anego

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 762
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093933049

感想・レビュー・書評

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  • 頭のおかしな女を妻にもつ男との不倫泥沼話。
    お節介はほどほどに・・と。

  • 初読:2010年大暑

    Book ●ffで100円シリーズ。
    ドラマの初めを少しだけ見てたから読んでみたけど、こんな内容だったのねー。
    共感できる部分も多少はあるけど、ここで語られてるOL像ってやっぱり現実との齟齬がかなりあるのでは。。。

  • 林真理子さんのanego


    ドラマは見たことありましたが、原作はもっと濃厚でドロドロ・・・ドラマが楽しくストーリー展開していた理由が何となく分かりました。

    でも原作は原作でとっても面白い。
    30代独身女性の恋愛感だったり、仕事に対する考え方、上司や結婚していく友達・・・・まだ30になってないけど読んでいて私にも当てはまる点が何点もあって人事じゃないぞって恐怖心いっぱいで読んでしまいました。


    そして不倫する果てを見た気がします。現実ってこわい。
    不倫してお悩みの方は読んだほうがいいかも。


    この主人公は悩みをいっぱい抱えているけど自分を磨いて仕事もがんばっていて・・・読んでいて頑張って!!って背中を押したくなるような人だからこそ、結末が気になるもの。


    怖いもの見たさでついついばばっと読んでしまいました。


    林さんのエッセイはフフフッって気軽にバカ笑いして読めるから好きだけど、ドロドロした女と男の小説も癖になる。

  • バブル世代の奈央子。
    商社勤務で賢い女のはずが、
    結局うまく立ち回れずイバラの道を歩く。
    でも人生いろいろ。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    大手商社に勤める33歳の独身OLがふとしたことで知り合った夫婦は心に深い闇を持っていた。読み進むうち明らかにされていく真実、次から次へと起こる事件。不倫、セックス、泥沼の恋。恋愛ホラーともいうべき衝撃長編。
      働く女性にカリスマ的人気を誇る著者が、恋愛ホラーともいうべき新ジャンルを確立した、待望の恋愛長編小説。33歳の総合商社OL=奈央子は後輩からも慕われる“姉御”的存在。その主人公がふとしたことで知り合った夫婦は心に深い闇を持っていた。読み進むうちに明かされる真実、次から次へと起こる事件の数々。合コン、セクフレ、不倫、泥沼…この小説の中には、女性ならだれしも経験してきた、思い出すだけで“痛すぎる”恋愛のすべてのパターンがある。ファッション誌『Domani』連載中、丸の内OLの間に“anego系”という言葉や“anegoメール”なる現象まで生み出した、大人気小説。読み続けて最後の1行に至るとき、背筋まで凍り付くような濃密な愛の姿が見えてくる。

    2009.7

  • ドラマを観てから読んだせいか、ドラマの方が面白かったです。
    最後の方のドロドロ加減は結構好きだったんですが・・・。
    あと読み終わった後の後味の悪さも、あれはあれで嫌いじゃないです。

    ドラマはアネゴと黒沢のラブコメディみたいになってましたが、ある意味ここまで原作を変えて面白かったドラマも珍しいですね。

  • 「奈央子さん、知ってますか。男運が悪いのは、頭が悪いってことらしいですよ。運が悪いんじゃない。男運が悪いのは、頭と性格が悪いんですって」

    「私たちって、自分たちのこと、なまじ頭がいいと思ってるじゃないですか。でもそれってまるっきり間違いだったっていうわけです」

    「妥協するのも、頭がいいっていえばそうかもしれないけど…」

    「ねえ、このレベルの男とつき合いたくないって思うのも、頭が悪いって言われるわけ?」

    「もちろん。見極めが悪いのも、頭が悪いってこと」

    「前の男が忘れられないのは」

    「おお、頭が悪い何よりの証拠」

    「いい男がいない、いい男がいないかって、口を開けばぶうぶう言ってるけど、世の中にはいい男が確かにいます。でもそういうのは別の女がかっさらっていきます」

    「見極めが悪い、決心がつかない。つまらない男とだらだら続ける。私たちに男運がなくって、こんな風にイヴの日に集まっているのにもちゃんと理由があったんです」

    「いいわよ。頭悪いって言われても。いまさらつまらない男とどうのこうのしようと思わないもの」

    「ほら、その居直りがいけないわけ」

    「居直りで悪かったわね。わたしにも一応、実績といおうか、プライドっていうもんがあるからね」

    「ほら、ほら、もうプライドは捨てましょうよ」

    「いやいや、誇りと志は高く、間口は広く、っていうのが私たちのモットーじゃなかったっけ」

    「いずれにしても、頭のいい女は幸せになるわ。わたし、この頃本当にそんな気がしてきた…」


    ‥‥‥‥‥あぁぁぁ、わたし頭悪かってんや、いわんや性格をや(>Д<)

    ドラマになったのはちゃんと観たことがないけど、もう少しさわやかなイメージがあった気がする。。。。原作本はまさに恋愛ホラー。


  • これもドラマ見てから。
    あっきー目当てで読んだのに

    (´・ω・`)

    ドラマの姉御を期待してる人は
    読まないほうが良いかも…

  • ドラマのファンでもあるし、林真理子原作でもあるのでぜひ読みたい本だったが、ドラマと展開がずれて意外な結末を迎える。原作はどちらかというとホラーのもっていきかたのような。連載ものだったのだろか。そうであるなら、結末よりも過程で読ませるので納得がいくが。珍しく映像化の方が好ましいと思う。

  • ■ドラマみたいなのかと思ってたのにーーー全然違うしー!最後のオチが切なくて嫌でした。あたしもanegoみたいになりそうで恐い・・・笑

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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