ドスコイ警備保障 (小学館文庫 む 2-2)

著者 :
  • 小学館
3.41
  • (14)
  • (46)
  • (75)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 396
感想 : 69
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081183

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトル通り、引退した力士達が警備保証会社を設立する話。
    才能や運に恵まれず廃業したスポーツマンが、その体躯や正義感を生かして警備員になれば最強だね。
    コメディの中にも時々グッと心に響く台詞。

  • 廃業した力士達の警備会社を設立する話

    力士に偏見はないけど、ご都合主義が強め
    若乃花が廃業後にアメフトに挑戦して断念したとか、曙はヒキガエルになったし、他にも力士がプロレスに転向したけどうまくいかないとかよく聞くけどね

    それはそうと、力士の廃業後のセカンドキャリアの受け皿としては面白い試み
    セカンドキャリアの成功が難しいのはアスリート全般に言えることだけどね
    現実でも何かそんな人たちの受け皿的な仕事はないものかね?

    それぞれの協会が何がしか考えてはいるんだろうけど、潰しが利かない人たちが多いので、なかなか難しいよね

  • 大相撲。そのトップはもちろん横綱ですが、その座を目指して多くの力士が努力しています。
    しかし、トップ層が活躍する裏では、「夢」破れる若者が多くいるのも事実。
    親方やちゃんこ屋、タレントなどに転身できる者は西鶴のあるものだけであり、大半の「元力士」は社会の荒波にもまれることになるのです。

    そんな現状を憂えた元横綱の南ノ峰親方。
    引退した力士の働く場所として「ドスコイ警備保障株式会社」を設立。
    もと力士15人の社員でスタートするはずでしたが、社員寮として使っていた建物で、以前から生活していた松村君という「ただのデブ」も加わり…。

    <裏表紙あらすじ>
    社員は全員、元力士。史上最強の警備会社が誕生した。名付けて「ドスコイ警備保障株式会社」。きっかけは、引退後の力士の就職先に心を痛めた相撲協会理事長・南ノ峰親方の親心だった。▼立ち合いのスピードはオリンピックの短距離選手級、体重百キロを軽く超える巨体、しかも全身が筋肉。この警備会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵いません。元スモウレスラーのガードマンなら外タレのウケも抜群です。▼予想外の展開に、読むのを止められなくなるほど面白い。あの『都立水商!』の著者が書いた、結末は大感動の上質エンターテインメントがついに文庫で登場です!

  • タイトル負けしない楽しめる作品でした。
    引退した力士はどうなるのかというちょっと気になるリアルな問題とわかりやすいギャグで終盤まで飽きずに読めました。

  • 面白かったです!
    みんなそれぞれ良かった良かった!
    ドスコイ!

  • おもしろかった

  • 2016/06/06読了

  • 会社に経営的なピンチがなく。元相撲取りならではの警備のシーンをもっと描いて欲しかった。

  • 予想通り、斬新な発想とテンポよい文章でした。

    相撲取りが警備員という発想が面白いし、
    何より登場人物たちの人となりが素晴らしい。
    こんな人たち、まだいるのかなという実直さと熱い心を持った彼らは読んでいて気持ちが良い。
    そして、強い!笑

    作者の相撲界への提言も、詰め込まれた小説なのでは?

    こんな警備会社あったら楽しいし、人気出るだろうな。
    なんか、相撲にも興味出てきたし、良いきっかけ本になりました。

    ふつうのデブの松村くんのポテンシャルが何気に高い。笑

  • 小中学生でも読める簡単な本だけど、至極痛快な本。明るい気分になれる。

全69件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1955年山口県光市生まれ。本名の福田勝洋名義で、俳優としてテレビ・映画に多数出演、また劇団「東京地下鉄劇場」を主宰し劇作家としても活躍。2001年『都立水商!』で作家デビュー。同作はコミック化・ドラマ化もされヒット作となる。主な作品に『史上最強の内閣』『史上最強の大臣』『ドスコイ警備保障』『埋蔵金発掘課長』など。

「2022年 『森の石松、社長になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

室積光の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×