躍動する絵に舌を巻く 信貴山縁起絵巻 (アートセレクション)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096070208

作品紹介・あらすじ

日本四大絵巻のひとつ、国宝「信貴山縁起絵巻」。その全てを、物語の解読や、絵のみどころ、時代背景などから多角的に紹介します。並はずれた法力をもつ信貴山の僧・命蓮は、強欲者の米倉を飛行機のように飛ばしたり、重病の帝を祈祷で治したりしては、人々を驚かせ、大騒動を引き起こしていたという。この不思議で愉快な伝説を言葉と絵で記したのが「信貴山縁起絵巻」です。平安時代のSFアニメとも、日本一面白い絵巻ともいわれ、現代人が読んでも深く感動します。本書では全長35メートルの全編をオールカラーで収録し、拡大図版では色彩や質感を美しく再現。名場面には、わかりやすい解説を付します。

感想・レビュー・書評

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  • 絵巻って今までちゃんと見たことなかったけど,面白い。話は解説がないとわからないし,絵の見どころも解説があるからやっとわかるという状況ではあったけど・・・。この解説,ときどきものすごく高揚してる時があって,「ほんとに絵巻が好きなんですねえ」とヘンに感心してしまった。私が面白かったのは,絵の中で,動きを示す表現方法が,現代の漫画に近い,ということ。西洋でもそういったことがあるんだろうか?そして,本を読むようにぱらぱらめくるんじゃなくて,巻物だからスクロールですよ。スクロールするからこそ時間の流れが表現できているし,続きが気になる,ということらしい。昔の本は,基本的に巻物だったから,和綴じの本が出てきたときには,やっぱり「巻物の方が読みやすいのに・・・」と思った人もいるんじゃないのかなあ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「巻物の方が読みやすいのに・・・」
      それだったら、面白いですね。

      「西洋でもそういったことが」
      ロドルフ・テプフェール Rodol...
      「巻物の方が読みやすいのに・・・」
      それだったら、面白いですね。

      「西洋でもそういったことが」
      ロドルフ・テプフェール Rodolphe Töpfferで画像検索すると、コマ割した絵が出てきます。
      法政大学出版局より「テプフェール マンガの発明」刊行予定
      2014/03/18
  • 解説を読みながら見るとえらくドラマティック

  • 解説が読みやすかった。絵が生き生きとしてるところが好き。

  • 祝・寅年ということで、訪れた奈良と大阪の県境にある信貴山。
    聖徳太子が戦勝祈願した際に、毘沙門天さんがおりてきて秘策を授けたのがこの地。
    勝たせてくれたお礼に四天王寺を建立したのだとか。

    いや、そんなこたぁどうでもいいのです。
    信貴山縁起絵巻。おもしろござりますなぁ…

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