- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001012
感想・レビュー・書評
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古典的な書き方でないとこのような繊細さは表せないと思う。
雪国の寒さや寂しさが、女性の温もりや滑らかさを際立たせていて、その中にある光を頼り、縋り、不安定ながらも身を預けたくなる。
彼女らが傍にいない時の心の穴が空いたような気持ちが、とても心細くて不安でたまらなくなる。
いないと寂しいくせに、いる時はいたずらしたくなる。本当は離したくないけれど、一緒になると自分は迷惑をかけてしまうのではないか…。
島村の、不器用な性格と情景とが似合っている。
川端康成さんの作品、他も見てみたくなる。
この時代の空気感というか、多くは語らない雰囲気、とても好き。 -
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驚いたことに、文庫本の写真が、私が登録した時と変わっています。
(内容に触れないでごめんなさい。忘れちゃったの。)
そして、私は伊豆踊り子を...驚いたことに、文庫本の写真が、私が登録した時と変わっています。
(内容に触れないでごめんなさい。忘れちゃったの。)
そして、私は伊豆踊り子を再読した時、ラストを忘れていてびっくりしました。2023/10/17 -
あ、ですよね!?
これ積ん読山から掘り返して読んだのですが、
私が持ってる文庫はまさに雪国!っていう、深々と降り積もる雪の風景です。
だから...あ、ですよね!?
これ積ん読山から掘り返して読んだのですが、
私が持ってる文庫はまさに雪国!っていう、深々と降り積もる雪の風景です。
だから私も今、登録してびっくりです。2023/10/17
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美の表現が極まり一つの美しい芸術作品であった。終始感嘆させられた。
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あや子さん
2021.1.7. フォローに答えて頂き、ありがとうございます!よろしくお願いいたします。あや子さん
2021.1.7. フォローに答えて頂き、ありがとうございます!よろしくお願いいたします。2021/01/07 -
りまのさん
はじめまして、こんにちは。
こちらこそ、いいね!とフォローありがとうございます。とても嬉しく思います。またレビュー拝見させて...りまのさん
はじめまして、こんにちは。
こちらこそ、いいね!とフォローありがとうございます。とても嬉しく思います。またレビュー拝見させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。2021/01/07
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は、日本文学史の中でも屈指の書き出し。余談ながら、富山から東京へ新幹線移動の場合は、越後湯沢で乗り換えなので、越後湯沢の雪深さが現実感としてあらわれてきました。(笑)
実は物語らしい物語はなく、背景や経緯も読んでいてあまりよくわからないのですが(笑)、情感たっぷりに雪国の風景を描写した中で交わされる島村と駒子の会話が、しっとりとした面白い風情を感じさせ、ぐいぐいと引き寄せられました。駒子が島村にまとわりつく様子も嫌味でなく、本来は鬱陶しいはずの言動も(笑)、雪国の景色の中へとけこんでいくような感じ。
四季のうつろいと蛾の生死の有様の対照化や、女性の美を鏡に反映させて描く筆致は見事です。
ラストは余韻がかなり残る終わり方ですが、その後を描いていくよりはむしろ、大舞台の中、情感を最高潮に達したところで終わりにする心憎い演出ではないかな。(笑)しっとりとした美を描く日本映画、といった趣の作品でした。-
2013/05/26
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先日、「川端康成 ・東山魁夷コレクション」という展示会を観てきました。川端コレクションを観ていますと、川端の審美眼を通した「女性像」というも...先日、「川端康成 ・東山魁夷コレクション」という展示会を観てきました。川端コレクションを観ていますと、川端の審美眼を通した「女性像」というものがあるのかなと思いました。2013/05/26
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日本人初のノーベル文学賞を受賞した作家の初期の代表作。
情景描写が美しく、昭和初期の湯沢に自分もいるような感覚でした。
あえて細かく描写されない部分もあり、理解するのには少し時間がかかりましたが、世界観を感じることはできました。
読み終わると、冒頭の一文の意味の深さを感じました。 -
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ベルガモットさん、こちらでもこんばんは。1年ぶりでしょうか。
ここ最近はこの時期に湯沢に行くのですが、今年は行けず。まず子どもの学校が明日ま...ベルガモットさん、こちらでもこんばんは。1年ぶりでしょうか。
ここ最近はこの時期に湯沢に行くのですが、今年は行けず。まず子どもの学校が明日までありますし…(T_T)
今年は、「トンネルを抜けるとそこは……」のリポートができないのが残念(-_-;)(笑)
「雪国」も読まなきゃ!2023/12/24 -
おおお、なおなおさんコメントありがとうございます!
メリークリスマスヾ(*´∀`*)ノ
1年ぶりになるのですね、時が過ぎるのは早いですな...おおお、なおなおさんコメントありがとうございます!
メリークリスマスヾ(*´∀`*)ノ
1年ぶりになるのですね、時が過ぎるのは早いですなあ
お子さんの登校は明日までなんですな、湯沢旅はおあずけだなんて…
北陸旅、妄想で楽しんでます。いつか桜か紅葉の時期に行けたらいいなあと思ってまーす。2023/12/24 -
ベルガモットさん、メリークリスマス!
ほんとに1年経つのが早いですよね。
湯沢に行けない代わりに、スキー場情報を見ております。天気とか積雪状...ベルガモットさん、メリークリスマス!
ほんとに1年経つのが早いですよね。
湯沢に行けない代わりに、スキー場情報を見ております。天気とか積雪状況、スキーライブカメラとか。かえって悲しくなりますが、私も妄想で旅を楽しんでおります(^^)2023/12/24
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久しぶりの再読。
自分が二十歳頃に読んだ時、世界に吸い込まれていく感覚で、とても感動したのを覚えている。
あの頃の私は感性が鋭かったのか。
大人になった今、そこまでの感動は得られなかった。
ただ、文章の美しさ、ひとつひとつの素晴らしい言葉のセンス、情緒たっぷりに描かれる雪国の風景や季節の移ろい。
島村の眼を通して表現される駒子と葉子。
必死に生きる女たちの美しさの表現。
そんなものを少しは感じ取れるようになったのかもしれない。 -
夏?に購入したので
冬になるのを待ち読了
読んでて村上春樹さんの
「ノルウェイの森」を思い出した
どこかふわふわしている主人公
2人のキーとなる魅力的な女性
印象的な火事のシーン
雪
当時の情景や風俗が
あまり上手くイメージ出来ず
昭和が遠くなったと感じた
ブックオフにて購入
うちの方はあまり雪降らなくて
積もるのも珍しいだけに…
一面の銀世界って非日常で、
神秘的で幻想的な世界に思え...
うちの方はあまり雪降らなくて
積もるのも珍しいだけに…
一面の銀世界って非日常で、
神秘的で幻想的な世界に思えて
心惹かれてしまいます…(笑)
雪山といえば、私の場合は
スキー場に少しだけ行った位!
小6頃から20代前半位までの
少しだけしか…行ってませんけど
雪山って綺麗で好きですね…
〈雪国〉名作ですよね…
機会があれば…
良かったら……是非 (笑)
まだ著作権切れてないのですね。
まだ著作権切れてないのですね。
著作権切れてないみたいですね…
著作権切れてないみたいですね…