世界史としての日本史 (小学館新書)

  • 225人登録
  • 3.85評価
    • (15)
    • (34)
    • (22)
    • (2)
    • (0)
  • 34レビュー
  • 小学館 (2016年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252800

世界史としての日本史 (小学館新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 稀代の教養人である半藤・出口両氏の対談本。

    まず、両氏の尋常ならざる読書量に驚かされる。
    そして、自分の不勉強さと無教養を思い知らされる。

    主たるテーマは、近現代の日本を、世界史の流れと結びつけて捉えることにある。
    両氏の語る内容は、現代(日本)社会の抱える問題点を浮き彫りにする、極めて深いものであるが、それでいて非常に分かりやすい。

    とにかく「多く」かつ「深く」読書をしようと思わされた。

  • 出口治明氏と半藤一利氏による対談集。

    半藤一利氏は割と専門的だけど、出口治明氏の方は偏りがある感が。

  • 日露戦争は、海軍こそバルチック艦隊を全滅させ華々しい勝利を飾っているが、陸戦の方は、息も絶え絶えというのが現実であった。どうにもないぐらいに兵力がなく、兵站もなければ弾薬も決定的に不足していた。圧倒的に兵力が足りない日本は、戦争に勝ってもロシア軍兵士を結局、逃さざるを得なかった。包囲殲滅戦ができないから、生還したロシア兵は再び組織され、攻撃してくる。さらにはハルビンに30万人という大兵力を集結させていた。もし、講和会議がまとまらなかったら、一気に日本を攻めるという準備さえ整えていたのだ。そんな状況の中、小村寿太郎は、泥沼化しそうな戦争を終わらせたうえ、樺太までぶんどってきている。よくぞ戦争を終結させたと褒められてしかるべきなのに、賠償金を取れないとは何事かと非難されている。本当はかろうじて勝っただけという正確な情報を流しておれば、小村を非難する論調は決してなかったはず。連戦連勝だと偏向的な情報ばかりを流す当時の報道が市民を誤った道へと導いてしまった。日本史の中にとじこもっていただけでは、見えなかった視点が世界史を通してクリアーにされている。中ほどには、「日本もかつてはISと同じことをやっていた」といった、そんなトリッキーな章も用意されている。歴史認識の再構築を迫られる一冊。

  • 対談形式なので読みやすいかな・・・なんて思ってたらとんでもなかった。自分の知識不足を痛感させられるばかりで、読みこなすというにはほど遠いレベルだった…。
    この2人のような人を「教養人」「知識人」と呼ぶのだろう。足元には全然及ばないのだが、少しでも近づくべく、もっと勉強しなければ。

  • 半藤一利&出口治明の第二次世界大戦の歴史観についての対談。世界を知るには 「歴史を学ぶ必要がある」「今の日本はズレている、日本特殊論は間違えている ことを認識する」こと

    戦争の歴史を 日本だけの視点でみるのではなく、ヒトラー、スターリンを中心とした 世界全体の視点で 見る


    主なおすすめ本
    ヒトラー「わが闘争」
    アランブロック「ヒトラーとスターリン」
    シュペーア「第三帝国の神殿にて」
    ビーヴァー「第二次世界大戦」

    対談は 2人が乗じる(話しに厚みができる)ものと 1人が引き出す(1人を際立たせる)ものが あると思うが この対談は どちらでもない。テーマはいいのに もったいない気がした

  • 自分がいかに無知か、再認識した。

  • 尊敬する出口さん、昭和史の大家、半藤さんの対談集。
    予想以上に面白かったです

  • 海に囲まれて、独特の歴史を作り上げてきたニッポン。それゆえに日本人は日本史を他の世界と切り離して考えたくなる。それはそれで日本固有の文化、性格を賞賛されることもある。が、その結果、日本はガラパゴス的な発想で世界から置いてけぼりになりがちだ。小さな島に閉じこもらず、グローバルな視点を持とう。まずは世界史の中から日本史を覗いてみよう。というのが本書の趣旨。

    語るべき人は半藤一利と出口治明。非学者の中で歴史を語るべき巨頭といえば、この2人。2人は日本人へ日本史を正しく理解せよと訴える。

    近代において、日本は植民地化されず、自らの手で近代国家体制へ移行することができた。また、大戦の敗戦後もいち早く復興を遂げた。それは誇るべきことで、すばらしいことだ。が、最近の日本はその優越感に浸りすぎている。日本は決して特殊な国じゃないし、日本人は特に優れた民族でもない。多くの失敗もしたし、世界の中で劣っている部分も多くある。

    日本人は司馬遼太郎の「坂の上の雲」で登場するような魅力にあふれた人ばかりじゃない。世界史を勉強することで、新たな日本が見えてくる。

  • レビュー省略

  • 日本史を考える際には、その当時に世界では何が起こっていて日本にどう影響を与えたかということも考えないと本当の意味での理解はできないという当然といえば当然のことだが、日本の歴史教育では、そこがなおざりにされている。

全34件中 1 - 10件を表示

半藤一利の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
ジャレド・ダイア...
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

世界史としての日本史 (小学館新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

世界史としての日本史 (小学館新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

世界史としての日本史 (小学館新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

世界史としての日本史 (小学館新書)の作品紹介

これがいまを生き抜くための教養だ!

世界史の圧倒的教養を誇るライフネット生命会長・出口治明氏と、『日本のいちばん長い日』などで知られる日本近現代史の歴史探偵・半藤一利氏が初対談。「日本は特別な国という思い込みを捨てろ」「なぜ戦争の歴史から目を背けるのか」「アメリカを通してしか世界を見ないのは危険だ」など、日本人の歴史観を覆す世界の見方を伝授。「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。

【編集担当からのおすすめ情報】
本来、日本史は世界史の一部であるはずなのに、学校では別々の科目として教えられてきました。そのため、私たちはどうしても「日本は特別な国」と思ってしまいがちです。しかしいま、世界における日本の地位や立場を正しく知らなければ、この激動から取り残されてしまうことでしょう。「世界史としての日本史」こそが、現代に必要な教養だとわかる一冊です。

世界史としての日本史 (小学館新書)はこんな本です

世界史としての日本史 (小学館新書)のKindle版

ツイートする