エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093877787

感想・レビュー・書評

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  • 野村監督がプロ野球生活50年の中で見たエースたちの思い出を語ります。野村監督の著書に出てくる共通の話題がだんだんわかってきました。まず稲尾を褒めまくる。稲尾のおかげで選手として一流になり考える野球のきっかけをつかんだという話。次にヤクルト時代は本当によかったという話。そして阪神批判。いくら欠点を指摘しても直さない今岡と大豊は日本語が通じない(大豊は外国人)、フロントが腐ってるみたいなことを書いてます。最後に本にもwikipedia(消された)にも書いてないお気に入りの野村監督のエピソードを紹介したいと思います。・2001年のシーズンで、和田豊選手までが二軍調整させられるなか、お世辞にも成績のよくないカツノリだけが二軍落ちしない理由を報道陣に問われた際、「だって親子だも〜ん」という名言を残した。団野村は?ケニー野村は?伊東克明は?そりゃ団野村の昔の登録名だ。

  • 満足、妥協、限定はプロ野球選手の三大禁句 人間的成長なくして技術的成長無し 小さくて気づかないようなものにこそ美しさがある夏目漱石 情をもって知をひきだし、意へと導く

  • ● ところが、メディアが「力と力の真っ向勝負」などと曲解して美化するものだから、大きな勘違いがひとり歩きする。力には、体力、気力、そして最も重要な知力がある。そのすべてが充実してこそ、真の力勝負というものが生まれるのだ。

    ● 「組織はリーダーの力量以上には伸びない」というのが、私の持論である。

    ● この「人生、意気に感ず」という言葉は、「功名誰かまた論ぜん」と続く。自分のもてる力を存分に発揮するなら、成功しようが失敗に終わろうが、そんなことは問題ではないという意味だ。

    ● 言葉をもたない指導者など、何者でもない。

    ● 「個人成績をアップさせることがチームに貢献しているのだ」という考えは間違いではないが少しずれている。「チームの勝利に自分はどう絡めばいいのか」が正しいのである。

    ● 「やさしい、むずかしい、どっちも本当だ。しかし、むずかしい道を踏んで踏んで踏み越えて、真にむずかしいを苦悩した者だけが本物だ」吉川英治

  • ぐちりで有名な楽天の監督・野村氏が語る、選手と人と、いい野球の話。
    仕事に対する真摯な態度と社会人としての自覚、野球に対する情熱と資本をとつとつと語ってくれます。
    毎晩みんな彼のぐちりが気になって仕方がない気分がよくわかります。
    なにが大事か求めていく姿勢は、とても参考になります。

  • 満足、妥協、限定はプロ野球選手にとって三大禁句。
    感じる心、考えることが大事。
    自分はなんのために野球選手をやっているのか。
    人は家庭学校社会から人間としての基礎を学び、
    社会へ恩返しをする。

    どれも野球に限らない話だ。

  • 野村ノートに続いて野村監督の必読の書。
    特に投手について色々勉強になります。
    エースとは何か。

  • 読みやすい。

    組織のあり方について、賛同できる部分が多かった。

  • 覚えてる度:★★★☆☆

    ノムさん著。

    現役時代の稲尾・杉浦、監督時代の伊藤智仁・高津・井川など、
    自身の野球人生を通して出会った、様々なエースとのエピソードを振り返り、
    エースとはどうあるべきか、エース論とでも言うべき書。

    最後の章では楽天のマー君に触れ、真のエースになるための道を示している。
    マー君にとって、ノムさんとの出会いは吉と出るか凶と出るか。
    今のところ吉、、かな。今後に期待。

  • 品格本ブーム便乗モノww

    企画は言わずもがなだが、しかし他にもう少し目新しい人はいなかったのかね。
    野村監督の実績と実力は認めるけどさぁ。

    それはともかく本題は、エースがどうこうはどうでもいいかね。
    コーチングというか人の指導に関しては学ぶことが多かった。

    情をもって知を引き出し意へと導くか、いい言葉だね。
    (2008/10/10)

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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