- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864237
感想・レビュー・書評
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2016 5/27
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2016.5.13
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主人公の美智之輔がとっても魅力的。
マイノリティで生きることは辛いこともたくさんあるだろうし、受け入れてくれる人ばかり出ないけれど、逆にそのまんまで受け入れてくれる人もたくさんいるのだ。
自由に自分でいればいいのだなんてふふふと笑ってしまった。 -
この文体についていけず、途中で挫折しかけたが、後半4分の1で俄然面白くなった。いつも通りのマハさんの読後感で満足しました。
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おもしろかったです。
リトグラフの事を何も知らなかった。
良さが良くわかりました。
東京駅での展覧会、見に行きたかったです。
近くで、また開催されないかなあ。
マハさんの本は、読後感がとても良くて、
それも大好きな理由の一つです。 -
2016.04.25
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キライじゃないけど、原田マハが書かなくてもいい文体とキャラ…
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恋愛ものと、美術、小説がコラボした作品だという印象。パリの街の趣ある情景が映画さながらの雰囲気を感じつつ読み進めていったが、コメディタッチで描かれている予想がつかない恋愛の行方とドタバタ劇もあり、一見ミスマッチかと感じたが、意外と合わさっているなと感じた。ミュージアムを舞台にした、絵画やある小説を巡って人々の恋愛模様が気になり、それに圧倒してしまう程だった。最後はハッピーエンドでまとめてられていて、良かったと感じる。ジンジンはうーんとなってしまう。物事を成し遂げるためにお騒がせもあるが、邁進する姿が良い。
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【最終レビュー】
予約著書・約、3ヶ月半待ち。図書館貸出。
既読したドラ・トーザンさんの出身地
〈フランス・パリ〉へと舞台が移っていく展開。
主人公の設定に、今までにない疑問視を感じたのが本当の所なのが率直に感じた所。
一捻りした言葉遣い・妄想にはやはり、自分としては?でした。
ただ、それ以外での
・パリのあちこちの界隈(カフェ、ホテル、レストラン等)の名称そのものからイメージがふんわり湧き上がるかのような『情景』
・歴史観のある美術館の数々から伝わってくる『雰囲気』
・『フランスの「日系書店」』
・『アートを土台にした「日本での展覧会」を開くための裏側をめぐる「物語」』
・フランス独特のあるアートの技法から見えてくるもの
・ドーランさんが書かれていた『実際のフランス独特のライフスタイル』
・フランスが舞台の映画作品
等は、今までと変わらない『芯のある描写』がしっかりと伝わってきてたので
〈アートの面白み〉と同時に
〈自分自身の作品〉
=オリジナリティを見つけるための主人公が、幅広い世代・立場の方々と『生身で肌で実際に「体感」していく中での「変化」』
何だか、パリのアチコチを実際に旅をしているかのような『錯覚』も時折感じつつ
未知の世界の空間をまたイロイロと巡っていきつつ、私自身、そう感じ取っていました。