野村ノート

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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876049

感想・レビュー・書評

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  • なにげなく見ている野球の見方がかわります。
    全ての結果には理由があり、全ての勝利には準備がある。
    野球というものは人間社会の縮図であることもわかる。
    野球というものを使って生きていく上で大切なものがわかる仕組みになっている。

  • 野村監督の野球に対する考え方を書いた本。<br>
    野球のことが思ったよりも多かったが、<br>
    野球をやっていない自分にも、思いを寄せるところが多々あった。<br>
    野球をやっている人はこれを読んでからやったら、また違う結果があるのでは。<br>
    <br>
    以下抜粋。<br>
    結果を出していくうちに選手は自信をつけていく。プロに入ってくる選手というのは、ある程度実力はある。要は何かの拍子で自信を失ってしまったり、あるいはプロに入ってからまわりのすごい選手に圧倒されて、地に足が着かないまま野球をやっていた、そういった選手が多い。それがひとつふたつ白星がつくだけで、ふだんの態度まで見違えるように変わっていく。<br>
    <br>
    実践においては意識付けは中心に、「備えあれば憂いなし」「準備の充実なくしていい結果は得られない」という準備重視(プロセス重視)が私の野球である。<br>
    <br>
    「おかげさまで」<br>
    夏がくると冬がいいという、冬になると夏がいいという<br>
    太ると痩せたいという、痩せると太りたいという<br>
    忙しいと閑になりたいという、閑になると忙しいほうがいいという<br>
    自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す<br>
    借りた傘も雨があがれば邪魔になる<br>
    金を持てば古びた女房が邪魔になる、世帯をもてば親さえも邪魔になる<br>
    衣食住は昔に比べりゃ天国だが、<br>
    上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見ては愚痴ばかり<br>
    どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい<br>
    いったい自分とは何なのか<br>
    親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか<br>
    つまらぬ自我妄執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう<br>
    おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい<br>
    <br>
    ぎり★4つ(野球以外がもっと多ければ・・・)

  • 弱者の戦術。今の戦力を嘆くのではなくて、今の戦力でどう戦えば、強者に勝てるのかを考える。

  • 現プロ野球東北楽天イーグルス監督の野村克也さんが約50年間の野球人生で得たものを一冊にまとめたものです。野球の細かな技術から人としてどうあるべきかなどが様々な視点から書かれていて、驚きと同時に新たな発見のある一冊です。

  • 仕事のことを考えた。野球のことを考えた。組織論の本。

  • スポーツは「頭・心・技・体」が重要であると理解させられる、
    名将野村克也の力作。
    是非、亀田親子も読んでほしい一品である。

  • 野球だけにおいて考えれば,監督業をする人にとっては,非常に参考になるであろう作品です。

    別の意味で考えて,ビジネス書のようなものと考えてもおもしろいと思います。
    監督と選手の信頼関係を築くためには・・・といった内容も書かれています。
    とにかく,有名なものでもありますし,野球をやられている方,特に投手捕手の方はぜひ一度読んで見てください。

  • 名将・野村はダメ集団をいかにリセットし、勝者へと再生したのか。吉井や遠山を生き返らせたシュート習得と内角球論。ヤクルト・古田と巨人・阿部はリードの優先順位が正反対。1番は今岡より赤星。敵が嫌がる打順の組み方。イチローを封じた日本シリーズでの心理戦etc.―「指導者はかくあるべき」刮目の書。

  • 野球好きの俺にはぴったりでした。監督として人をどう率いていくかとか経営にもたくさん勉強になります。

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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