- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251957
感想・レビュー・書評
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森内俊之竜王・名人の棋書以外の本。
森内さんは自己を語らない人であるが、自戦記に少しずつ出てきた内容がこの本ではしっかり語られていると思う。
覆す力とは、他人と競うのではなく、昨日の自分を覆して、成長していくことである。
森内さんが「ジャパンナレッジ」を使っていると書いてあった。棋士も将棋以外の情報を使いこなす時代になっているのが分かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
棋士本は面白いよね。森内名人のメンタリティは天才を仰ぎ見るだけの凡百と不屈の才人との差を証明する重要な要素だ。
経済学者の小島先生が書いてた「森内は数学者、ハブは物理学者」っていう喩は秀逸の極みだが、その観点で両者の将棋観を比較するのも面白い。 -
20140302 勝つためにどうするか、自分の性格や経験からわかりやすく説明されている。色々な面で参考になると思う。
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現在の将棋界の頂点に立つ森内竜王・名人がこれまでの歩みをふり返っている。同世代に羽生という大スターが存在していたことで、自分の才能やポジションを自覚し、それに応じた努力をしてきたことを述べている。勝負に対する考え方は参考になる部分がある。
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非常に面白かった。筆者の森内俊之名人は口数が少なく、一般書にて考えを知ることができるのはとても良かった。
渡辺二冠の著書からみても、こちらから見ても羽生善治三冠は特別なものであることが理解できた。
同じ土俵に立つ人間が評価するものは、外野からの凄みとはまた別の言いようのない高揚感を持った評価になる。
面白かった。