プリンセスハーツ~誰も代わりにはなれないの巻~ (小学館ルルル文庫 た 1-7)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094521412

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ6作目。

  • マシアス過去が凄い。そして失踪。さらに弟出てきた!と展開していって退屈しない。弟の懐へのもぐりこみ方が巧妙で怖い。仮面夫婦は中々いちゃついてくれず、すれ違いばかり。もう1組の仮面夫婦のサラとケイカのいちゃつきぶりにちょっと癒された。

  • 6巻目。
    前回でオズマニアの件はひとまず片付きましたが、今回は、前半にマシアスの過去が描かれてます。僧兵時代の彼ですが、現在の彼とは別人のようです。
    そんな彼の過去を知る弟子が現れたことで、なんとマシアスがいなくなってしまいました。

    ルシードは、渋々牢から出した弟リドリスが、王位継承権を辞退し、自分に好意的だったことで、マシアスのいない穴を埋めてしまってますが、ジルはなんか納得いかないようです。
    たぶん、あとから来たポッと出に、自分の居場所を取られた感じがしての嫉妬でしょうか。

    ジルとルシードの関係も、「可愛がる」という単語にめちゃめちゃ反応してます。ジルも育った街が街なんだから、それほど鈍いとは思えないだけどなぁ。小学生のような反応、ちょっと飽きてきました。

    最後には、ジルの姉であるキキが、猫として暮らす王宮の話が入ってますが、これが本編にどう関係してくるのか・・・。うーん、なんか話が広がってきすぎて、これは途中で間をあけると、忘れてしまうパターンになりそうです。

    ラストが出てから一気読みの方がよかったかな?

  • 裏設定、とことん知りたくなる今日この頃。

    オズマニアはあんなにたくさん出るのに、ゾルタークとメリルローズは一体、いつになったら正体を現すのやら。

  • プリンセスハーツ6巻です。

    このシリーズ好きなのですが、世界観が壮大すぎて、謎が多すぎて、新刊出るたびに新刊だけ読んでる私としては、ちょっとついていけないのですよ。だから評価★★★
    どっぷり読んだら、楽しいはずなんだけどな。。。

    今回は”時計”マシアスの過去が明らかに。
    みんな何かを背負っているんだね。
    ここのところ、いろいろなラノベを読み散らかしながら考えているのですが、人間の一番の大敵は、欲と孤独とどちらかと。
    欲のためには残虐にもなれるけれど、欲は言い換えれば向上心でもあるわけで、それがなかったら人間は発展しない。逆に孤独は、ある時は人間を成長させるかもしれないけれど、それ以上に、目を曇らせたり、心を壊したりしてしまうから、やっぱり孤独なのかなぁと思う今日この頃。

    脱線しましたが、このシリーズは、以前他のレーベルから出ていた作品と世界観を共有しているというか、歴史的・地理的につながりを持っているらしく、しかし絶版で手に入らないものもあるとかで(ぜんぶ伝聞形なあたり、もうちょっとちゃんとしなくちゃ)そのあたりを、まとめて愛蔵版としてがっつり出していただきたい。

    新刊出るたびに読むべきか、積んでおくべきか迷うシリーズです。

    しかしこの仮面夫婦、もうちょっといちゃこらしてもいいんじゃないですかね?

著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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