教場X 刑事指導官・風間公親

著者 :
  • 小学館
3.48
  • (24)
  • (75)
  • (110)
  • (16)
  • (0)
本棚登録 : 629
感想 : 87
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093866156

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「教場」シリーズの新作、時系列として「教場0」と「教場」の間
    「教場0」の続編とも言えそうです

    このシリーズは短編集で読みやすく、やはり面白いです
    読者からは最初から犯人がわかっているのですが、特定する過程に時にはっとさせられます
    洞察の鋭さもそうですが、厳しさと優しさを兼ね備えた風間はかっこいいですね

  • 【収録作品】第一話 硝薬の裁き/第二話 妄信の果て/第三話 橋上の残影/第四話 孤独の胎衣/第五話 闇中の白霧/第六話 仏罰の報い
     右目を失ってから、警察学校の教官になるまでの間の、風間道場の話。倒叙形式で、若手刑事たちが真相に気づく過程が描かれている。
     第二話と第五話以外は、被害者の自業自得。ただ、犯人は、手を下して自らと家族の人生をより悲惨にすることもあるまいにとは思う。第二話の教授のやり方はうまいど、何も卒論でやらんでも。自分を守るという意味でも、もろもろ配慮不足ではある。

  • 風間公親シリーズ。
    テレビドラマの影響か、装丁がキムタクに見える(笑)

    このシリーズも長くなって、今回は一休みの軽い短編集。
    犯人が分かっている謎解きはあまりわくわくしない。

    そして、最後に待ってました!と思える瞬間。
    これがまさにこの本のどんでん返し。

  • ドラマ化ですっかり勢いのついたシリーズに。もう表紙がキムタクに見える。犯人から見る風間教官の姿が、なんだか新鮮に感じました。そういえば、このシリーズって、一般人の「犯人」って、全然出てきてなかったんだな。
    2021/10/8読了

  • シリーズ第5作。珍しく落ちが読めてしまった章が複数あった。

  • これで今のドラマ分に追いついた。といっても、ドラマには事件と十崎の話以外のストーリーが盛り込まれている分、指導される刑事側の姿は強調されているけど。
    またどの犯人も一筋縄ではいかない事情を持つ人ら、まぁそうか。
    151冊目読了。

  • 風間教官が警察学校勤務になる直前の話。短編集で読みやすかった。ドラマのキムタクがハマり役過ぎて、文章を読んでてもキムタクで再生される。
    妊婦の人の話が1番面白かった。子供が何故やけどしたのか、なぜ隠すのかそんなに重要に思えなかったのに、ちゃんと意味があったと驚いた。
    あと学生と教授の話も好きだった。すごくシンプルだけど、地図に絡めた話で印象に残った。

  • 2022/01/02 01読了

  • 木村拓哉さんが演じる風間公親が、警察学校勤務になる前の物語。

    いくつかの短編がまとまっていて読みやすい。

    一連のシリーズを木村拓哉さんでドラマ化以降、初めての単行本と思われ、表紙に描かれた風間公親のイラストが木村さんに似ている気がする。

    風間のような、思慮深く近寄り難くて鋭い指導教官は、ただただ尊敬。

    地図や放射線等、馴染みの薄いことも知ることができてよかった。

  • 教場の最新刊(2021/9現在)
    構成はいつも通り短編集で舞台は警察学校ではなく風間教場のなっている。
    各ストーリーは犯人が計画を練って犯罪を犯すシーンから始まり、風間とその教場に送り込まれた新人刑事が犯人に迫り逮捕に至る流れ。新人が風間に求められる犯人逮捕への手掛かりを読者も一緒に考えられる形式になっている。やや神がかった風間の洞察力が現実離れし過ぎている感はあるが楽しく読める。3.6

全87件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長岡弘樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×