伏のない世界観が狂気よりも勝り、
    読んでいてとても心地よかった。
    しかし最近の作品は膿んだ狂気の方が表面に出過ぎているのかな・・・?

    何か上滑りしていて噛み合わず、読めば読むほど気持ちが悪い。
    主人公に好感が持てず、ただの理解不能な人にしか思えない。
    心地よい読後感を感じることが出来なくなったのが非常に残念です。

  • まずタイトルの美しさはどの作家さんにも負けないのではないかというくらいいつも素晴らしい。金米糖の降るところ。
    佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを〈共有すること〉をルールにしていた。
    なんて、江國さんじゃなければただのビッチな姉妹の話で終わる。(まぁただのビッチじゃんっていう感想を持つ人もいるだろうけど)不倫話がいくつも重なった感じなのに、そんなんじゃ言い表せないほど蜜の濃さ。
    佐和子もミカエラもわたしは好きじゃない。ミカエラの娘アジェレンの素直さに憧れる。
    そしてまたラストがよかった。真実ちゃんのちいさないたずら。
    ――舌打ちは相手に対する侮辱よ。そしてね、たっちゃんの愛の言葉とそっくり。知ってた? そのこと
    あー怖い。江國香織さんの物語は美しくて怖すぎる。そしてまた結婚が怖くなる物語だ。

  • 久しぶりに再読。

    不倫ですらないんだろうな、と思う。
    ただの男女の恋愛で、それがただの味付けとして描かれることに対する違和感が、読後の疲れの原因かも。

    もともと彼女の書く話は世間の価値観を度外視したものが多くて、それは彼女が自分の価値観しか信じてないからかな、と思う。
    小さい頃の世界こそが真実と思う価値観。

    田淵を「かわいそうに」と同情する達也の言葉が表す佐和子の不変性。姉妹が互いしか信じていない。

    彼女の書く女性はアダルトチルドレン的なところがあると思うし、姉妹で姉がいる私は、すごく理解できてしまう。好きか嫌いかは別にして。

    男を家族にしない。いつまでも恋愛が描けるのはそのためで、だからこそ女性に人気があるのでは。

  • 姉妹という関係
    男女間にある、絶対はないこと、永遠はないこと
    江國さんの小説にしては怖い印象でした。

  • 中学生の頃、小学生の恋なんて友達とあの子がかっこいいだのかっこよくないだの言ってるだけの恋だと思ってた。
    高校生の頃、中学生の恋なんて仲の良い異性の友達の中でもとりわけ仲の良い友達といるだけの恋だと思ってた。それか、恋という名前を借りたただの憧れか(ちなみに私は完全に後者だった)。
    大学生になって、高校生の恋なんてまさに恋に恋するような、少女漫画に憧れた恋だと思ってる。
    大人になった私は今の私の恋をなんと思うのだろうか。親元を離れて一人で暮らして、ハタチも過ぎてお酒が飲めるようになって、十分に大人と言ってもいい歳だけど高校生の恋で止まってるような私にとってこの話はまだ早かったみたいだ。もう少しいろんな恋を経験したらもっと分かるのかな。

  • ブエノスアイレスで生まれ育った日系人の姉妹は、とても仲が良く、色んな秘密や、男性まで共有しながら生活していました。

    そんな姉妹の不思議な遊びは、金平糖を地面に埋めることでした。
    なぜそんな事をするのか?
    自分たちの祖国である日本は、今いる場所の地球の裏側にある。だったら、この地面に金平糖を埋めれば、反対側の日本では金平糖が星のように空を照らすだろう。

    そして、日本の大学に進んだ姉妹は、姉は日本で結婚し、妹は成人して間もなく娘を産んで地球の裏側に帰っていった。

    そこからこの物語は始まる。

    本当になんて事のないただの日常劇なんですが、なんとなく読ませるというか、途切れることなく読み続けました。

    最初に書いた金平糖の下りは素敵だと思いました。

  • [内容]
    ブエノスアイレス近郊の日系コロニアで育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを<共有すること>をルールにしていた。留学のため来日した二人だったが、誰からも好かれる笑顔の男、達哉と知り合う。達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚する。同じく達哉に好意を抱いていたミカエラは父親がはっきりとしない命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、語学学校の教え子であった田渕ともに故国に戻る。一方、ミカエラは成長した娘アジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけてアルゼンチンにやってくると……。

    --
    まっすぐだけど純粋とはかけ離れた位置にいた二人の姉妹。色々とテーマが盛り込まれたとても長い話ではあるのだけど、これが江國香織さんの作品に触れるはじめてのもの。読みやすかった。とても。というか、テーマがテーマであるために内容的にもどっしりきそうだなと思っていたけど、何故か江國さんの文体がどうしてもうつくしく魅せてしまうので、驚き。登場人物の言葉や、行動ひとつひとつ儚くて危うくて、ついつい読み更けてしまった。言葉をあやつるのが上手い人だなあ。

  • 「家族を愛していても、家族以外を愛せなくなるわけではない」



    久しぶりの、「読んだことのない江國香織」でした。
    かなり分厚い本でしたがすらすら読めたのは、あまり考えなくても良いというか、すっと頭に入ってくるような書き方だからかも。

    アルゼンチンに移住した日本人夫婦から生まれた姉妹、カリーナとミカエラ。
    ふたりは最初の男からずっと共有してきたが、はじめて共有することをカリーナが拒んだたっちゃん。
    そのカリーナがたっちゃんを捨て、一緒にアルゼンチンに移るたぶちん。
    ミカエラが日本の大学時代に妊娠した、父親が分からないけど聡明な娘アジェレン。
    アジェレンが恋に落ちた、ミカエラの上司のファクンド。

    全編を通してアルゼンチンの描写が多いため、アルゼンチンに意識が持って行かれます。この人が書く生活の描写は、読んでて落ち着く。

    不倫をしているアジェレンの、これが本物だと信じているというか、信じている間は本当に本物な感じがとても懐かしかった。
    私にもこれがあったはずだけど、しばらく忘れてしまっていた。

    江國香織を読むと、自分の中の愛について振り返るきっかけというか振り返るはめになり、あと脳内の言語が江國香織化されるので、しばらくやっかいです。

    冒頭に書いた部分と、「愛ではないその何かが、愛より劣るものだと誰に言えるだろう。」という部分がとても好きでした。

    ラストの十字架のシーンは本当にぞっとする。
    所沢の家は「墓場」だったのだという暗喩かと思いますが、アルゼンチンの明るい墓地との比較がなされていて、鳥肌ものでした。

    この人はこういう、女の面倒くさい部分を見事に描いているので、読む時期を間違えなければとても面白いです。

  • 江國さんは何かの記事で、
    人の中にある孤独感をかききりたい
    的なことを言っていた。

    これがとても印象的だった。
    読んだ時、私が知っている孤独感は、今のそれとはずいぶん浅いものだったし、孤独って嫌だなと思っていた私も、嫌な部分も全て受け止めて生きていくんだなぁ・・・と、孤独を自分の中に取り入れて始めた実感がある。

    せっかく孤独を自分の中に取り入れるんだったら、江國さんのように美しく取り入れたいと願う。

    佐和子は達也との間に彼女自身が抱えていた孤独感を、田淵とは抱えていなかったのかな。
    メインの男(この場合達也)との孤独を美しく見せつつ、次の男(実はこちらがメイン)との時間を描きながら、孤独も見れたらよかったけど。
    じゃないと、孤独を感じない男によりそってる?ってことになっちゃう気がして。

    人は多分、誰といても孤独を感じるんだと思う。
    私はそれが嫌で嫌で仕方がなかった。
    けれど。
    孤独を感じる一方で、孤独が埋まった時の充実感、孤独が孤独のままでいる潔さを少し知ることができた今、それを自分が弱ってしまわない程度に感じて生きていきたいと思っている。

    孤独を感じたいと思いながらも、同時にそれは少し悲しいよな・・・って思う時に、江國さんの小説は効き目大なの。

  • ブエノスアイレスで育った姉妹、佐和子とカミエラは男を共有することをルールに二人の世界を構築してきた。
    でも、本当は自分だけを見つめてくれる男を探していたのかもしれない…。ある日、日本に住む佐和子が旦那でない男を連れ帰る。不確かな気持ちを抱えながら…

    という話。
    生々しいの内容なのになぜかファンタジックという不思議なストーリーだった。
    面白く読んだが、再読しないし、読んだことを忘れそうな話だった。

  • 現実には、まぁあり得ない話ですが、江國さんの小説だと、雰囲気や間や、文章がすごく素敵で、続きが気になりあっという間に読み終えました。大人の恋愛小説。
    最後があいまいな終わりかただったので、どうなったんだろ…。ミカエラは達也を追って日本に行ったのだろうか。こんな関係で、よく姉妹仲良くしていられるなぁ。とか、佐和子とたぶちんは、どうも長続きしそうにないよなぁ。とか色々読後思いふけってしまった。

  • 途中までおもしろかったんだけど、最後の一ページで一人の男を二人で共有するということと、好きなのに妹のための手放すというのが急に理解できなくなって、気持ち悪くなった。
    多分わたしは達哉が気に入っていたんだと思う。

  • なんかすごいなぁ
    どこもかしこも三角関係だらけ。
    でも、ドロドロした感じはみじんも見せず、物語は優雅に、華麗に進んでいく。

    赤身のステーキに赤ワイン、アルゼンチンの情熱的な音楽と、野性的な描写が多いけど、読後感は不思議と静かで、瑠璃色の世界を見つめているよう。

    アルゼンチンで金平糖を土に埋めたら、地球の裏側の日本で満点の星空になる、ってなんか素敵。

  • ある程度あらすじを理解してから読み始めないと、いろんな人がいろんなこと言って全然わかんなかった。

    姉妹のルールは好きな人を<共有すること>

    ブエノスアイレス近郊の日系コロニアで育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを<共有すること>をルールにしていた。留学のため来日した二人だったが、誰からも好かれる笑顔の男、達哉と知り合う。達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚する。同じく達哉に好意を抱いていたミカエラは父親がはっきりとしない命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、語学学校の教え子であった田渕ともに故国に戻る。一方、ミカエラは成長した娘アジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけてアルゼンチンにやってくると……。

    いや、江国さんはこういうちょっと変わった恋、愛、不倫、とか、そういうのの表現がほんとにすごい。シャワーが好き、紅茶好き、あまり感情を出さない女の人もよく書くと思うし、この世に彼がいなければ私は私でなくなる的な没頭愛の表現もすごいなぁと。東京タワーみたいなさらりとした文章の中に、いっぱい共感・説得させられるものがある。

    どうやって完結するんだろう?と思っていたけど、うまく終わったのか、何一つ片付いてないのかよくわからないが、これがうまい落とし所なのかもしれない。

  • 久々の江國さん。
    たびたび思うのだけど、江國さんの作品は、時々、タイトル負けしてるように思います(私の主観です)。この作品も、タイトルに惹かれて手にしました。

    姉妹で男を共有するという、なんともありえないことをさらりと書いてしまう江國さん。この人が書くと、非現実的なことも、なんだか現実的に思えてしまいます。でも、よくよく考えるとやっぱりありえないですよね。

    共有することを拒んでまで結婚したたっちゃんより、たぶちんを選んだ理由が、最後までわかりませんでした。読む限り、たぶちんがそんな良い男にも思えなかったし。まぁ、たっちゃんも浮気ばかりの男ですが(佐和子を迎えに来たのに、ミカちゃんと寝ちゃうし)。

    印象深かったのは、佐和子とお友だちになった小さい女の子。お母さんが、「この子はちょっと・・他の子と違うんです」というところ。達哉が眉を上げたとき、私は思わず笑ってしまいました。私も同じことを思ったからです。今の日本社会をうまく表現しているようで、なんだかおもしろかったです。

    それから、かわいかったのはアジェレン。あの頃特有の恋をしていて、なんだか懐かしかったです。離れていても同じ本を読むというのは、とても素敵だなと思いました。私も彼と遠距離恋愛をしていたことがありますが、本の趣味が違うので同じ本を読むことはありませんでした。でも、私の一番好きな本(江國香織さんの『神様のボート』)を、絶対読まないであろう彼に貸し、彼の本棚の片隅に置いておいたりしたのは、ファクンドとアジェレンが同じ本を読むことと、同等の意味を成していたように感じます。アジェレンが達哉の言葉を聞き流しているところも好きでした。ファクンドのずるさが見えないアジェレンの若さが、とてもうらやましいです。

    ラストはこの前読んだ『真昼なのに昏い部屋』と似たような印象を受けました。ずっと執着していたのに、最後には手放してしまっているような感じ。そのあっさり加減が最近の江國さんらしく、また、わたしが心から恐れるものです。

  • 江國香織の文章が大好き。そして描く世界観が好き。なんだけど、今回に限っては全然理解ができなかった。主人公(佐和子?)にまったく共感できず、ブエノスアイレスを舞台にする意味も見いだせず。なんとなーく、素敵な時間を過ごせたものの、それだけで終わってしまった。なんでも共有する姉妹の絆? そんなのおかしいし、到底理解できるものではない。なんだか雰囲気な小説だと思ってしまう。

  • 夫が迎えにくる所が素敵だった。
    「一番好きなのは夫で、でも他の人と関係を持つ」、という構図は江國さんの他の作品と同じなんだけど、すごく妻に主導権があるところが他の作品とは違うように感じた。

    あと所沢の豪邸エリアの描写がすごくピンときて、「あー」ってなった。反面、アルゼンチンは行った事がないので、きっと肝の部分は分からなかったのだろうな、と想像。

  • 旅に意義を見出してくれる本でした。

  • 江國さんワールド久しぶりだわーと思いながら読了。

    女の人は難しい。
    達哉ってなかなか最低だと思うんだけど、
    ラストに向かうに連れてこの人が可哀想に思えてくる。
    なんかその戸惑いに共感を覚えるのかな。不思議。

    ラストは私にとってはちょっと意外で、
    この人たちの物語はこれで終わりじゃないんだよなぁと思った。
    本として続きが出るだろうとかそういうことじゃなくて、
    あぁこの人たちの人生はこうやって続いていくんだ、と。
    前にも江國さんの本で同じようなこと思ったなぁ。

    外から見るとどろどろした物語なのに、
    江國さんの文章で語られると全然そう見えないんだよなぁ。
    柔らかさと、穏やかな喪失感みたいなもので覆われてるからか。

    タイトルと物語中の金平糖の話がとても好き。

  • アルゼンチンの日系人の町で育った姉妹のルールは、ボーイフレンドを“共有すること”。

    もう、あらすじからして普通ありえないことだけれど、江國さんの小説では「普通」である。

    彼女の文章は、優しく厳しい。
    小説全体に漂うふんわりとした雰囲気とは裏腹に、常に緊張感もあるのだ。
    痛いところをついていて、いつもドキッとさせられる。

  • 江國さんの本は、いつもタイトルに惹かれます。

    わたしは不貞を働く人間が大嫌いですが
    なぜか引き込まれてしまうので怖いです。
    佐和子さんとミカエラとたっちゃんと。
    関係性が明らかになるにつれて
    モヤモヤっとしたり、複雑怪奇な気持ちになり。


    大人の恋愛というものは、こんなにもややこしく
    こんなにもビターなのかとおもうと
    わたしは経験したくないなあと思う一方で
    それぞれが幸せになってくれたらよいなあ
    と思いました。

    浮気しない男の人って幻なのかなと
    思わされる一冊でした。

  • 綺麗だと思った。金平糖と星空。

    愛情や気持ちは移りゆくものだけど
    ときどき、確固たる何かを見つける。
    言葉では言い表せないけど、
    確かに、そこにあるもの。

    わからないなって思う。恋も、結婚も。
    いつか何か分かるかなって思う。
    淡くても、消えてしまうものでも、
    出逢ってみたいなって思う。

  • 江國香織さんの作品は本当読みやすくて内容は何にせよなんか優しい気持ちになる・・・

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ブエノスアイレス近郊の日系人の町で育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを"共有すること"をルールにしていた。留学のため来日したふたりだったが、誰からも好かれる笑顔の男・達哉に好意を抱く。しかし達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚。ミカエラは新しい命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、不倫の恋人とともにブエノスアイレスに戻る。一方、妹のミカエラは多感な娘に成長したアジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけ、アルゼンチンにやってくると…。東京とアルゼンチン・ブエノスアイレス、華麗なるスケールで描く恋愛小説。

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