- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094082173
感想・レビュー・書評
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記憶の片隅にあった、いつかみた映画の雰囲気をうっすらと思い出しながら読んでいくうちに、段々と記憶が蘇ってきて映画をみているかのように愉しめた。
優しくゆっくりと、心にしみこんでいく、、
そんな物語。
『きみの隣はいごこちがよかったです。ありがとう』…
心にとまったのは、
自分を産んだせいでお母さん(澪)は早くアーカイブ星にいってしまったんだと責める佑司へ澪が言った言葉…
「あなたのいない人生なんて考えられない。あなたがいて、初めて私は自分の人生を生きたって、そう思えるようになるの」
「あなたと出会えなければ、50年生きたってこれほど満ち足りた気持ちにはなれなかった」
人生に価値を与えてくれる存在って、自分自身じゃなくて、大切な人の存在なんだなと感じた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死後の世界、ピュアにこうであると愛しいですね。
ただ、歳を取ると、ストーリーの変化球についていけない 涙
いま、ネタバレに会いにゆきます -
ずっと昔ドラマをやっていたことは覚えていて、でも内容は知らなかったのでドラマを見る前に原作を読んでみた。
ゆうじとたっくんの2人の会話がとてもかわいい。別れを経験した2人の悲しい話じゃなくて、1日1日を大切に過ごしたくなる温かい家族の話だった。
梅雨なったら思い出す物語です。 -
物語の中盤までは、巧を中心に淡々と進んでいく。中盤以降は一気に物語が動きつつも、丁寧に3人のやり取りが描かれていて情景描写がしやすかった。ラストもしっくり来る終わり方で感動した。また映画も見てみたい。
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題名の意味を一番最後に納得できる、繊細で心が動かされるストーリー。
感情移入してしまうととても悲しく切なくなってしまい、パートナーや家族を大切に今をしっかり生きようという気持ちにさせてくれる。 -
いい!!
日々の疲れた日常を癒やしてくれる、そんな物語。
めちゃくちゃ面白い、というわけでもなく
超感動した、にもチョット届かないけど
じんわりと心に染みてきます。
ラストのネタばらしの部分も、まーそんなあたりかと
無理のない展開で、なんとなく納得。
何となく読んでみるかにはベストな一冊。 -
4.3
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何かのきっかけで、連絡できたことによる、その後の人生と、連絡する勇気やきっかけを掴めないまま時間が過ぎて永遠に平行線に終ること、本作はファンタジー的な要素ながら考えさせられる作品でした。
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映画をむかし観たような記憶があったわけだけど、いまさらながら原作も読んでみた。面白かった。
だだ、「セカチュー」しかり、映画に比べると原作は正直色気がないというか、エンタメ色が若干よわいというか、それなりに感動するけどちょっと物足りない印象だったなあ。
梅雨の時期だけ亡き妻がかえってくる。よくよく考えると結構怖い。というか、なんで梅雨の時期なんだっけ?なんか梅雨じゃないといけないエピソードがあった?僕が適当に読み飛ばしているだけなんだろうか