読書進化論‾人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか‾ (小学館101新書)

著者 :
  • 小学館
2.96
  • (34)
  • (95)
  • (386)
  • (108)
  • (42)
本棚登録 : 1489
感想 : 249
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250011

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容にそれほど新鮮な考え方は見当たらなかった。

    けれども、mixi上の自らの著書に対する反応が載っていたり、勝間さんが書店に行った時の行動が図とともに載っているのは新鮮だった。

    巻末の「私を進化させた20人の著者」を見るだけで良いかも。

  • 勝間さんの読書に関する思いが書かれている本。
    本を読む側にたって、読書を通していかにして成功や自由を手に入れるための知識、考え方を学ぶことが重要か、また逆に本を書く立場に立ってアウトプットすることの大切さや相手に分かりやすく説明する訓練の大切さを強調している。

  • 勝間和代氏の著書は、何気に初めて読みました。

    恐らく、他に読むべき本がたくさんあるのだとは思いますが、
    まずは読みやすそうな新書にしました。

    結論としては、アマゾンのレビューの中にもありましたが、

    勝間さんの本に対する思いが書かれていて、
    エッセイのように感じました。


    でも本の探し方、読み方、書き方などについては
    万遍なくさらりと触れられていますし、
    膨大な数の参考書籍が掲載されていますから、

    その意味ではとても有益と言えるかも知れません。

  • なんとなく読まず嫌い?だった勝間女史の本を読んでみた。タイトルの印象と中身がちょっと違うなと思った。まだわからないのでもう何冊か読んでみようと思う。

  • タイトル『読書進化論:人はウェブで変わるか。本はウェブに負けたのか』と内容があまり一致していないと思います。
    著者の『出版戦略論』,『出版体験論』といった感じです。

    読書について知りたい人よりは,出版について知りたい人向け?

  • フレームワークという単語が何の説明もなく出てきて、頻発するのがちょっと気になります。
    既カツマー向けに書かれているのかなと思えます。
    私としては、カツマーのコメントが十数ページ続くあたりで、冷めてしまったんです。

  • 目次

    はじめに
    勝間和代著作一覧
    序章 成功や自由は、読書で手に入れる
    インターネットと本
    本ほど人生の疑似体験ができる身近なツールはほかにない
    本は「成功への投資」
     
    第一章      人を進化させる読書がある
     ウェブ時代の本と書店の再定義/自分を進化させる本とのリアルな出合い方
    読者が進化して著者になると、上場株(=パブリックな人材)になる
     ウェブで発見され、約1年で150万部の売り上げに
     再現性が高い本は読者に“ご利益”をもたらす
    勝間式 書店ぶらぶら歩き(1) 「リブロ青山店」編
     
    第二章   進化している「読む」技術
     フレームワークがない読書は身につきにくい
     本選び基準のひとつは「ウェブや友だちの話より質が高いかどうか」
     良書との出会いが読書体験を豊かにする秘訣
     自分の読書レベルに合った読み進め方がある
     多読や速読など、「読む」技術について
     「読んでおしまいにしない」が究極の技術
     
    第三章    「書く」人も進化する
     深い話を広く伝える手段として、本は最もリーズナブルな流通形態
     文章力はブログやメールで進化させることができる
     書店は宝の山。“本のコンシェルジュ”を活用するのも手
     勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術
     技術(1)「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して、親しみを持たせる
     技術(2)「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
     技術(3)「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
     技術(4)「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく
     ウェブで発見されて著者に進化するには
     
    第四章「売る」仕組みを進化させる
     出版業界は「プレイス」と「プロモーション」が弱い
     好循環を生む基本的な仕組みは「まじめに作って、まじめに売る」
     「著者ブランド」を最大限に活用する
     リアル書店とネット書店の特徴を生かした「売る」仕組み作りを
     ウェブの活用、チャネルの再考…まだある、出版社にできること
    勝間式書店ぶらぶら歩き(2)「丸善丸の内本店」編
     
    終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ
     読書の進化形、印税寄付プログラム<Chabo!(チャボ)>
     すべての人にフェア(公平)な可能性を秘めている「読書」の世界
     
    私を進化させた20人の著者
    巻末資料
    おわりに


    1208処分

  • 勝間さんも指摘されているように、読書は最も効率的に安価にできる知識習得法だと思います。インターネットが発達して調べればだれでも同じものに到達する情報は、より簡単に入手できるようになりましたが、それでも読書の重要性は昔と変わらず重要なものだと思います。

    また、読書は疑似体験ができる(p55)という意味でも、貴重なツールだと思います。この本の中でも多くの本が紹介されていますが、つくづく勝間さんは多くの本を読まれているようです。それらの情報がこの本を読むだけで得られるだけでも、この本を読んだメリットがあったと思います。

    以下はためになったポイントです。

    ・本は、自分を表現し流通させるメディアとして、ウェブよりもはるかにフォーマットが安定している(p28)

    ・「マイクロトレンド」は、既存のフレームワークからはみだした新しいトピックといえるトレンドを40項目以上紹介している(p39)

    ・本のいいところは、映画やDVDと違って自分で読むスピードをコントロールできるところである(p89)

    ・読書に必要な基礎体力を身につけた上で、初めてフォトリーディングなどの速読が有効になる(p96)

    ・丸ごとすべて読む読書は現代の時代感覚に合わない、いまやウェブと同じ感覚で、リラックスしながら必要なところだけを抽出して読んでよい(p121)

    ・本を書くには、10万字分にしても薄まらないくらいの、他人の経験よりも「広い」「深い」経験をすべきである(p127)

    ・良いメールを書くコツは、最初の2~3行に相手を捕らえる文章があり、そのあとに伝えたい内容があって、最後に相手にどういうアクションをしてほしいかというガイドがあるもの(p132)

    ・ わかりやすく書く技術の共通技術は、1)自分の事例を利用する、2)役に立つフレーズを入れる、3)共通体験、流通している言葉を使う、4)コンテンツと編集力で進化する(p136)

    ・目標を書くだけで終わりにせず、「行動の指針」に落とす=明日私は具体的に何をするか、という問いに答えられる程度に考えるのが重要(p143)

    ・相手に伝えたいものを得るには、1)自分で体験する、2)人に聞く、3)本で読む、の3つしかない(p146)

    ・漫画は漫画雑誌に掲載されるかで勝負が決まってしまうが、ビジネス書は単行本の著者同士が対等な立場で戦うことができる(p226)

  • 著者の本の選び方がいくつか書かれてあり参考になりました。(特に題名・はじめに・メッセージなどから読者に分からせる努力をしているかなど) ただ本の大部分がコミュニティの人の感想や勝間本の紹介なのでそこら辺に抵抗を感じる人がいるかと思います。ただ、最近こうしたアピールも著者のプロモーション戦略なのではと思うようになってきました。

  • ブックオフで著者買い。
    うーん、なんかなー、何が言いたいんだかわからない。
    今まで自分がどう売れたか、という自慢話にしか聞こえないかも。
    ちなみに自分はカツマーです。

    うーん、この本からあえて学べるところは、ブログ等を書くことで、文章力が身に付くてところか。
    いや、自分はブログは書かないことにしてるし。
    あ、あった。
    勝間さんは自分はふつうの人で努力によってここまできた、とよく言うけれど、小さいころから本の虫だったようですね。
    その時点でいわゆるふつうの人とはやはり違う、下地があったんだ、ということ。
    やっぱり言っていることのレベルが高いのはそういった背景があるからなのね、と知ることができました。

    でも実生活へ応用できる考えは・・・
    何を得たんだろう、この本を読んで・・

全249件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

勝間和代の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
J・モーティマー...
フィリップ・マグ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×