おくりびと〔小学館文庫〕 (小学館文庫 も 3-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 970
感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082845

感想・レビュー・書評

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  • 計らずも2016年の一冊め。
    納棺師としての父の姿を改めてみたいと強く思った。
    納棺師が差別的に見られる描写が私には少しチクリとした。
    世襲性だったりすると、また違うのかもしれない。
    読み進めている最中はもっくんと、広末、山崎力でしか読み進められない。
    よくも悪くも。
    でも、映画とは違って大ちゃんは大ちゃんであり、奥さんは奥さんである。
    映画とはやはり違う部分もかんじられた。
    私は生き死にが関係するものはやはり涙もろくなる。
    その分、納棺師という仕事を自分の生業にいつしかなる可能性もあるのか考えながら読み進めたが涙もろくて仕事どころではないのだろうな、と改めて感じてしまった。

  • 時間つぶしに手に取った本。

    映画も観ておらずCMとかで何となくストーリーを知ってる程度だったけど
    読んでみたら引き込まれ

    銭湯のお母さんが亡くなってしまう辺りから
    ウルウルして泣きながら読み終えました

    久しぶりに小説の世界に引き込まれて
    読書の楽しさを再認識させてもらえました

  • 良かった。主人公が羨ましく思えてきた。

  • ノベライズなので、まずは映画を観た方が良かったのかもしれません。想像しやすい盛り上がりからのラスト。いいお話だとは思いましたが「けがらわしい」の言葉に一気にテンションが下がりました。死に関わる職業は確かに複雑だし難しいし、嫌悪感があるのは想像に難くありません。ですが、誰もが等しく迎える「死」を仕事にして「けがらわしい」とはどういう事なのか。映画ではもちろん、この本でもいい奥様に描かれているのでしょうけど、私にはあり得ない言葉でした。その後変わってくれたようなので何とか安心して読了しました。

  • #bookoff

  • すごく良かった。映画も見ておらず何の先入観もなく見たが、主人公が仕事に誇りを持っていく過程に共感できた。先日祖母が亡くなりその時の納棺士の方がそれはそれは丁寧に祖母の湯灌(ゆかん)の儀をして下さって身体をキレイにしてお化粧をして下さるのを見、この小説の事を思い出し読み返して、更に本当に素敵な物語だと思えた。

  • いろんな形で、人は旅立つ。
    そのお手伝い。
    心をこめて見送る作業。

    以前の会葬の際、配られた冊子には
    「塩でお清めする必要はありません。
     死は穢れではないのです」
    そんなことが書かれていた。

    たぶん、そういうこと。

    これ、映画作品のノベライズだと思うんですけど、
    それ故か文章がちとアレなんで、
    和書としての評価はこれにしときます。

  • 奥さんが魅力的。軽やかで朗らか。
    こういった職業には偏見が付き物。
    お金儲けに見えるから?死に対する恐怖から?私自身も少なからず持っていた。でも、こんなに真摯な人達もいるんだ、すごく人を想う仕事なんだと知れて良かった。

  • 日々の生活の営みと、死をもって振り返る家族との絆に温かな実感を持ちました。

  • じんわり感動する

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著者プロフィール

作家・ライター。主な作品に『DOG SIGNAL ひよっこドッグトレーナーはじめます!』『世界はとつぜん変わってしまう? もし、「あたりまえ」の毎日が、ある日とつぜんうしなわれたら?をかんがえる本。』『レシピにたくした料理人の夢 難病で日を使えない少年』(すべて角川つばさ文庫)など。

「2023年 『日本植物学の父 牧野富太郎 「好き」を追い続けたぼくの話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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