灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 595
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512915

感想・レビュー・書評

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  • 「人類は衰退しました」が
    面白かったので
    こちらも買ってみた。

    ラストが少し唐突だったかも
    しれないけど
    嫌いじゃないなぁ…

  • 去年の九月17日付けのレシートが入ってる、、、読んだ記憶はないとか。

  • 感想のみ。
    気づけば一気に読み終えてしまいました。読み終わった後に、人と年齢によって印象がだいぶ変わる作品だろうなと思いました。
    主人公とヒロインの性格は両極端。ですが、どちらにも不思議な親近感がわきました。
    読みながら考えていたことは、正しいこと=空気を読むことではない。では、正しいこととは何なんだろうか。正しさや正義などあるのだろうか…。

    後半20ページ頃から急にホラーに思えました。楽しかったけど怖い感じ。前半も十分にホラーではあるのですが…。
    ちなみに「廃墟」は経験したことがありません。

    生徒会長と中目黒が好きです。

  • 面白いです。一気読みしました。
    内容についてあれこれ語るのは無粋というものでしょう。

    終盤が若干物足りない感じがしましたがこれは無いものねだりなのかな。

  • すごく久しぶりのラノベ!

    細かいテンポで刻む文章がラノベならでは?なのか?

    現代っ子のゆとりな空気間、連帯感が意外と分かっちゃったりしてイッライラした。
    小説だからすごく凝縮されているけど、いや確かに当たっている。

    最後のラノベ独特の無理くりまとめた感が残念。

  • 『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』と表面的には似ているけど、扱われているものはぜんぜん別物だった。

    こちらはもっと「政治」的な学園コメディで、スクールカーストによる集団同士の対立構造はなく「集団」と「個」が対立している。

    一人一人だと普通に話せる生徒であるのに、集団になったとたんに愚劣に堕落していくクラスメイトたちの、目には見えぬ力。

    それを作中では「空気」と言い、主人公とヒロインの小早川さんは、衝突をくり返しながらこれと戦っていくのだけど、さすが田中ロミオ先生。一筋縄ではいかせない。

    人の顔色をうかがってばかりの世渡り上手な主人公が、融通のきかない小早川さんに心惹かれていく過程が、熱くて青春でキュンとした。

    ただ、ラストで不自然なほど急速にクラスがまとまる展開が白々しく、何か大人の事情という「政治」を勘ぐってしまった。

    そういうメタですか? 面白かったけど、ラストだけ不気味です。

  • 「空気」の暴力性をこれほど凶悪に描き出したのは凄いと思う
    ラストの展開とか恋愛描写がいまいち不足していたようにも思うけどそこはメインじゃないし目を瞑ろう

  • 「政治」を学ぶのに、今の地域の学校にいく必要ってあるんだろうか?

    そんな風に思った本なんで、他の人に読ませたいんだが、いかんせんラノベなのでそこに集中されると困るんだよね……

    どうなんでしょう?

    面白くて一気に読んだけれど。

  • 田中ロミオの書く「ヒロイン観察系ラブコメ」

    人間関係も勉強もそつなくこなす万事如才ない高校生『飯島直幸』と、常にテンション高め、ガチガチの規律でクラスを混乱に陥れる『小早川千尋』の二人が織り成す物語です。

    発売してすぐに買ったのだが、どうも読む気が湧かなくてほったらかしてた本ですw
    学生時代に生徒会の仕事でもやっておけばよかったなぁと思いました。
    ヒロインはちょっとだけデレます、でも本作では炎の剣を幻視させるほどにツンツンしてる小早川さんを楽しむのがいいかもしれません。

  •  『人類は衰退しました』が面白かったから、田中ロミオさんの他の本も読んでみようかなと思って、読んでみました。
     クラスの様子が自分も似たようなことを見たり経験したことあるなあと思ったりしました(学級崩壊は見たことも経験したこともありませんが)。クラスメイトが協力的でないために、2人で奔走しているのは応援したくなりました。
     あと、文化祭の出し物を決めるときのやり取りなんかが面白かったです。妙に息ぴったりで動画の中の気合の入った文化祭の出し物についてコメントしたり、研究発表はつまんないよねとか休憩所は嫌だよねとか言い合ったり。
     最後の方はもう何ページが増やして、もう少し細かく書いてあったらもっと良かったかなと思わないでも無いですが、今のままでも十分に面白かったです。

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著者プロフィール

小説家・ゲームシナリオライター。代表作『CROSS†CHANNEL』『人類は衰退しました』『Rewrite』(竜騎士07、都乃河勇人との共著)『ミサイルとプランクトン』など多数。

「2016年 『アウトロー・ワンダーランド 1 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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